米林宏昌(@MaroYonebayashi)さんの人気ツイート(新しい順)

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後半にはデジタル彩色も取り入れられ、作画の作業を終えた新人チームはお手伝いをしました。 このシーンあたりだったかな? 普段の作業が色がない作業なので楽しかった。
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入ったときには最初のタタリ神のシーンの作業は終わっていたけど、とても大変な作業だったと先輩たちから聞く。1日に1枚しか描けない密度… 物語後半の乙事主のタタリ神はちょびっとだけ描きました。 蛇に筆タッチをつけていた美術の方の絵皿が固まって鍾乳石のようになってた。
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「もののけ姫」1997 ジブリに入社したときは制作も佳境のときで現場はピリピリしていたし、監督の怒声もよく聞こえていてドキドキしてました。 デジタルではなくセル画だったので線の引き方も独特の気の使い方が必要でした。 猪とか山犬とか毛皮をたくさん描いたなあ。
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「猫の恩返し」は参加してないんです。 「めいとこねこバス」という美術館用の作品と併映の「ギブリーズ」をやってました。 「ギブリーズ」は個性的なアニメーターの仕事が見られて面白いです。
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ヒンも誰かが魔法で姿を変えられたのだったかな? 持ち上げたソフィが「何であんたこんなに重いの!」というのはもともと人間だから。
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当時の写真から。 おそらくこちらがコルマールかな? 梁を露出させてその内側に漆喰を塗る独特の壁の建物たち。 川沿いの風景は本当に可愛くて😊
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前回は自分が原画を担当したシーンをアップしましたが、今回のラインナップにはあまりないですね… ハウルの初登場シーンとか、輿にのって城へ向かう荒地の魔女とか、崖の下で泣くソフィとかを描きました。 犬のヒンが好き。 修正でソフィの涙を増量されてビックリでした。
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ジブリの公式場面写真が追加されたようですね。 「ハウルの動く城」2004 この作品の舞台のモデルがフランスのアルザス地方で、メインスタッフのロケについていったのでした(ただのぺーぺーの原画マンでしたが…) コルマールという町がとても素敵だったので興味のある方は是非。
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今回スタジオジブリが場面写真の提供をはじめた中から自分が担当したシーンのスチールを紹介するつもりだけだったのに、今日は思いがけずな展開になってしまった。ツイッターはわからないなぁ… 風立ちぬはクレソンを食うカストルプを入れといてほしかった。(需要ないか…)
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あと、グランマンマーレの登場シーン。 ギリシャ神話の女神とインド神話の女神を合わせたような感じかなーと思いながらもよくわからなかったので粘土で顔を作ってみたりした。 やっぱりよくわからなかったけど…
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ポニョでは金色の魚と一緒にポニョが出てくるところから、水魚の群れに耕一の船が翻弄されるまで担当しました。 タタリ神を参考にしてワーグナーを聴きながらの作業。(言及するのはやめとくけど)破壊力のある映像とかをみてテンション上げて。
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こんなに話題になるとは… 確たる証拠もないしただの僕の記憶でしかないですよー 「シーラカンスの胃袋という説も…?!」 くらいに考えといてもらった方がロマンがあっていいでしょう? やはりあれは餅巾着ではなくて何かわからない変なものの方が良いですよね^ ^
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どうやら絵コンテには書いてないようです…宮崎監督が描かれたレイアウトに書いてあったのかなあ?ちなみに原画よりは3倍くらいプルンプルンに修正された。
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@kurosuke4313 え、載ってなかったですか? じゃあレイアウトに書いてあったのかな?千尋では新人には宮崎監督がレイアウトを描いていたので。
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お父さんが食べてるブヨブヨした食べ物はシーラカンスの胃袋と絵コンテに書いてありました。 ハクはシュッと動いてピタッと止まるので原画が少なくて楽チン。千尋はビクビクしてるので原画が多くて大変。
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ジブリが自由につかっていいということなので、自分が原画をやったところを。 千尋は長編の原画初だったので緊張しつつ、いろいろ研究しながら描きました。ハクにダンゴを食べさせるところはみんなで大型犬に触れながら動きを観察したなあ。
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ほう、これは大盤振る舞いですね! ghibli.jp/info/013344/
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喜んでもらえた声を聞くと純粋にうれしいですけどね。 いずれにせよ、今回は初心に帰って考えることができました。 今小さい作品を作ってますが、また作品を通して多くの人と会うことができればと思います。 では、see you〜✋
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そして作品に触れることにより、お客さんの心が思った以上に大きく動くことを知りました。(とくに子供たちは) 正直すこし怖くなりました。 自分が知らない誰かが発信したものによって傷つくことはないだろうか、と想像することが大切だとあらためて思います。
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たくさんの人の力が足し算あるいはかけ算されて作品が作られていくのを目の当たりにして、大勢で一つのものを作る楽しさと難しさを感じました。 この感覚は今でもずっと大切にしています。
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長々とツイートを見てくださったみなさん、ありがとうございました。 「借りぐらしのアリエッティ」は、はじめての監督作品で振り返ってみても反省点だらけですが、主人公たちの未来への希望を美しい世界の中で描きたいという思いを込めて作った作品でした。
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ラストはヤカンから見下ろす魚のシーン。 「元気でなー」という感じでぐるりと回って来た方へ去っていく。 アリエッティはそちらを見送っていたが、進む方向へ顔を向ける。朝日が照らす爽やかな笑顔。 翔もアリエッティと同じく朝日を見つめている。
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翔が角砂糖をプレゼントしているのを見ているので、スピラーは自分なりに考えて野苺をプレゼントしようと思ったのでしょう。かわいいやつ。 あまり考えてないだろうけどアリエッティはそれを受け取る。 (小人たちの未来が明るいことへの願いを込めて入れたシーン)
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脚本にはなかったけど、最後に翔に翔らしい言葉を発してもらって終わりにした。 翔は自分の運命と小人たちの運命を重ね合わせていた。アリエッティたちが元気に過ごしている限り、自分の心臓は動き続けるという、生きる宣言。 (冒頭の言葉があるので手術は成功したのでしょう)
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このときにはじめてアリエッティと翔が触れ合う。翔の手術の成功を祈るアリエッティ。 翔はクリップをお守りにして手術に臨むだろう。 初めて見かけた時と同様に妖精のようにさっとアリエッティは去ってゆく。