八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(リツイート順)

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紙面の許す限り、ディティールについても御覧頂けるように致しました。
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@ibuckey 平安時代の文献に、椎の枝を挿した記録はあるのですが、理由が書いていないのです。想像ですが、大嘗祭がコメとアワという、食の充実を神に祈るものであるとするならば、稲作伝来以前に、大和民族を支えてくれた椎に対する敬意、といったものも感じるのであります。
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暖かい今日の東京。スミレが咲いています。スミレは何故かコンクリートの割れ目のような所を好みます。  昔見し 妹が墻根は荒れにけり   つばなまじりの 菫のみして(藤原公実)  浅茅生の 荒れたる宿の壺菫   たれ紫の 色に染むらむ(藤原顕仲) 平安・鎌倉時代から荒れたイメージです。
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先日、京都府立植物園で。 桜と橘のみごとな共演を楽しめました。
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『寛平御記』(宇多天皇) 「寛平元年(889)二月六日。 朕閑時述猫消息曰。驪猫一隻。太宰少弐源精秩満来朝所献於先帝。愛其毛色之不類。余猫猫皆浅黒色也。此独深黒如墨。為其形容悪似韓盧。長尺有五寸高六寸許。其屈也。小如秬粒。其伸也。長如張弓。眼精晶熒如針芒之乱眩。耳鋒直竪如匙上之不搖。
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平安時代の冬場のコース料理でも最後の方に登場するデザートです。 『執政所抄』(藤原忠実家司・平安末期) 「臨時客 御料次第 一献主人 (中略)五献薯預粥。」 『類聚雑要抄』(鎌倉時代?) 「五節殿上饗目録 干物四種<鮑、蛸、大海老、干鯛> 生物二<鯉、鳥>(中略)次薯預粥。」
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朝ドラ「らんまん」。 『源氏物語』に出てくるのでユウガオが好きという徳永助教授に我が意を得たり。 『有職植物図鑑』(平凡社)のために昨年、ベランダで栽培したユウガオちゃんが実に可愛かったですよ。
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五月飾り「檜兜」。これは堂上公家有職の五月飾りでございます。奈良~平安時代、5月5日に「菖蒲蔓」と呼ばれる、菖蒲で作ったかぶり物を頭に付ける風習がありました。やがてこの「菖蒲蔓」の風習は自然消滅してしまったようですが、室町幕府で、形を変えて復活?いたします。それが「菖蒲甲」です。
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本日は旧暦の3月3日。上巳の節供でございます。 桃の節供とも言われ、桃酒を飲むとされました。 そこで桃花の写真なのですが、じつはこの写真は3月31日に撮影したもの。2週間前です。いまはすっかり葉桃になっています。今年の植物撮影は2週間前倒しで考えないといけませんね。
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ヤマグワ(山桑、学名:Morus bombycis)の実が色づき始めています。もう少したつと黒紫色に熟して甘く美味しくなります。 クワはカイコの主食です。「喰う葉」「蚕葉」が語源とも言われています。
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三宝寺池のほとりで、松の木に絡みついて咲く藤。 松と藤、というのは図像学的に夫婦仲良しの象徴的モチーフです。松の緑と藤色の取り合わせがまた優美で、大和絵にもその姿がよく描かれています。「松と藤」はセットになり、しっかりと結びついた様子が「仲良し」のシンボルとなったのでしょう。
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シロバナタンポポ(白花蒲公英、学名: Taraxacum albidum)が咲いていました。 西日本では多く見られる日本在来種ですが、関東では珍しい部類でしょう。いまは東北地方にも勢力を拡大しているそうです。これもまた、地球温暖化のせいかもしれないですね。
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ユウガオ(夕顔、学名:Lagenaria siceraria var. hispida)の実です。『枕草子』で「花の形が朝顔に似て、朝顔と並び称してもおかしくない花の風情なんだけど、実の形が全くザンネンなのよ。なんでまた、あんな形になっちゃったのかしら」と滑稽な扱いをされてしまう果実です。
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中継はじまりました。バイデンさんお疲れ様です。 11:00からの「立皇嗣宣明の儀」は、皇嗣がその立場になったことを内外に広く宣明される儀式です。服装は、「天皇:御束帯(黄櫨染御袍)、皇后:御小袿・御長袴、皇嗣:束帯(黄丹袍)」となります。
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皇居東御苑のムラサキシキブ(学名:Callicarpa japonica)が満開です。 園芸品種として愛されている通称「ムラサキシキブ」は、コムラサキ(小紫、学名:Callicarpa dichotoma)で、本種とは別種。しかしコムラサキのほうがよく植栽されてメジャーになり、ムラサキシキブの本家?を乗っ取る勢いです。
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皇居東御苑。 つつじ苑が見頃になって参りました。 いつも静かな東御苑も、いまは外国人観光客がたくさんおいでです。
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『近世の即位礼--東山天皇即位式模型でみる京職人の技術--』(青幻社)。宣伝になってしまいますが、ぜひ紹介したいと思いました。 iz2.thebase.in/items/24604910
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ビワがたわわに実っていました。 重ね色目の「盧橘」(はなたちばな)という重ね色目があります。表がオレンジ色で裏がグリーンです。そしてこれはタチバナの果実と葉の色という認識です。しかし、「盧橘」はビワ(枇杷、学名: Eriobotrya japonica)のことであるという説もありました。
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中野区・妙正寺川の桜を撮影しましたら、まさにこの重ね色目の風情でしたので、併せて掲載させていただきました。
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平安時代、元日に重要な行事がありました。 陰陽寮が作成した「七曜暦」を中務省が天皇に提出する儀式です。 「七曜暦」は一般の暦とは全く異なるもので、天体がその日にどこの場所に位置するかを示したものです。一年間の天体の運行を把握していることは、当時の天皇にとって大切なことだったのです。
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当初は麒麟がない、桐と鳳凰の連続文様で、これが筥(箱)形の飛び文となり、さらに鎌倉時代頃に竹と麒麟が加えられたとも考えられています
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本日、約半年ぶりに開園した皇居東御苑に参りました。ハナショウブが実に見事。見物の方もごく少なく、ゆっくりと拝見することが出来ました。いま、オススメでございます。
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出版時点では想像もしなかった世界情勢を見るにつけ思います。 去年と同じ行事を今年も恙なく行えること。それが如何に大切で有り難いことか。毎年同じ年中行事を行うことは、そのことへの祈りと感謝に他なりません。 twitter.com/tankosha_bs/st…
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『和名類聚抄』(源順・平安中期) 「崔禹錫食経云千歳虆汁。状如薄蜜甘美。以署預為粉和汁作粥。食之補五蔵<署預粥和名以毛加由>。」 芋をもって粉となし、汁とあえて粥を作る。平安中期の芋粥は、「とろろ」におろして甘葛とあえたのかも知れません。
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石神井公園に植物撮影行った帰り、敬意を込めて大泉学園の牧野記念庭園に足を延ばしました。ここは牧野富太郎博士の旧宅地です。 今朝の「らんまん」で、万太郎が購入した顕微鏡の実物が展示されていました。ドイツ製。明治十四年にいったい幾らしたのでしょうね??