川﨑聡大(@Vn7rfILsHyD3gCu)さんの人気ツイート(古い順)

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オランダを訪れた際に、多言語教育を実践している小学校を見学した。その際に校長先生に「ディスレクシアがあった場合どうしますか?」と質問をすると秒で「多言語教育止めます。母国語に絞り浮いた時間で専門家を入れます」と回答。形骸化した皆同じ学びより個に応じた教育可能性に公平性を担保しよう
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時々呟いています 発達特性の子育てや保育で「怒ってはいけないよ」 →感情的になってもお互い生産的ではないってことで、好きなようにさせておく(放置)ではない。大切なことは「今何をすべきか分かるように伝える事」。「椅子の上に立つな!」ではなく「椅子に座ります」(且つ具体的に)
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知っていますか?。障害を持っている子どもの「教育を受ける権利」が保障されるようになってまだ50年経ってない事を。
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しってますか? 文科調査で「通常学級にいる発達特性を持つ児童生徒の数は6.5%(2012)」ですが、学習面に躓きを抱える児童は10%を超えます。不登校の契機の半数が学習面という指摘も。健康上の理由で学業に影響が出てる児童は3.7%。他にも 他人事ではないんです 養成の段階で体系的に学ぶ必要あり
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「わからない」ってサインは結構難しい ➀わからない状態がわからない ②わからないときに伝え方を知らない ③伝え方を知ってるけど、タイミングがわからない ④出すときに何らかのバイアスがかかる ⑤サインを出したところでいい思いがないので結局出さない どこまで想定できるかが大事
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「読み書きの苦手さを示す児童は1割を超えます」 *理由は様々だけど この事実が示す意味は「ディスレクシアは難しいなあ専門的な指導と支援が必要だな」という以上に「これ、全員が知ってないといけないことだし、特別なことではなくて対処を日常の教育の中に落とし込まないと!」ですよ。
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学習困難のこどもの宿題 「宿題できなかったら、しなくていいよ」 →なら出さなくてええやん。一部出来ても効力感は半減。配慮ではない 「出来るところまででいいよ」 →具体的に本人ができる実感が持てるように「出来るところ」を示すのが配慮。 私ももう一度呟いておきます。大事なので #学習障害
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ASD特性での感覚の問題は「感覚過敏」ばかりが注目されがちですが、過敏と低登録(「鈍麻」)は裏表。さらに感覚探求(刺激を求める)と回避(刺激を避ける)といった側面から「感覚の偏り」としてとらえていきましょう。感覚の問題は表面化しているもの以上に多いと考えておくとよいです。
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1990年代学習障害を言語性LD、非言語性LDと累計していた時代がありましたが、現在この用語はほぼ使われておりません(診断名でもない)。当時の非言語性LDと現在の限局性学習症は別物です。 「学習障害は空気が読めないの?」といった偏見を生まない事を切に願います。 newsweekjapan.jp/stories/world/…
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忘れ物が多いADHD特性(注意障害)の子どもが、一杯いっぱいの状況で周囲の大人が本人に単にあれやこれやと指示を増やすと忘れ物はもっと増えますし、放置は崩壊します。段取りは行動を起こす前、行動起こした後は最後にフォロー。前より少し減ったら「そこいいね!」で。努力(リソース)は既に人一番
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「先生今から大事なことを言います! いい姿勢で本を読みましょう!話を聞きましょう! いい姿勢はその人の..」...微妙  いい姿勢は素晴らしい、ただ姿勢が崩れてる=怠けてるわけじゃないぞ。頑張って集中してると前のめり・口が開く子供もいる。しかも10人に2人くらいいるよ
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「聴覚過敏ならイヤーマフ」って一人だけなら本人が躊躇する場合も多い。ある先生はクラスにたくさんイヤーマフをぶら下げてちょっと大きい音が嫌そうな生徒にどんどん推奨してた(その一人が配慮対象)。「支援」からインクルーシブな環境調整へは具体的なアイデアの共有が大事
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ある尊敬している医師が「こどもの生活習慣の相談で、保護者の方の状況をそっとお聞きすると、やはり一杯いっぱいになっていて崩れている場合も多い。その時はまず保護者の相談に乗ります」と 「褒めましょう」「受け入れましょう」は大いに結構!、時にそれが呪縛になる場合もあることを肝に銘じて
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ディスレクシアは 「読めない書けない」ではなく 人の数倍「読む作業と書く作業が大変」 なので本来の理解力を発揮するまでに疲れてしまいます。ちょっとした配慮でいろんな可能性が出るんだけど、理解が広まりません。眼鏡をかけることは誰も何もいわないんだけどね
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時々呟いています 発達特性の子育てや保育で「怒ってはいけないよ」 →感情的になってもお互い生産的ではないってことで、野放しではない。大切なことは「今何をすべきか分かるように伝える事」。「椅子の上に立つな!」ではなく「椅子に座ります」(且つ具体的に) ×ではなく○を分かる形で伝える
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心の叫び インクルーシブ教育は「一緒の空間で勉強する事」がゴールでもなければ、それが目的でもないぞぉ!
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学習支援で「頑張れば出来る」「繰り返せば出来る」にエビデンスはない 正解のない失敗の連続は自己効力感を下げるだけではなく、一番の問題が「頑張ってできないのは俺が悪いからだ」と認知の歪みを引き起こす自動思考へとつながること 「出来ない理由がきっとある」から「出来るきっかけ」にしよう
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「出来る」と「出来ない」 の間にある 「頑張って出来る」というより →「いろいろ犠牲にしないと出来ない」 という表現が適切な場合が多いな
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フォントの問題  読み困難のある児者にとってUDフォントは読みやすい傾向にある(理由あり)  「明朝体が読めない」というよりも明朝体を読もうとするとUDフォントの何倍も疲弊する。  極まれに明朝体だと読み誤りが増える人もいるがコストは全然違う。 「明朝体が公平」んなわけあるかい(笑)
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知能検査の結果(点数)を上げる事が療育・支援・教育の目的じゃないよ。生活の困り感を少しでも減らすことが目的だよ
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【時々ある残念な質問】 Q:「どこまでが合理的配慮でどこまでが甘やかしか分からないんです」 →わからなくて当然ですよ。そもそも「合理的配慮」と「甘やかし」を同じ次元に乗せること自体が間違ってるので。
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合理的配慮は子ども達それぞれの目標に向かう(達成する)手段ですから、「特別扱い」でも「甘やかし」でもないぞ 「甘やかし」や「特別扱い」とすり替える背景には「(結果に関係なく)皆同じやり方で学ぶべき」という一昔前の考え方が根底にあるのかな。皆同じは結果の部分で個に応じて拘りたいよね
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知ってます? アスペルガー症候群という診断名は現時点では「存在しない」んだよ。 DSM-5(本邦2013)でも自閉スペクトラム症に統一。 今年の2月にICD-11(WHO国際疾病分類)に更新され、全て自閉スペクトラム症に。国際診断基準からあスペルガーの名前は完全になくなっています。
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「配慮してほしい」 に対して「具体的にいえよ」って保護者にかえす先生がいるとするなら、その前にちゃんと個別指導計画確認して話し合おうね。 具体的に提案をするのは誰やねん😊
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不注意や多動衝動性傾向が学齢後期以降で「収まってきた」と見える事があります。この背景は、注意力が伸びたというよりは自分なりの工夫が出来るようになる(代償)側面が大きいようです。言い換えれば、一旦落ち着いたように見えても負荷がかかったり、環境が大きく変わると特性が顔を出します。