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ディスレクシアは
「読めない書けない」ではなく
人の数倍「読む作業と書く作業が大変」
なので本来の理解力を発揮するまでに疲れてしまいます。ちょっとした配慮でいろんな可能性が出るんだけど、理解が広まりません。眼鏡をかけることは誰も何もいわないんだけどね
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【時々ある残念な質問】
Q:「どこまでが合理的配慮でどこまでが甘やかしか分からないんです」
→わからなくて当然ですよ。そもそも「合理的配慮」と「甘やかし」を同じ次元に乗せること自体が間違ってるので。
再掲
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学習困難のこどもの宿題
「宿題できなかったら、しなくていいよ」
→なら出さなくてええやん。一部出来ても効力感は半減。配慮ではない
「出来るところまででいいよ」
→具体的に本人ができる実感が持てるように「出来るところ」を示すのが配慮。
私ももう一度呟いておきます。大事なので
#学習障害
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特別支援教育は特別な教育ちゃうぞ➀
ある先生「合理的配慮をして欲しいなら40人学級のような普通の学校に行くべきではないと思うのですが、」
→合理的配慮を「してほしい」と言う前提から改めましょう。合理的配慮はその児のためですが、あなたの立てた教育目標を達成するための配慮ですよ。
続く
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書きが苦手な人は通常の数倍、黒板を見ている
読みの苦手な人は通常の数倍、教科書を見ている
「ちゃんと見なさい」ほど的外れな指摘はない
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文部科学省で不登校のタイプ分けがある。その他を含めて7タイプ。その一つの「不安・情緒的な・・」の中に未だに「保護者の甘やかし」的な説明が書いてあるのだが...
「学校に行かない行けない」行為を問題とするのはやめて、背景を考え改善し皆にとって学校を過ごしやすい環境にする事が大事かと
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不注意や多動衝動性傾向が学齢後期以降で「収まってきた」と見える事があります。この背景は、注意力が伸びたというよりは自分なりの工夫が出来るようになる(代償)側面が大きいようです。言い換えれば、一旦落ち着いたように見えても負荷がかかったり、環境が大きく変わると特性が顔を出します。
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こどもが「わからない・知らない教えて!」って言ったら褒めてくださいね。知りたい(勉強したい)ってことですから!
「わからないって言えない(恥ずかしい、周りに迷惑では」といった空気を払拭するだけで子どもの環境は大きく変わります。そしてすぐにできる
いつも講演では最初に話します
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ディスレクシアは
「読めない書けない」ではなく
人の数倍「読みと綴りの作業が大変」
なので本来の理解力を発揮するまでに疲れてしまいます。ちょっとした配慮でいろんな可能性が出るんだけど、理解が広まりません。眼鏡をかけることは誰も何もいわないんだけどね
少しの優しさ大事 #学習障害
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ASD特性での感覚の問題は「感覚過敏」ばかりが注目されがちですが、過敏と低登録(「鈍麻」)は裏表。さらに感覚探求(刺激を求める)と回避(刺激を避ける)といった側面から「感覚の偏り」としてとらえていきましょう。感覚の問題は表面化しているもの以上に多いと考えておくとよいです。
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だからさああ
この報道に至っては「ほぼ発達障害」的な論調になってる。繰り返しになるが診断ではない!違うって
教育関係者を含めて皆が認識すべきなのは、「この結果から特別支援教育は『特別な教育』ではないこと、合理的配慮は普通に生活の中で提供されるもの」というこ
news.yahoo.co.jp/articles/6deaa…
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「親ガチャ」って言葉は私は好きではないす
ただ療育や教育が親ガチャ以上に理不尽な「地域ガチャ」「居住地ガチャ」になっている事に強い危機感を覚えようぜ。何とかしようぜ
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学習支援で「頑張れば出来る」「繰り返せば出来る」にエビデンスはない
正解のない失敗の連続は自己効力感を下げるだけではなく、一番の問題が「頑張ってできないのは俺が悪いからだ」と認知の歪みを引き起こす自動思考へとつながること
「出来ない理由がきっとある」から「出来るきっかけ」にしよう
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「学校の先生が発達障害の可能性を示唆したらだめなのか!」といった意見
発達特性に言及する事は本人にプラスになる前提で私は良いと思いますが(診断は医師の専権)
問題なのは
「発達障害だから(ここで教育すべきではない)」
「発達障害だから(現状は仕方ない)」
という文脈で持ち出す事
続く
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「読み書きの苦手さを示す児童は1割を超えます」
*理由は様々だけど
この事実が示す意味は「ディスレクシアは難しいなあ専門的な指導と支援が必要だな」という以上に「これ、全員が知ってないといけないことだし、特別なことではなくて対処を日常の教育の中に落とし込まないと!」ですよ。
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ASD特性での感覚の問題は「感覚過敏」ばかりが注目されがちですが、過敏と低登録(「鈍麻」)は裏表。さらに感覚探求(刺激を求める)と回避(刺激を避ける)といった側面から「感覚の偏り」としてとらえていきましょう。感覚の問題は表面化しているもの以上に多いと考えておくとよいです。
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未だに驚く
ディスレクシアの人は皆
「文字が滲んでみる」
「文字が二重に見える」
「文字が回転してみる」
「bとdが逆さまに見える」
(だから読めない)んでしょ?
いいえ、ディスレクシアでは!
上記の状態は極めて稀です
「ディスレクシア啓発月間」
で本当の実態を届けよう
#ディスレクシア
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ヤングケアラーの発信をすると「それ福祉の範疇でしょ?なんで授業でしないといけないの?」という意見に出くわします
なるほどね。ならば「名乗れない、申し出ることができない学校の雰囲気」をどうにかしてくれ。先日の文科+厚労調査でも大きな課題になってんだよ。
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「大人の発達障害」という言葉の弊害
「大人になってから発達特性が生じる」ではなくて
「大人になってからその人を取り巻く状況の変化もあり(特性に基づいた)発達障害の診断が必要な状態が生じる」
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テレビを見たら自閉症が!」といった誤った信念を振りかざした人を信じてしまい、一年間テレビを見せなかったある保護者の方
その後「(一年間TV見せてないのに症状不変なのは)育て方が悪い」という保護者をさらに叩きのめす言葉を浴びせられたそうだ
こんな不幸は二度と起こしてはならない
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【失敗から学べ・涙の数だけ強くなれの罪】
発達特性においてメタ認知を下げ、よろしくない自動思考を育てる。百害あって一利なし
×)解決場面→考える→失敗→怒られる・解決→出来ない自分
○)解決場面→出来る見通し→考える→適切なヒント→成功体験→そこから得た経験と知識
後者でええねん
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ほんとね新年度のこの時期
「過剰適応」ってこどもたちだけでなく
保護者としての(の役割としての)「過剰適応」も健康を損ねる大きな要因だよね。
一息ついてふと振り返る。
おいしいものを食べて心を落ち着かせる。
「こうあるべき」とは無縁の世界で
皆が幸せになりますように
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知ってます?
アスペルガー症候群という診断名は現時点では「存在しない」んだよ。
DSM-5(本邦2013)でも自閉スペクトラム症に統一。
今年の2月にICD-11(WHO国際疾病分類)に更新され、全て自閉スペクトラム症に。国際診断基準からあスペルガーの名前は完全になくなっています。
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「出来る」と「出来ない」
の間にある
「頑張って出来る」というより
→「いろいろ犠牲にしないと出来ない」
という表現が適切な場合が多いな【再掲】
で、この状況に支援者・教育者が出くわした時に
「出来てるからええやん」となるか「もっと簡単にできる方法あるやん」となるかが分岐点だね😊
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発達障害特性に応じて失敗が生じにくい環境を担保することを「甘やかす」と誤解する人がいる
「失敗から学べる」は否定しないが
「成功から学びやすい」特性とそしてその特性「失敗から信頼関係を損ねる危険性が高い」事も併せて知っていただきたい
「涙の数だけ強くなる」はご勘弁
#発達障害