八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(リツイート順)

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4月から『平安文様素材』(マール社)の有職文様データがAdobe Stockでご利用可能になりました。世界中のクリエイターの皆さまにお使いいただければ大変有り難いことでございます。 本日Adobe社さまが、わざわざブログで紹介して下さいました。 blog.adobe.com/jp/publish/202…
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装束の仕立てには「山科流」と「高倉流」があり、天皇と皇太子だけが山科流、その他は「高倉流」の仕立てとされます。見てすぐ判る「山科流・高倉流」の仕立ての差異は、襟を留める「蜻蛉頭(とんぼがしら)」の白い綴じ糸。タテ十字の「+」が山科流、斜め十字の「×」が高倉流です。
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本日は、わたくしの人生におきまして、「次」と相まみえる事が出来るかどうか判らない、大切な一日でございました。 ツイッターの皆さまと、この時を共有出来ましたこと、心よりお礼申し上げます。
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五月五日といえば菖蒲。この日は朝廷・公家社会で菖蒲が様々な形で用いられました。「菖蒲の根合わせ」という対抗ゲームも盛んに行われ、その葉と根の色を組み合わせた重ね色目もあります。表裏の組み合わせは表青・裏濃紅梅、五衣の重ねでは青の濃薄・白・紅梅濃薄、白の生絹の単」などなど。
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そもそも「ヤタガラスが三本足」というのが、誤解なのです。
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公園を散歩しておりましたら、クサイチゴ(草苺、学名: Rubus hirsutus)の実が熟しているのを発見。たいへん甘く美味しい野いちごです。平安時代の文献にも「イチゴ」は登場しますが、現在見るオランダイチゴが栽培されるようになったのは明治以降とされ、それ以前のイチゴはこれら野いちごでした。
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ヤマブキ(山吹、学名:Kerria japonica)。 よく「ヤマブキには実がならない」と信じておられる方がおいでです。実がならないのは八重咲の花。この一重の山吹は実がなります。山吹と限らず、八重咲き品種の植物は、雄しべが花びらに変化したという関係で繁殖能力を欠き、原則として結実しません。
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あちこちで、ヤマモモ(山桃、楊梅、学名: Morella rubra)の実がなっています。ヤマモモは日本に自生する植物で栽培しやすい植物です。 『和名類聚抄』(源順・平安中期) 「楊梅 爾雅注云楊梅<和名夜末毛々>。状如苺子赤色味甜酸可食之。七巻食経云山桜桃。有二種黒桜子<和名上同>味甜美可食矣。」
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日章の三本足のカラス「陽烏」は三本足ですが、ヤタガラスとは無関係です。平安時代の『和名類聚抄』で、それっぽく書かれているのを、本居宣長が全否定。
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あっと言う間に、八重のヤマブキ(山吹、学名:Kerria japonica)が満開でございます。 実がならないのは八重咲の花。普通の一重の山吹は実がなります。山吹と限らず、八重咲き品種の植物は、雄しべが花びらに変化したという関係で繁殖能力を欠き、原則として結実しません。八重桜もそうです。
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十三夜の名月は中国に準拠したものではなく、宇多法皇がなんとなく 「この月が 良いねと君が言ったから  九月十三日は 月見記念日」 とばかりに始めたものなのです。
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昨年の即位の礼で皇嗣殿下が佩用された細身の太刀は「豊後国行平御太刀(ぶんごのくにゆきひらおんたち)」と呼ばれる皇太子の太刀。これは令和元年9月26日、天皇陛下が「行平御剣(ゆきひらぎょけん)伝進の儀」を執り行われ、皇嗣殿下へ受け継がれたものです。
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上巳の節供らしい画像でも。 女性用の檜扇です。これは大正4年の即位の礼に参列した女性の持ち物。多数参列した女性は袿袴姿でしたので檜扇を持ちました。数多く作られたため、同じタイプの檜扇がたくさん遺っています。
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同じような写真ばかりで恐縮でございますが。 今を盛りの中野の白藤があまりにも美しいので……。
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平凡社! 東洋文庫・流行性感冒「スペイン風邪」大流行の記録 全文をpdfで公開中です。 heibonsha.co.jp/book/b161831.h…
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興奮して打ち間違えました。 黄櫨染になったのは弘仁十一(820)年のことです。来年でちょうど1200年です。
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本日の有職故実講座では、受講生の皆さまに「菊の着せ綿」づくりをしていただきました。9月8日の夜に菊の花に真綿をかぶせて菊の香りの朝露を染みこませ、9月9日の重陽の節供の朝、これで顔を拭ってアンチエイジングを願う、平安時代以来の女性の風習です。
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皇嗣殿下、黄丹の袍。山科流の着付け!!
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「秋の七草」にススキ(芒、薄、学名:Miscanthus sinensis)が入っていますが、「ススキって花なの?」と思われる方も多いでしょう。そして「ススキって地味ぃ~」と見られがちですが、平安時代のススキは赤い花がポピュラーであったようです。写真は都内でなかなか見かけなくなった赤いススキです。
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いま英国国王戴冠式が行われています。 王妃の裳裾を持つ少年たちが可愛らしいですが、彼らはPage of Honour。日本でも明治から昭和19年まで「御裳捧持者」がいました。水干の菊綴の様な梵天が可愛らしいです。
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「勅使発遣の儀」では、勅使が「衣冠単」に細劔を帯びます。これも珍しい姿。革緒では無く、平緒の帯だけを用いています。
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本日ただ今「十三夜の月」。 『躬恒集』 「清凉殿の南のつまに、みかは水ながれいでたり、その前栽にさヽら河あり、延喜十九年九月十三日に賀せしめ給ふ、題に月にのりてさヽら水をもてあそぶ、詩歌心にまかす、  もヽ敷の 大宮ながら八十島を   見るこヽちする 秋のよのつき」
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今日は大嘗宮の建設現場に行って参りました。 悠紀殿と主基殿はほぼ完成。滅多にない機会です。ぜひ皇居東御苑で、この情景をご覧下さいませ。
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今年も栗のシーズンに。 「栗は美味しいけれど、皮を剥くのが……」 と仰る、そこのアナタ。 この品種「ぽろたん」は、最初に切れ目を入れて電子レンジや蒸し器に掛けるとアラ不思議、渋皮も綺麗に剥けるのです。去年試しに買って大変気に入って今年も購入です。
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『枕草子』に「二位三位の袍の染色にシラカシを用いた」とありますので、実験有職学の観点からシラカシ(白樫、学名:Quercus myrsinifolia)染めを試行。鉄媒染で見事に黒く染まりました。律令の紫から現在のような黒に移行する過渡期の色は、こんな感じだったのかと想像できる色に染め上がりました。