八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(リツイート順)

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スミレの種子にはエライオソームと呼ばれる、特殊な付着物があって、アリがこのエライオソームが出す匂いに惹かれて、自分の巣のなかへ種子を運び込みます。アリはエライオソームだけを食べて、種子は巣の近くに捨てられるのだそうです。
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江戸時代の日章月章。
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本日は皇嗣殿下(秋篠宮さま)のお誕生日。皇嗣という立場で黄丹(おうに)の袍、太刀は東宮相伝の「豊後国行平御太刀」です。9月26日「行平御剣伝進の儀」で承継されました。
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平安時代に事物がどう認識されていたか。そしてそれを話し言葉(和名)で何と呼んでいたか。それをもっとも明快に教えてくれるのが『和名類聚抄』です。承平年間(931~938)、源順(みなもとのしたごう)が編纂しました。全巻をエクセルデータにしました。右手がジンジン痺れております(苦笑)。
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版元さんから連絡があり、『日本の装束解剖図鑑』は予約好調により「発売前重版」が決まったとのことでございます。まさに望外の喜びです。わたくし自身が「素敵だな」と思うことを、多くの皆さまもそうお考えだと言うことが何よりの喜びでございます。Twitterの皆さまに、心より感謝申し上げます。
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壺切御剣の拵えはどうかと言いますと、後鳥羽上皇の『世俗浅深秘抄』によれば、「東宮護劒壺斬蒔絵海浦有如龍摺貝。装束青滑革。」とあります。しかし『壺切御剣図』(勧修寺家文書・京都大学総合博物館蔵)の図では、帯取革は『世俗浅深秘抄』の記述とは異なって紫革となっておりますね。
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787年前の2月17日も、外国由来の咳病が蔓延していたことに驚愕です。 『明月記』(藤原定家) 「貞永二(1233)年二月十七日壬辰。近日咳病、世俗称夷病。去比夷狄入京、万人翫見云々。是極不吉徴也。」
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有職の色彩に関わる本を出版して頂けるお話しを賜りました。重ね色目の「虫青」は、このタマムシの色を表現したもの。いま探しておりますのは「フタバアオイ」の葉と花の色。 こういう探求は、本当に楽しいものです。
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昨年末から皇居東御苑はずっと閉園中です。例年ですとバラ園でコウシンバラ(庚申薔薇、学名:Rosa chinensis)を見ることができる時期…のはずなのですが。写真は昨年のもの。。 平安時代中期までに、中国から「庚申薔薇」が輸入され愛されたのです。平安時代の「薔薇」が写真のこれになります。
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朝のオニバスの写真を撮りに葛飾区は水元公園再訪。ハスも美しく咲いていますが、そこにヒラヒラと飛び来るチョウトンボ(蝶蜻蛉、学名:Rhyothemis fuliginosa)の金属光沢が、まぁ美しいこと。 また、飛び方・羽根の動かし方が、「風の谷のナウシカ」に出てくる蟲のようで、なんとも不可思議です。
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紀伊國屋書店新宿本店2階、文庫本売り場に、『角川ソフィア文庫・有職装束の世界』を平積みしてくださいました。有り難いことでございます。 もはや「ヤベェ本」は、わたくしの枕詞になっているようでございますね(笑)。これもTwitterの皆さまの御蔭様でございます。
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スダジイの実。 アクが無く甘味がありますので、生でも食べられます。
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本日、立皇嗣の礼が執り行われます。9:00「賢所皇霊殿神殿に親告の儀」(宮中三殿)、11:00「立皇嗣宣明の儀」(宮殿松の間)、11:25「皇嗣に壺切御剣親授」(宮殿鳳凰の間)、12:35「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」(宮中三殿)、16:00「朝見の儀」(宮殿松の間)が粛々と行われます。
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今日は夕焼けが美しかったですね。東京は中野の夕焼けです。 こうした雲を「茜雲(あかねぐも)」と呼びます。アカネ染めの、やや黄味を帯びた赤い色を、昔の人たちがどう認識していたか、こういうことから理解できるのは大切な勉強だと思います。
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わたくし、ドラマ全体的にも考証的にも、『鎌倉殿の13人』、非常に気に入っております。いつものように烏帽子が大きすぎること以外は(笑)。
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本年は監修のぬり絵2冊、そして新刊の著作3冊を無事に出版できました。これもひとえにご愛顧くださいました皆様方の御蔭様でございます。本当に有り難うございました。わたくしが「素敵だな」と思うことを、これほどたくさんの皆さまも「素敵だな」と思って下さったことが、何よりの喜びでございます。
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ヒオウギ(檜扇、学名:Iris domestica)の種子、「烏羽玉(うばたま)」です。 そう、「夜」「黒」の枕詞の、あの「ぬばたま」。あっと言う間に秋ですね。
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「楝(おうち)」が美しく咲いております。 「楝」は漢字も見たことがないという方が多いのではないでしょうか。「棟(むね)」ではありません。この「楝」はセンダン(学名: Melia azedarach)の古名なのです。 重色目は今の季節の「楝重ね」。 『雁衣鈔』 「楝。面薄色。裏青。四月五月着之。」
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本日、皇居東御苑で見かけたコウシンバラ(庚申薔薇、学名:Rosa chinensis)。四季咲きで、60日に一度の庚申の日ごとに咲くからと言うのが和名の由来です。平安時代に中国から導入され、『源氏物語』にも登場した薔薇が、この種だと言われます。
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オニバス (鬼蓮、Euryale ferox) の葉が展開し始めました。 『枕草子』 「恐ろしげなるもの。つるばみのかさ、焼けたる所、水ふぶき、菱。髪おほかる男の洗ひてほすほど。」 この「水ふぶき」=「芡」がオニバスのことです。 平安時代は葉は漬物に、種子は「鶏頭」と呼んで美味しく食べたようです。
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本日10月26日は岩倉具視公の誕生日です。明治になってからの写真。「勝見襷」文様の小直衣、ちょっと見にくいですが、差袴の文様は笹龍胆をモチーフにした丸文「龍胆唐花の丸」。袴に一般的な「藤の丸」ではなく、龍胆文なのは、岩倉家が源氏であるからです。
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DL版のみの特典おまけデータもございます~。
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日本在来種の「和リンゴ」(学名:Malus Asiatica)です。品種としてはコウサカリンゴ(高坂林檎)が色づく季節となりました。「林檎」は平安時代には伝わっていました。 『和名類聚集』(源順・平安中期) 「林檎 本草云林檎<音禽和名利宇古宇>與柰相似而小者也。」
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皇嗣妃殿下、ちょっと見て菖蒲色の唐衣。尾長鳥の丸の上文。
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大河ドラマももうすぐだと思いますが、本日4月8日は「頼朝夫妻の前で静御前が舞った日」です。 文治二年(1186)4月8日。逃亡中の義経とわかれて捕縛され、鶴岡八幡宮の社頭、頼朝・政子夫妻の前に引き出された静御前。命じられて舞う白拍子舞で、『伊勢物語』に出てくる歌を変形させて歌います。