全固体電池の実用化に大きく前進。 日本の研究機関はチタン酸ランタンリチウムを使い、電池のリチウムイオン伝導度を室温で4倍、低温で10倍向上させることに成功した。イオン伝導は電池の性質に関わるもの。これまでリチウムイオン伝導性の悪さが実用化の課題だった為、ブレイクスルーとなる発明だ。
【訂正】下水輸入量→原油輸入量
「藻類が日本を産油国にする」 この言葉が現実となってきた。 藻類を使った原油精製について、藻の種類を変えて下水で培養する事で圧倒的効率化を実現。日本の下水1/3を使い、1億3600万tの原油精製(日本の年間下水輸入量と同量)ができる。 実用化すれば、世界のエネルギー業界に革命が起きる。
新潟県沖の表層型メタンハイドレートの採掘に向けた調査が始まった。上越海丘など計4地点の試料採取が行われる。1地点で約6億㎥のメタハイがあるとされる。経産省などは23年まで調査研究をし、その後試掘を開始する。日本近海には多くのメタハイがあり、最低でも120兆円の経済価値があるとされる。
東北大等はナトリウムイオン電池の容量を4倍にすることに成功した。 負極を3Dプリンターで作製し、イオンを通りやすくし、発電効率を上げた。さらに電池製造コスト削減にも繋がる。 無尽蔵に取れるナトリウム。リチウムを輸入する日本には嬉しい成果だ。日本の電気自動車の躍進にも繋がりそうだ。
理研等は昆虫と機械を融合した「サイボーグ昆虫」の作製に成功した。 寿命2年以上のマダガスカルゴキブリに制御装置と太陽電池を装着。昆虫の動きも制限しない。 昆虫型ロボットよりコストが安く、サイボーグ昆虫の研究は世界中で進む。人による操作もでき災害現場や危険地域の調査に役立つとされる。
日本発、ノーベル賞候補の次世代電池「ペロブスカイト太陽光電池」 従来型の1/500の光で発電でき、曇り・雨・室内でも使用可。最高0.1μmの薄さでフィルムとして様々な場所で使用可。世界中で研究が行われており、2035年には市場規模8500億円の予測。 日本生まれの技術が地球のエネルギー問題を救う。
日本のベンチャー企業チャレナジーが台風でも発電可能な「マグナス式風力発電」を開発しています。 既存のプロペラ式は風速25mが限界ですが、40mまで発電可能。2025年には100kwの中型機を量産し、台風の多い地域に配備される。東南アジアなど台風の多い地域では大きな需要が見込めそうだ。
世界で注目される核融合発電。実用化に向けて進む国際共同プロジェクト「イーター計画」。 実はここで使われる実験炉は日本が1970年代に世界で初めて開発したトカマク炉という方法を採用している。また、巨大コイルも日本で作られたもの。組織のトップも日本人。 核融合における日本の存在感は大きい。
物質・材料研究機構は発電効率20%以上で1000時間以上の連続発電を行えるペロブスカイト太陽電池を開発した。この電池はプラスチック上に作製可能で、電池の軽量化も可能にした。 ペロブスカイト太陽電池は日本が開発したノーベル賞候補の次世代電池。フィルム型もあり柱や壁にも柔軟に設置ができる。
2022年8月、世界初の核融合発電試験プラント「UNITY」の建設が開始した。 建設は京都フュージョニアリング㍿。完成は2023年で熱の取り出しや発電など一歩先の実証を行う。核融合発電は水素生成・火星探査等にも応用可能な夢の技術。2035年までに市場規模1兆円超えと言われ、日本が世界をリードする。 twitter.com/hitsuji_bright…
日本が世界をリードする夢の発電「核融合発電」をご存知ですか? 水素1gで石油8t分のエネルギーを作り、安全でCO2も出さない。日本にはJT60SAという世界最大の実験炉があり、年中に世界に先駆けて稼働する。2035年以降には原型炉が作られる予定。実用化すれば、人類は無限のエネルギーを手にする。
世界初、JR東海は電車側で架線電圧を維持する装置を開発した。 電車は架線から電気を集めて動くが、列車本数が増えた際は電圧などが乱れて安定運行の足かせとなっていた。開発した装置により年2000万kwhの電力、1万tのCO2削減、変電所の削減が見込める。日本の列車運行技術は世界でも注目されている。
産総研は空気中の湿度変化をエネルギー源とする「湿度変動電池」を開発した。 図の上層(開放槽)の水分量が変化し、塩分濃度も変わり、発電。機器を置くだけで24時間どこでも発電が可能。また、低電力モーターを2時間半稼働させ、長時間安定した出力もできた。電子機器等の電源として活用が期待される。
清水建設などはコンクリートに塗るとCO2を吸収し、強度も高める技術「DACコート」を開発した。 この技術の肝は、生産段階ではなく既存コンクリートに塗って効果を発揮する点。DACによる国内でのCO2削減ポテンシャルは約3億t。 コンクリの寿命を延ばしてCO2も減らす夢の技術。2026年に実用化の予定。
慶應大がiPS細胞を使ってアルツハイマー患者のミニチュア脳を再現する事に成功しました。直径数ミリの脳を培養液中に浮遊させたまま成長させることに成功。患者の脳と同様な進行を見せており、成果は治療薬の開発や病態の解明に役立つとされている。
東大の研究チームは北海道でプラチナを主成分とする「苫前鉱」という新種の鉱物を発見した。 装飾品としてだけでなく、触媒や電極など工業的にも重要な役割を持ち、希少価値も高いプラチナ。苫前鉱の発見はプラチナが天然でどのように存在するのか解明する手がかりになるという。
日本が世界をリードする夢の発電「宇宙太陽光発電」。宇宙空間に発電衛星を浮かべてマイクロ波で地上の受信機に送る。発電量は1基当り100万kw、24時間発電可能と発電効率も地上の10倍。課題はあるが、日本が世界の最先端を走り、2022年に宇宙空間での実験を本格化。2030年代には大規模実証を開始する。
日本電気硝子が絶対に燃えないかつレアメタルフリーの全固体ナトリウムイオン電池の駆動に成功した。電池材料に無機物を使い発火や有毒物質発生リスクがなくなった。低温での性能低下もなく、充放電による劣化も少ない。リチウムと違い世界中で採れるナトリウム。実用化に大きく近づく世界初の成果だ。
東青ヶ島鉱床は金の品位がやばいのですが、実は最近さらにやばい「天美サイト」という鉱床が見つかりました。 この鉱床は金の量が32.5g/t、沖縄Hakureiサイトの12.3倍、銀は8322g/tで38.5倍(東青ヶ島鉱床は金の量が17g/t)。しかも水深500m-750mに位置しており、浅くて採りやすい。 まさに宝の山です。 twitter.com/hitsuji_bright…
日本中の海底熱水鉱床を一覧にまとめてみました。 海底熱水鉱床は水深1000m~3000mにある鉱床。金や銀などの有用金属を含んだ熱水(250℃~300℃)が海底から噴出し、海水で急冷されることで析出・沈殿して形成される。日本には未発見のものを含めて約200か所あるとされ、経済価値は約80兆円にもなる。
超高濃度の金を含むこの熱水鉱床について、海洋研究開発機構は5回に渡る調査を実施しています。 調査で採取した鉱物を分析したところ、金の濃度は高いもので170ppmもありました。陸上の金鉱山では数ppmもあれば採算がとれると言われていますから、この鉱床がどれだけ高品位の金を含むかがわかります。 twitter.com/hitsuji_bright…
日本発、世界の常識を変える「ミュオグラフィ」技術。 宇宙から飛来し、数kmの岩盤を貫通する「ミュオン」を使用した観測技術。既に火山やピラミッド内部の観測に成功済で、今後は東京湾下の南関東ガス田や資源開発への応用が期待される。世界有数の海底資源大国である日本にとってはかなりの朗報だ。