八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(リツイート順)

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本日11月12日は「洋服の日」です。 明治五年(1872)、官員の礼服を和装から洋装に改める布告が出た日を記念したもの。このときに千年の礼装である束帯が廃止され、大礼服が定められました。 『宮廷のデザイン』(平凡社)より。
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キジのささみ肉を焼いて、「ひれ酒」のように熱い日本酒を掛けた「雉酒」。遅くとも江戸時代には、宮中の新春で飲まれていたお酒です。 簡単に申しますと「味の素」味。アミノ酸の旨味たっぷりのお酒です。これは実に美味しい旨酒。 ただし「出し殻」のキジ肉は、あまり美味しくはなかったです。
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さまざまな平安の食材をご紹介していますが、「いったいどういう味付けの料理なのだろう」と疑問を持たれる方もおいでだと思います。しかし平安の料理は、基本的に味付けがなされておらず、「四種(しす)」と呼ばれる調味料、酢・塩・酒・醬を自分の好みで付けて食べていたようです。
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桜の季節でございます。 重ね色目では、表が白で裏が紅、あるいは裏が紫などとあります。身体の動きに合わせて色合いが変化するのが、重ね色目の魅力です。 京都の織元で撮影したこの写真は、『有職の色彩図鑑』(淡交社)でも使用させていただきました。
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望月の和歌を詠んだ藤原道長。月の満ち欠けに関心があったようで、彼の日記『御堂関白記』にも月蝕の記録は数多いです。たとえば 「長徳四年(998)十月十五日、庚子、土除。〈月蝕大分皆既、虧初子三刻二分、加時丑三刻五分、復末寅四刻二分>。」 と、今日の皆さまと同じように刻々と記しています。
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文庫本ですので比較的、手にとって頂きやすくなっております。 次から次で恐縮でございますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 『詳解 有職装束の世界』角川ソフィア文庫 (KADOKAWA・2020年) 文庫判・オールカラー384ページ 1892円(税込) amazon.co.jp/%E8%A9%B3%E8%A…
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『別冊太陽 有職故実の世界』(平凡社)刊行案内への反響で「高校の『国語便覧』好きでした」という方が多く、嬉しい限りでございます。なぜならば、わたくし自身が、『国語便覧』大好きだったからです。 つまり本書は「国語便覧好きによる、国語便覧好きのための、充実版国語便覧」なのでございます。
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大嘗宮の一般参観に行って参りました。神聖な雰囲気に包まれています。11月30日からは、紅葉の「乾通り抜け」と同時になりますので大混雑が予想されます。行ける方はぜひ明日に。アドバイスといたしましては、手ぶらで行きますと手荷物検査をスルー出来ます。退出時は混む大手門よりも、平川門から。
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どこもかしこも山吹色。ヤマブキ(山吹、学名:Kerria japonica)です。 現在は一重咲き品種の時期。多くの方が誤解されているのですが、一重咲きは実がなります。十日ほどもすれば八重咲き品種の時期。これが「七重八重、花は咲けども…」の、結実しないヤマブキなのでございます。
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貴重な日本茜の根を入手できましたので染色を試みました。『有職の色彩図鑑』の当該ページの色票と似た色に仕上がりまして、安堵いたしました。
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御倚子(いし) 鳥居式直方形杢目蝋色螺鈿入、肘掛勾欄形(高3.3尺・笠木3.12尺・床面門口と奥行1.95尺・床面下1.24尺) 牀上敷物 繧繝縁畳、白地菱文御褥(0.27尺) 劔璽案2脚 黒漆蝋色塗螺鈿入(高2.55尺・長1.625尺・幅0.94尺)、東御剣。西御玉。
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東京は中野、新井薬師梅照院へ。「プリンセス雅」という品種の色濃い桜が満開でございます。そして可愛いメジロちゃんが、たくさんあつまっていました。 弥生3月、春ですね~。
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老舗出版社さんから、重ね色目など、有職の色彩に関する書籍を刊行させて頂くことになりました!! これも皆さまの御蔭です。有り難いことでございます。
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お金が掛かることなので恐縮ではございますが…。 6月開講の「有職故実講座」令和4年度受講生を募集させていただきます。 装束を「着せてもらう」体験は各所で可能ですが、「着せる」体験が出来る機会はそうそう無いと存じます。受講ご希望の方はぜひお申し込み下さいませ。 kariginu.jp/taikenden/yuso…
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延期になっていた「立皇嗣の礼」が11月8日の午前11時前後に行われることになりました。久方ぶりの装束着用儀式ですね。 NHKが実況放送をしてくださるようでしたら、またこちらも実況Twitterをしたいと思います~。
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桜に気を取られがちですが、今、楓の花も満開です。 『枕草子』 「かへでの木のささやかなるに、萌えいでたる葉末の赤みて、同じ形に広ごりたる葉のさま。花もいと物はかなげに、虫などの枯れたるに似て、をかし。」 清少納言さんの観察眼の確かさと、今も昔と同じ感動の共有が、楽しいものです。
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「即位礼当日賢所大前(かしこどころおおまえ)の儀」 「帛御袍(はくのごほう)」 「黄櫨染(こうろぜん)」
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新型コロナもなんのその。この土日は新しい本のために撮影でした。今度はディティールにこだわった、写真重視の本になる予定です。7月刊行予定です。どうぞお楽しみに。
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途切れ途切れに入って参ります映像で、諸員が冠に緑色の飾りを付けているのに気がつかれたかと思います。これは「日蔭蔓(ひかげのかずら)」。 『古事記』天岩戸にも登場する日蔭蔓。自然と共に生きていた古代の日本人が、自然との同化を演出していた、その姿を再現しようとしたのでしょうか……。
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新しい大河ドラマ『どうする家康』始まりました。 内容よりも装束に目が行ってしまうわたくし。今川義元の陣羽織の折り返し、文様サイズからして人形用生地の流用ですが、その文様は唐花菱地に浜茄子の丸。これは皇后陛下が即位の礼でお召しになった「表着」の文様ではございませぬか~~。
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束帯の着付け、ぱっと画面で見た範囲では、陛下は山科流、侍従さんたちは高倉流のようですね。うしろの「石帯(せきたい)」の石が見えるか見えないかで判断。
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本日はクリスマスイブ。 いまはフライドチキンが主流ですが、かつてはモモ焼が食べられたものです。骨の部分には飾り紙が巻かれ、「褻」ではない「晴」が演出されました。これは平安時代から「別足」としてあったものです。画像は『正月三節會御膳供進之次第』(国立国会図書館デジタルコレクション)
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『満佐須計装束抄』の「薄(すゝき)重ね」 「蘇芳の濃き薄き三、青き濃き薄き白単。」の色目も、このススキを見れば納得できますね。
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臘梅は香りながらの綿帽子
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御剣。 包み方によって、横向きになっています。