「裁量労働」「リモート」の時代だからこそ、30代以降は仕事を上手くサボって副業や投資や転職活動くらい涼しい顔でできないと今後は生き残れないし、大きく稼げる人材にもなれない。そのくらい、社内で地道に頑張ってストレスに耐えて出世を目指しても長期的に得られるメリットが薄くなってしまった。
転職活動中に、現職の仕事を全力でやってる人なんていないでしょ。早く辞めたいと思ってる会社の仕事に全力尽くして残業もして上司からの高評価も得ながら、転職活動でも本気で対策して面接の練習して理想の転職先の内定を勝ち取る?無理無理。全部一度に手に入れようとすると、きっと全部失敗するよ。
え? 在宅勤務で1日8時間も働いてる人いるの? オフィスで雑談してる時間とか「ちょっと今いいですか?」が無くなるんだから、労働時間減るのが普通じゃないの? 「今日は金曜だから14時か15時くらいで皆さん適当に上がってくださいね。私は上がります」と上司から言われない? え? うちの会社だけ?
たまに「自分をボロボロにした前職の会社に復讐したい」「ブラック企業を告発したい」などの相談が来ますが、戦っても意味ないですよ。世の中には自分と相容れない存在は確実にあります。他人は変えられないし、いちいち過敏に反応していたら時間がもったいないです。ハーゲンダッツでも食べましょう。
「本業で結果を出せない人は転職でも上手くいかない」「本業で評価されない人は副業に手を出しても無駄」は20年前の古い価値観です。企業Aと企業Bで求められる「優秀さ」は完全に別物だし、本業と異なる分野に副業で挑戦して成功している人は沢山います。「やっても無駄」は、やらない人の戯れ言です。
まあ、ぶっちゃけ会社員として仕事してる以上は、色んな理不尽や、本音と建前に目をつぶって、狭い組織の中で何とか生き残っていくしかないのだから、そういう意味では仕事の内容や商材より、「気持ち良く働ける環境」「ストレスなく付き合える同僚」が何より大事なのかもしれない。あと、「給料」ね。
「給料が高い会社」は社員のほぼ全ての問題を解決する。「やりがい」とか「成長」以前に、給料がずば抜けて高ければ、多少のストレスや理不尽があっても大抵は我慢できるし、働くモチベーションになる。ただ、その状態が何年も続いて「お金のためだけに働く」ようになると、心が死んでいくんだよなぁ。
某外資系有名企業から転職してきた同僚が、「土日働かなくていいんですか!?」「お盆に連休取ったの、社会人になって初めてです!」「夜にメールが来ない!これ明日の朝までによろしく!って急な仕事頼まれない!本当にすごい!」って感動してて、外資系って仕事大変なところは大変なんだなと思った。
弊社、オンライン会議中に子どもや犬が乱入するどころか、「あ、ごめんなさい、子どもの習い事の時間なので、ちょっと先に抜けますね!」「すみません、今ちょっと外にいて音声だけ聞いてます!何か質問あったらチャットで返事しますねー」みたいなのが当然のように許されてるの、よく考えるとすごい。
会社を選ぶとき、「やりがい」と「給料」で迷うなら絶対に「給料」を取った方が良い。「やりがい」があるかは一定期間働いてみないと確証はないし、同僚との相性や自分の心理状態であっさりひっくり返る。「給料」だけは裏切らない。とりあえず満足できる収入が得られないと「やりがい」もクソもない。
毎日サービス残業したり、休日も働いたりすることで結果出す人も、そういう仕事の仕方をしちゃうと他のメンバーに引き継いだ時に業務水準の差が出てしまうから、チーム全体、会社全体にとっては長期的にマイナスなんですよね。前任が社畜だったからって、後任も同じように社畜になれるわけじゃないし。
「外資系は実力主義の厳しい世界だ」みたいなイメージ、ほんの一部の企業に限った話だと思う。給料が高いのは仕事がキツいからではなく、給料を高くしないとみんな他に行ってしまうからというだけだし、逆に言うと、日系企業の給料が低いのは、安月給でもみんな文句言わずに我慢して働いてくれるから。
大手有名企業の内定を獲得し、「○○に内定なんて、すごいね!」と周りから称賛され、親や親戚にも喜ばれ、あまりにも会社の名前ばかり褒められることに強烈な違和感を感じて結局辞退、SNS経由で知ったベンチャーに入社を決めた若者。 その心意気、プライスレス。 3年後にクソ後悔する可能性、100%。
ベンチャー企業を絶賛する人たちって、だいたいベンチャーや中小企業でしか働いたことないんですよね。私の前職の会社は社員30人以下、創業初期で仕事はとても楽しかったですが、明らかに新卒で入るなら大手の方が良いと思いました。ベンチャーの役員や創業者も、経歴見るとみんな大企業出身ですから。
会社員やってると、「嗚呼…こんなに優秀で、経歴も立派で、人間的にも優れた人格者で、仕事の実績も十分にあっても、たまたまポジションに恵まれないと、この程度しか出世できないのか…」と驚くことと、「一体なぜ、このポンコツパワハラ親父がこんなに出世してるんだ?」と思うこと、両方あるよね。
「35歳転職限界説」などと言う人も未だにいますが、転職は、間違いなく20代より30代の方が有利です。10年も働けば、自分の専門分野や業界内のコネなども強くなるし、売りにできる経験がいくらでもあります。35歳過ぎて転職が不利になるのは、20代を棒に振って「キャリアが死んでしまった人」だけです。
ある意味、キャリアって半分くらい「新卒で入った会社」で決まってしまうと思います。 1社目が大手なら、転職でも大手やホワイト企業に入りやすくなるし、1社目の給料が高ければ次の会社の給料も高くなりやすい。何より、社会人最初の5〜10年で何を経験するかで、その後の勝負はほとんどついてしまう。
Facebook、もう40代以上しか使ってないのは周知の事実だけど、久し振りに覗いてみたら、大手企業の役員様がゴルフや旅行写真を投稿→それにワラワラと部下たちがヨイショして沢山のコメントといいね!が付くという地獄が繰り広げられていた。今日もFacebookではサラリーマンたちが「仕事」をしている。
最近、「フルリモート希望なのでIT企業に転職を考えています」という人が一定数いますが、リモートのためにIT業界を目指すのは恐らく間違っています。リモートどころか客先常駐のエンジニアもたくさんいます。どちらかというと、業界問わず「フルリモート主体の会社」を企業単位で探した方が良いです。
フルリモートって、自分一人でテキパキ仕事を組み立てて周りとコミュニケーション取れる人なら最高の環境だけど、未経験の転職直後とか新卒1年目でいきなりフルリモートで放置されたら、ほとんどの人は孤独すぎて泣くと思う。弊社でも、リモートで働いてる新卒が病気休職したり早期離職したりしてる。
会社を辞めるとき、自分にとっては人生の一大事で感極まってたりするんだけど、意外と「見送る側」にとっては目の前の仕事片付ける方が大事で、今日社員が1人辞めるとか辞めないとかどうでもよかったりするから、あまり大袈裟に考えない方が良いです。自分1人いなくなっても職場は大して変わりません。
志望動機の9割は、嘘です。 そんなことは、面接官もわかっています。 志望動機の質問は「本音」を聞いているわけではなく、「志望動機」という確実に聞かれると予想可能な「事前課題」を通じて、「なるほど」と納得できるロジックをわかりやすく語る能力のある人物かどうかを見ているのに過ぎません。
社内の昇進の状況見てると、結局は出世して偉くなっていくのって、「会社の利益に大きく貢献した功労者」でも「チームから信頼の厚い人格者」でもなく、「花形部署で目立つ仕事をして上から気に入られた人」なんだなぁ、とつくづく思います。本当に、ビジネスの成功に「実力」はあまり関係ないなぁと。
私は2010年新卒入社の世代なので、社会人13年目、同期は35歳〜38歳くらいなんですが、社内で出世街道を駆ける人、私みたいに転職して年収上げた人、起業して成功してる人が一定数いる一方、既に窓際族と化した人、無職でフラフラしてる人もいて、最初の10年で、キャリアはほぼ決まったんだと思います。
今まで4回転職してきて本当に思うのは、平均年収500万円の職場も、平均年収1,000万円の職場も、そこで働く社員の能力はほとんど変わらない。びっくりするくらい変わらない。でも、周りはそうは見ないから、社会的、キャリア的には明確な差がついてる。思考停止で長く同じ職場に安住してると損をする。