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ディスレクシアの有病率が1-2%程度か、6-7%かは別として、様々な理由で読み書きが苦手な児童生徒は通常のクラスの10%を超えます
医療ではなく教育で見るべき点はこの10%の子どもたち。鍛え上げろ!ではなく、この10%の子どもたちが安心安全に学習を行える環境は90%の子どもたちにもメリットがあります
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しってますか?
文科調査で「通常学級にいる発達特性を持つ児童生徒の数は6.5%(2012)」ですが、学習面に躓きを抱える児童は10%を超えます。不登校の契機の半数が学習面という指摘も。健康上の理由で学業に影響が出てる児童は3.7%。他にも
他人事ではないんです
養成の段階で体系的に学ぶ必要あり
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誤解しちゃいけないのは
反復練習は大いに結構な事だが
本人の認知特性に全くあっていない方法で繰り返し反復練習させちゃ絶対にいけないよって事
努力も大いに結構なことだが
努力を強いるなら本人が到達可能とイメージできる提案をすこちらの努力が必須である事
この理解を誤ると事故が起きる
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1990年代学習障害を言語性LD、非言語性LDと累計していた時代がありましたが、現在この用語はほぼ使われておりません(診断名でもない)。当時の非言語性LDと現在の限局性学習症は別物です。
「学習障害は空気が読めないの?」といった偏見を生まない事を切に願います。
newsweekjapan.jp/stories/world/…
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書かれた文字の印象と性格はほぼ無関係
綺麗な字と学力も相関しない
とめはねはらいを厳しく指導→きれいな字→学力向上という図式は科学的に成り立ちません
綺麗な字が書けることは素晴らしい。ただ、そこに拘るあまり学習効率を落とす児童が相当数いる事実を無視してはいけない。柔軟な発想が大事
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文科省調査はあくまで「教育支援ニーズ」に関するものであり、発達障害を検出するためのものではありません。「それだけ発達特性(敢えて特性)に応じた教育ニーズが必要である」であり、このように診断を匂わせる事は誤った情報発信に繋がります。
news.yahoo.co.jp/articles/ad52b…
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「みんなと同じようになりたい」
「自分だけができないのがつらい」
大いに結構だと思う
ただ
「みんなと同じにならなければならない」
「自分だけができないことは本人の努力の問題」
とすり替えると、これはもはや偏見呪い
「みんなできることがそれぞれ違う」皆が幸せな世の中になりますように twitter.com/i/web/status/1…
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治療に診断が必要であっても
教育支援で診断が必要であることには疑問を持とう
「診断がよりよい合理的配慮の提供や環境調整に役立つ」と「診断がなければ合理的配慮が提供できない」は全く似て非なるもの
教育のための合理的配慮で診断時の情報を役立てるのは兎も角前提とするのは本来おかしな事
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さあ!猶予期間が切れるよ!
ただ、この記事で微妙…なのが合理的配慮の例…スロープの設置になってる。バリアフリーと合理的配慮は違うんだぞぉ
news.yahoo.co.jp/articles/31d89…
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やっと真っ当な報道がなされているように思う。
事件当初は表面的かつセンセーショナルな報道のみが先行し、取材と称した二次被害も。
報道は司法ではなく、専門職支援者とその団体(学会含めて)は格付け団体ではない。そして行政は第三者ではない。
→続く
nhk.or.jp/fukuoka/lrepor…
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WAIS-Ⅳは言語理解、知覚推理、処理速度、ワーキングメモリの4つと、トータルでのFSIQを算出するものであり、動作性と言語性の二因子ではありません。また、個人内差15で発達障害の疑いありと書いてありますが、基本的にIQと発達障害の診断は別のものです
一応念のため twitter.com/doctor_QEEG/st…
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こちらの記事ではさらに重大な瑕疵があります
「学級担任らが子どもの発達障害を診断するチェックシート・・・」とある
本邦でチェックシートだけで診断(しかも担任)出来るものは存在しませんし、この手の調査で診断で使用するツールをそのまま流用することもありません。 twitter.com/Vn7rfILsHyD3gC…