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母は「本とお花と無印良品と私」みたいな人だったんだけれど、うちの実家は築60年の木造住宅かつ義母と同居という母の思い通りの生活とは少し乖離があった為にその隙間に「マルチと宗教と反医療」がスルッと入ってきてしまい悲劇が起きた。今傍目から見ておかしな人も最初からおかしかった訳ではない。
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「他人よりも良く見られたい欲求」が強いと「自分ではどうにもならないコンプレックス」が自分のテリトリーに生まれた場合には詰んでしまう事があるので、気をつけなければいけないと振り返って思う。
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うちの父はカッとなるとすぐに胸ぐらを掴む「DV系男子」だったんだけれど、うちの母もそんな父を背後から襲い肋骨を折ってしまう「暴力系女子」だった為に今思い返せば完全にお似合いな2人であった。
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ちなみにこの2人は20年後に離婚するのだけれど、最後の決戦はちょっとした刑事事件になるほどの規模だったので有終の美を飾るに相応しい結末だった。
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うちの妹は知的障害なんだけれど、料理が本当に上手でプロ並みなんだよね。私が同じレシピを見て同じ様に作っても妹が作る味とは変わってしまう。小中高と友人が1人も出来なかった妹だけれど、今は料理仲間の友人に囲まれて楽しそうにやっている。大人になった方が楽になる人生もある。
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私も大人になってからの人生の方が遥かに楽しいパターンの人だったんだよね。人間関係は選べるし、親とは絶縁出来るし、天国かと思った。初めて死にたいと思ったのは小学2年の時だったんだけれど、あの時に死ななくて本当に良かったとたまに寝る前の布団の中で思うんだよね。学生諸君、大人は最高ぞ。
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「障害者を産み出さない福祉」がある事を米国に来て知った。日本では「命の選別」だと言われてタブー視される障害の忌避がアメリカでは当たり前に起こっている。その上で障害を持っている子が生まれてもそれは福祉でカバーしますよという姿勢が素晴らしいと思った。マネーパワーを随所に感じる。
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アメリカで体外受精をすると受精卵の段階で男女どちらかが分かるし、遺伝子検査で問題がない受精卵(ダウン症等がない)を選んで戻す事が出来る。更に妊娠中のダウン症の検査が無料。療育も幼少期に1,000万からアメリカ政府が支払ってくれるし、日本とは別ベクトルで福祉にお金をかけている印象が強い。 twitter.com/gmamanoikuji/s…
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モラハラする人は相手がモラハラ可能な人間かが見抜けるという。ある人は「腐った魚」とモラハラ出来る側の人間のことを呼んでいた。彼曰く、正常に泳いでいる魚の群れの中に目が死んでいる魚がいるらしい。その個体には経験的に何をしてもOKだったと語った。目が死なないように生きていかねばね。
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「毒親に耐え、虐めに耐え、社会に出てからの理不尽にもなんとなくで耐えてきてようやくここまで来た、ここからは幸せしか待っていない」位の心持ちでいたんだけれど、鬱で全て無になってしまい「一度グシャグシャにした紙が綺麗な紙に戻る事は不可能」という事実を嫌というほどに思い知っている。