世界初、エビ養殖バイオマス発電 工学院大等は東南アジアで社会問題化するバイオマス汚泥に着目 エビ養殖とバイオマス発電を組み合わせ、エビを増産しつつ発電する"エビ養殖システム"を開発。環境・エネルギー問題解決に貢献する大発明だ 中国やインドでも活用できれば大きなビジネスチャンスとなる
地球温暖化や化石燃料の枯渇という問題を全て解決する"人工光合成" 太陽光とCO2で化石燃料を作る研究は世界中で進められているが、光触媒にはレアメタルが必要で、規模やコスト面で課題があった。 今回、神戸大等はレアメタル不要の触媒材料を開発。人工光合成開発のブレイクスルーとなる大発明だ。
日本が世界に誇る"光触媒" 光触媒は1970年代に日本で発明された技術。酸化チタンに光を当てると汚れや菌が無害な水やCO2に変わる。この抗菌作用は大気浄化や建築材等にも応用されている。 水中では水素と酸素を無限に作る為、最近は人工光合成技術としても期待される。水素社会に不可欠な夢の技術だ
三菱マテリアルなどは新種の"酸化スズ"の合成に成功した。従来の酸化スズより幅広い可視光線を吸収でき、二酸化炭素を一酸化炭素に還元できる。その為、"人工光合成'"への応用が可能。 また、今回の知見を応用すれば未知の新物質の合成にも繋がると期待される。 日本の科学力はまだまだ健在のようだ。
我々が把握する物質は全宇宙の"たったの4%"だけ 23%は目に見えない物質"ダークマター"で、73%は宇宙を膨張させるダークエネルギー 未知の物質発見の為、国際リニアコライダー計画が進む。光速で電子をぶつけ、人為的にビックバンを起こす。日本が実験の最有力候補地で、成功なら科学の歴史を変える。
日本の島が"倍増"した 国土地理院が新たに外周100m超え(満潮時)の島の数を計測し、6852島から14125島に修正された。これは観測技術の大幅な進歩によるもの。領土領海に変化はないが、漁業権保護や離島防衛に役立つとされる。 尚、世界の島ランキングでも8位からインドネシアを超えて4位となる見込み
"人類をエネルギーから解放する"核融合発電。その発電量は原発の4倍以上、燃料1gで石油8t分。実は核融合では日本が世界の開発を主導。 唯一の欠点は原料の三重水素が高価で放射物質を出す点。しかし今回、日米研究機関は新たにホウ素で核融合に成功し課題を克服。 この分野での日本の躍進が止まらない
世界の石油不足を日本が解決する⁉︎ 世界の石油はこのままではあと50年程で枯渇する。 そんな中、日本企業は水とCO2で石油を作る"人工石油"を開発。既に実証試験を実施済で、電気自動車の充電にも成功した。現在の約1/10程の価格で軽油が作れる。 日本を産油国・原油輸出国に変貌させうる夢の技術だ
"日本を産油国にする"として話題の藻類バイオマスエネルギー 生産効率が高く、世界年間石油需要を賄うのに必要な耕作面積は、世界の耕作面積比で1.8%、とうもろこし(1430%)と比べると差は歴然 今日本では下水で藻類エネルギーを作る技術開発が進む。低コストで全国1/3の下水で国内原油輸入量を賄える
日本のお家芸、全固体電池。 リチウム電池の3倍の蓄電量で安全性も高い次世代電池。世界の特許数でも4位のサムスン以外のTOP5は全て日本企業だ。 今回、電池大手マクセルは世界で初めて産業用全固体電池の量産を始める。夏に工場ロボット用に生産を始め、2030年には300億円の売上を目指す計画だ。
船上から音波を発して深海の熱水鉱床を見つける音波探査。これまで伊豆小笠原地域でのみ何故か利用できなかった(現在も原因は未解明)。 しかし、より高周波な音波を使い伊豆小笠原地域でも初めて地形探査に成功。海上から効率良く調査ができる為、今後は同地域での熱水鉱床発見が相次ぐ可能性がある。
現在は化石由来の燃料が採用されている航空機。脱炭素の流れを受け、今後は化石燃料比でCO2を80%も削減するSAF(持続可能な航空燃料)が主流になる。 東芝は大気中のCO2を回収してCOを作り、COからSAFを作る技術を開発。つまり、大気から航空燃料を作る。日本がSAFのパイオニアになる日も近い。
サンゴは海洋生物の25%の住処で、生物多様性に必須だ。さらに、建築資材・医薬品・沖ノ鳥島陸地化等にも使われる。世界約6割のサンゴは日本に密集し、年43兆円以上の経済効果がある。 温暖化で20年後に9割が消滅と予想される中、日本のイノカは世界初の人工産卵に成功。人類にとって大きな功績だ。
琉球大等は燃料電池自動車の普及を飛躍的に拡大させる世界最薄の白金ナノシート触媒を開発。 燃料電池にはナノ粒子触媒が使われていたが、開発された0.5nmの白金ナノシート触媒は従来の2倍の耐久性と触媒活性(化学反応速度)を実現。 今後は実用化に向け、自動車会社と連携した研究開発が進められる。
清水建設はCO2排出量ゼロの地盤改良工法を開発。 地盤改良時に使うセメント系固化剤は大量のCO2排出源だ。代わりに建築資材である溶融スラグを混ぜ、固化剤使用量を60%減らし、CO2を削減。さらに大気中のCO2を吸収したバイオ炭も混ぜ、排出量は実質ゼロに。約30%のコスト削減効果もある驚きの工法だ。
世界初、ペロブスカイト太陽光電池が一般施設に設置される。導入は2025年開業「うめきた駅」。 開発した積水化学はネックだった屋外耐久性を10年迄向上。さらにシートの連続製造プロセスも開発し、発電効率を20%迄向上。 日本発、ノーベル賞候補のこの電池。極薄で物や柱にも設置できる大発明だ。
セラミックスはセメント等の無機材料の事で、重油を燃料に焼成する。 名古屋工大はセラミックスを「メカノケミカル処理」という焼かずに化学反応で作る手法を開発。 CO2を大幅削減、燃料消費も1/10以下にする。強度や転写性に優れ、自動車部品への応用等セラミックスの可能性を大幅に広げる発明だ。
日本は世界一の温泉数、源泉数を誇る。温泉地の数は3133箇所、源泉数は28000もある。温泉数は2位が中国で約3000、3位はトルコの474、4位は米国の400。 日本は地殻プレートが4つも集まる世界有数の火山大国。温泉は火山によってもたらされた日本の資産。世界的にも日本を始めとした火山国に集中する。
レアメタルが眠るのは南鳥島だけではない。鹿児島湾にも希少資源アンチモンが眠る。用途は難燃剤や鉛電池等多岐に渡り、直径1.5kmの海底に5mの深さで90万tが眠る。さらに、同海域には金も25tが埋蔵されている。 2028年に約30億$に達するとされるアンチモン市場。日本が着々と資源大国に近づいている。
日本が本当に小国なのか調べてみた。 ①国土面積:374,744㎢ ⏩世界第61位 ②領海+排他的経済水域:4,470,000㎢ ⏩世界第6位 ③海の体積:158,000,000km³ ⏩世界第4位 ④超深海(水深6,000以深)の体積 ⏩世界第1位 ⑤海岸線:29,751㎞ ⏩世界第6位 国土が少し大きい海洋大国というのが実態の様です。
スウェーデンで埋蔵量100万t以上の欧州最大のレアアース鉱床が発見された。 レアアースはハイテク製品や軍事に必要だが、世界生産の6割が中国に集中。供給不安があった。欧州は98%が中国依存であった為、脱中国が加速する。尚、日本も南鳥島で世界需要数百年分、1600万t以上のレアアースを開発中だ。
スマホ、PC等の電子機器に使う「半導体」はこれからの時代に不可欠だ。 東北大等は植物由来の物質(セルロースナノファイバー)に半導体の特徴を見出すことに成功。レアメタル等の希少資源由来ではなく、植物由来の安価な半導体誕生が現実になる。 森林大国の日本が半導体王国に変貌する大チャンスだ。
世界の水は殆どが海水や氷河の為、飲み水は全体の0.01%しかない。ただでさえ貴重な飲み水だが、人口増加で益々海水淡水化技術の需要は高まっている。 この分野で日本は世界をリードする。特に淡水化処理に使う濾過膜では東レ等の3社で世界シェア5割以上を占める。日本の技術力が世界を席巻している。
将来100兆円以上の市場になると言われ急成長する宇宙産業。しかし、宇宙ゴミのリスクが増大し、1cm以上の物で50万個以上もある。 ゴミ除去では日本が世界をリードしており、㈱アストロケールは21年に世界初の宇宙ゴミ除去衛星「ELSA-d」を、23年に「ADRAS-J」打上げる。莫大な経済効果に繋がりそうだ。