芦辺 拓(@ashibetaku)さんの人気ツイート(新しい順)

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たぶん単行本収録はされないということで、やっと手に入れた岡野剛先生「マジンガーZ対けっこう仮面」。世代的にぬ~べ~は知らなかったので、このパロディ漫画の発想とキャラの可愛さで注目した。全ては二枚目画像のセリフに共感したゆえだ!
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「警察警察」「自衛隊警察」「歴史警察」に悩まされる同志たちに、評論家巽昌章氏の言葉を: 「考証上のミスが物語の本質にかかわる部分である場合は、事実より作品優先であるから直す必要はない」 「考証上のミスが物語の本質にかかわらない場合は、もとよりどうでもいいのだから無視すればいい」
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日本の政治家が流布したらしい「イギリスの教科書ではアヘン戦争は教えない」という大嘘があるが、それどころか歴史の選択授業では奴隷貿易について生徒が嘔吐したり泣き出したりするような凄惨な実態が教えられるという。してみるとイギリスも自虐史観の国ということになってしまいますが、どうですか twitter.com/jubilee8367/st…
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何度か紹介した少年マガジンスペシャル2号目「人気マンガ家・僕のデビューの時代(とき)」より松本零士先生の頁。ファンの方には申し訳ないが、長らく異色短編とコミカライズの人という印象だったのが、みるみるブレイクしていったころ。すでに40歳を迎え、著名ではあったが遅咲きの人ではなかったか。
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もうだいぶ前かららしいが「さいとう・たかを劇画文化財団」さんのページで『さいとう・たかをの劇画専科 初等科コース』が全文公開されていた。初等科と言いつつ初心者が見たら絶望必至の内容だが、凄まじい方法論の集大成である。みんな、読もう!saito-pro.co.jp/gekigafound_sp…
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鈴木光明先生著『少女まんが入門』(1979)より、ありきたりなストーリー・ワースト10。ひょっとして世代が交代しパターンが一巡して、逆にこれが新鮮に感じられたりはしてないか。なお、スキャナーにかけたら本が割れかけたので、これ以上はやめときます。
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明治39年の『日本文学史辞典』より。かつて探偵小説は、「萌え絵」と大して変わらない扱いでした。それが今はどうでしょう。 twitter.com/odoru_suzume/s…
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阪神淡路大震災ではこうした事実は一切報じられず、一部の人々が「きれいごとを言うな」と怒っただけだった。個人の発信などありえなかった時代。いま思えば、「日本スゲー」のルーツはここではなかったか。どんなときでも秩序と道徳を守る日本人は素晴らしいという嘘に縋ったことが今に繋がっている twitter.com/222Minette/sta…
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この人の凄さは、政府の意向が「国民にマスクを外させろ」なら、何の葛藤も疑問もなくそう主張できること。たぶん家族が罹患してても平気。論理の不備を突かれるのは論客なら嫌なはずだが、恥とも思わない。本物です 三浦瑠麗氏 歯医者手袋ツイートが話題に 論理展開に戸惑い msn.com/ja-jp/news/ent…
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#阪神淡路大震災 あのころより日本はマシになった。災害の際「東京でなくて不幸中の幸いだった」とほざくニュースキャスターや「これで復興特需や!」と喜ぶ評論家はもういない。 でも、あのときそうほざいたキャスターは今も平然とメディアに出てるし、評論家はもう死んだけど反省したとは聞かない
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俗耳になじむ説、というのがあるのです。豆知識や雑学のたぐい。知泉こと杉村喜光さんが苦労してこられたように、A玉B玉とかこけしは子消しといった、妙に腑に落ちてしまう謬説は生命力が強い。キリストの墓が日本にあるとか手垢のついたトンデモ説が、世代交代するとまた受けているのに驚きました。 twitter.com/Haidacutlet/st…
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「知識がない方が個性が生まれる」説で思い出すのは、ミステリという狭いジャンルですらも「トリックは尽きた。これからは人間を描く時代」とか「殺人のないミステリというのはどうだ!」と“大発見”を語る人をくり返し見るはめになったこと。あなた知らないでしょうけど、それもう何十何度目かですから
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知識がない方が個性が生まれる、などという説が流れてきたが、知識があるといいことは「知識なんかなくていい」なんて甘いささやきで人を誤らせる奴は始終現われては消えるということを知っていることですな。
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毎度の話で恐縮ですが、少女を少年漫画の中で活躍させることが困難だったと同様に、少女が冒険活劇の主役となる物語は存在そのものを無視されてきた。この方面の巨人である西條八十は少女ものの大家であったがゆえに、少年-男性読者の目に触れることは稀で、彼のミステリはほぼ埋もれてしまった。 twitter.com/discozombie104…
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ああ、懐かしい。タレント議員の先駆けである野末陳平氏が当選後、公約を問われ「ああ、あれは無理なんですよ。官僚機構は動かせません」とニコやかに答えたのや文化庁長官になった三浦朱門氏が答弁や演説は自分で書くのか訊かれて「そんなの役人が書いたのを読むだけだ」と言ったのが思い出されますね twitter.com/KenAkamatsu/st…
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「書籍化やデビューのためには流行のテンプレに従え」という意見を目にするたび、ああ、あの写真を撮っておけばよかったと後悔します。赤川次郎先生エピゴーネンのユーモアミステリーと西村京太郎先生デッドコピーのトラベルミステリーがどこまでも並んでいた書店の書棚と、それらがきれいに消えた跡を
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実は4コマ漫画は「起承転結」を単純に当てはめるものでないことは、昭和20年代に手塚治虫が指摘しています。「起・承・承・転結」だと。『漫画大学』より。字面にだまされてはいけない好例。 twitter.com/game_sennin/st…
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否定的意見が多いのが驚きですが、手塚治虫『ふしぎ旅行記』など海外渡航が不可能な時代に空想の翼を広げていますし、香山滋の初期怪奇幻想小説も多くが外地を舞台にしています。それが次第に萎縮してゆき、ついに直木賞選考委員が「外国が舞台で外国人しか登場しない小説はおかしい」と言うに至ります twitter.com/shintak400/sta…
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ちょっとここで差し出口をしとくと、もし対中・対米戦争がなかったとしたら、1942年はそれまでのモダニズム文化を積み上げて、1982年ともなだらかな変化で繋がっていた可能性があります。それほど戦前の都市文化は現代に近い高みに達しており、しかし戦争によって全てが粉砕されたことに恐怖を覚えます twitter.com/jiro6663/statu…
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かりに僕が上司で、部下に兼業作家がいたら徹底的にしごき抜きますし、人事なら絶対に小説が書けないような部署に異動させますね。勤務中にほかのことを考えている人間は要らないからです。軽々に兼業作家をすすめる人は「会社」というものを知らないんだと思います。それでもあえてやるなら、お覚悟を
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だから昔のようにバンバン世相批評とか入れていけばいい。そのうちそれが常識になります。 そもそもは「社会問題をマジメに考えるのはダサい、不正に目をつぶり、利権に群がれるオレかっこいい」という時代が続いたせいで、やはり80年代文化はクソ。
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漫画アニメ小説や芸能人の発言に政府批判があると不快がる人たちは…… 昔、新本格を売り出すとき、それまでノベルスに惰性的についていたイラストを廃止したんですよ。そしたら今度はミステリに挿絵がついてると怒りだす人たちが爆誕したのです つまり「知らない」「慣れてない」だけのことなんです
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ソウルの事件から明石歩道橋事故を思い出す人がやはり多いし、「金髪(茶髪)の若者が暴れた」という証言が実は嘘だったのが酷かった。しかもその理由が「髪を染めた若者のせいにすれば信じると思った」であり、そのことが処罰の対象にならなかったのがショックだった。嘘がが罪でない国だと思い知った
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「目から鱗が落ちる」は聖書の言葉なので時代小説に使ってはならないという指摘が流れてきたが、僕も先人に学んで物語世界にふさわしい言葉選びをしたいと思います。画像は野村胡堂『身代り紋三』より。
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「スターシップ・トゥルーパーズ」の国策映画みたいな作りが、原作者ハインラインの自尊自衛思想も含めた愛国マッチョイズムへのおちょくりだとアメリカ人には気づかれなかったと聞いて大笑いしたんだけど、まさか日本人であれをマジメに受け取る人がいるなんて、まさか……でも反応見てると確かになぁ twitter.com/BuniNaitoh/sta…