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午月なので稲荷の話をします。
稲荷の眷属が「白狐」である事は広く知られておりますが、野良猫や野良犬と同様に"飼い主のいない狐"を「野孤(やこ)」と呼びます。厳密には狐だけでなく動物霊の総称として、この呼称を用いる場合が殆どですが、この野孤は意味もなく稲荷の周りに集まる事があります。
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トを提示してきました。
とりあえず拝見しランクを精査したところ、やはりSSRは自殺や心中が独占していて、生きた井戸の上に被せて一軒家を建てていたり、庭の砂利石に廃墓石を使っていたりする物件が、まさかのR判定で、まずはランク精査からやり直ししてもらいました。
担当は随分と驚いていまし
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スニーカーいいね問題、お坊さんだと「そちらのお数珠は、まさか...琥珀?!」「えぇ、先代の形見(当時で100万円)でして」「これは凄い!良い物を拝ませて頂きました」「いえいえ。ん?そのお数珠は、まさか...象牙?!(当時で50万円)」と、ごく稀に爆裂高価格帯お数珠の披露合戦みたいになる時がある
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一応追記しておきますが、仮に寺に来て頂いた場合、まずは「もうふざけて心霊スポットに行くのをやめる」事を誓って頂くのが大事だと思っています。結果として自分では何も出来ず、寺などに頼るしかないのであれば、初めからそんな状況になる事をしないのが1番の対策ですよね。
ただでさえ夏場は
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何も知らない「無宗教」は完全に別物で、後者はただのノーガードだって事です。もっといえば攻め方も守り方も知らないノーガードです。
そりゃあ格好の餌食、カモなわけです。
あとは「何者でもない中年」に「あなたは特別だ」と言えば終わり
というパターンを何度も何度も見ましたね。
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ご承知の通りの繁忙期ですので、余計な仕事を増やさないで頂きたい所です。電話1本取るのも人間1人使うわけですからね。
ちなみに1番多いのは免許取り立ての高校生と、時間もお金も持てるようになってテンション上がっちゃってる大学生ですね。
学生諸君もっと楽しい事いっぱいあるぞ!
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たが、皆さんにも覚えておいて頂きたいのは「見聞きした時のインパクトの大きさと、霊的※な事象の影響は必ずしも比例しない」という事です。
例えば「一家心中」と聞くと、当然世間を騒がす大問題ですが、経緯や理由はどうあれ、端的に「人が亡くなった」という事実だけをまず認識しなければいけませ
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この時期になると必ず思い出す話。とあるご家庭にお邪魔すると、決まってご主人の葬儀の時の話になります。葬儀の中頃、導師を務める私の隣に小学校低学年くらいの女の子が何食わぬ顔でテクテク歩いていらして「だっこして」と言いました。私はお経を唱えたまま持っていた仏具を前机に置いてスッと両手
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ん。
もちろん霊的な世界観で言えば経緯や理由にフォーカスしていく事になりますが、それはもっと後の話であって、触りの複雑さで言えば先に上げた井戸や廃墓石、塚、臍の緒etcの方が余程大問題なのです。
【注意】人の死<井戸などの諸問題、という事ではなく、依頼された私の役目としての視点です。
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され、いつものタバコを1本吸わせて頂く。奥様は私が吸うタバコの煙を見ながら「...おかえり」と呟く。毎年この"儀式"とも言えるルーティンをしてからお盆のお経を上げる。
このお宅とはご主人の葬儀からのご縁なので、私はご主人と会った事もなければ当然話した事もない。家族から伺った生前の姿のみ
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話はまとまりませんが「私は無宗教なので」という言葉については、もうちょっと使い方を考えないと「私はノーガード素人です」という表明になってしまうので気をつけましょう。
今「自分は大丈夫」
そう思ったあなたの事ですよ。
あれ?と思ったら家族でも友達でも坊さんでもご相談を🙏
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今日は一件で帰ります」と答えると「結構シビアっすね」と渋い顔をしていました。
全ての現場に事故物件と呼ばれる由縁があり、現場に行って初めてわかる事、資料では分からなかった事が必ずあるものです。
そういった不測の事態を考慮すると、日に2件も3件も捌こうとするのはリスク管理が出来ていな
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言っていた。私を残しては逝けないと常々言っていた。私もそれがいいと思っていたのに主人が先に逝った。私は毎年お盆になるとその事について心の中で喧嘩をしていて、主人にはいつものように背を向けてタバコを吸って欲しくなる。ごめんねお坊さま、夫婦喧嘩に巻き込んで」
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い素人の仕事だと思っています。
また、仮に「この後に2.3件ある」と思いながら勤めると、無意識に3件もこなす為のペースが生まれてしまいます。
生意気言う訳ではありませんが、一つ一つがそんなに甘い現場ではありません。
こちらも人間ですのでシンプルに心労が大きいのも実際のところです。
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そしてリストの整理を済ませ、実際に担当と一つずつ物件を回る事になったのですが、当日の朝担当さんが「これどうぞ!」と近場の神社の御守りを渡してきたのは、さすがに苦笑いしてしまいました。
更には「今日で何件行けますかねェ?!」とハイテンションで聞いてきたので「SSR〜URは日に一件、だから
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事の顛末を10年越しに聞いた私は、有体に言えば素敵な話だと思った。
亡き人を思う時、必ずしも健やかなお互いでなくても良いのだ。
いつまでも喧嘩をしていてもいいのだ。
僧として供養に伺った私がタバコを吸うあの儀式は夫婦喧嘩の最終局面、不器用なご主人の許しの姿勢を蘇らせる大切な儀式だっ
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若手僧侶「仏教わからん」
中堅僧侶「仏教わからん」
老僧「仏教わからん」
学者「仏教わからん」
信者「仏教わからん」
新興宗教「仏教の真理がここにあります!」 twitter.com/musitoban/stat…
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あれはなんなのだろうか?と良く考えるのですが、今40代の世代が何か原因を抱えているのか、もしくは日本人は40代くらいで何か変化があるものなのか。
いずれにしてもアレは結構顕著に現れていて面白かったですね。
一つ思うのは同じ「無宗教」という主張でも、あれこれ学んだ結果として無宗教なのと
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また来年、私はきっと夫婦喧嘩に巻き込まれているだろう。
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「主人が背を向けてタバコを吸うのは、私が後ろから抱きつけば許してやらない事もない、そういう不器用な''許し"だった。私は顔を見て話し合いたいのに主人はそれが出来ない人だった。だから背を向けられるのがすごく嫌だったけど、それも愛おしかった」
「主人はいつも『死ぬ時はお前が先に死ね』と
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とまぁ、やんややんやと申し述べましたが物件の詳細な情報などは書ける訳もありませんので、この辺でお開きにしておきます。
また機会があれば事故物件のお話をツラツラと書いていきたいと思います。
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私が還俗、つまり僧侶でなくなって「無宗教」になっても宗教家としての経験があるのでカルト云々の心配は少ないですが(もちろんゼロではない)、何も知らずに「勧誘のプロ」と対峙したら素人中年なんて1、2の3でドボンなんですよね。そりゃあそうですよ、相手はプロなんですから。
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が私が"思い浮かべる"ご主人の在りし日の姿で、それは極限られた情報の更に断片の想像でしかない。
しかし、毎夏あの"儀式"の度に奥様から溢れる「...おかえり」がご主人への言葉だと言う事は想像に容易い。
恐らく奥様はご主人が吸っていたタバコの匂いから、在りし日のご主人の記憶を蘇らせ、
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(...今わたしは、お米の一件で宮迫さんを批判している方々と、smart FLASHの記者さんへの怒りを露わにしている方々の脳内に直接語りかけています...宮迫さんは今日お誕生日なんですよ...たった8kgのお米くらい好きにさせてあげて下さい...宮迫さん、50歳のお誕生日おめでとうございます...)
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毎年言ってますが、夏は『心霊スポットに行ったであろう方』からのお祓い依頼が急増します。そして大多数が「盛り塩はしておきました」と。しかし大変僭越ながら、そのご報告は「今朝は今年1番の快便でした」程の意味しかありませんので、余計な事をせずさっさと寺に来て下さい。現場からは以上です。