八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(リツイート順)

276
海苔は『養老令』にも「紫菜」として登場する日本古来の食材ですが、今話題の鎌倉初期では、源頼朝が朝廷に献上したしたことが『吾妻鏡』に記されています。 『吾妻鏡』 「建久五年正月卅日壬辰。伊豆国甘海苔被進京都。雑色吉野三郎為御使云々。」
277
『信貴山縁起絵巻』(模写・国立国会図書館デジタルコレクション)。 日本で初めて絵画に描かれた猫、ということになっております。ちょっとネコっぽく無いですが、犬と違って普段目にすることの無い高級ペット動物でしたから、多少曖昧な表現になっているのかも。
278
鶴岡八幡宮御神宝に見られる、女性装束の単の菱文様。古式の「幸菱」文様です。たしかに繁茂する菱のように見えます。
279
皇后陛下の御小袿を謹写してみました。 速報値?なので完成度にはいささか難がありますが、だいたいのイメージでお考えいただければ、と。 ……我ながら仕事が早いです(笑)
280
しばしとて 出で来し庭も荒れにけり  蓬の枯葉 すみれまじりに (藤原定家) アリが理由だと教えて上げたいです(笑)。
281
新型コロナの影響で、饗宴はなくなりましたし、ソーシャルディスタンス、両陛下・皇嗣殿下同妃殿下以外は装束姿にマスク着用という特異な事態でしたが、これもまた一つの「故実」となり、今後の範となるでしょう。二度とあって欲しくはありませんが……。
282
天然のサルナシは、猿や熊が食べる前に収獲するため未成熟です。そのため追熟が欠かせません。完熟のサルナシは、キウイフルーツをぎゅっと凝縮したような、甘さと香りのある素晴らしいフルーツとなります。
283
ちょっと『愚管抄』(慈円)を読んでおりまして、そうそうと思い、『鎌倉殿の十三人』の現在の状況を見ましたら。 「サテソノ年ノ十一月三日。終ニ一万若ヲバ義時トリテヲキテ。藤馬ト云郎等ニサシコロサセテウヅミテケリ。」 一万若というのは、頼家の長子・一幡のこと。まだ子どもです。
284
企画新刊された『近世の即位礼』を頂戴しました。昨年秋に京都で開催された「京都の御大礼」展で展示された即位礼大ジオラマ(東山天皇御即位図屏風の立体化)の詳細な紹介。そして副題に「東山天皇即位式模型でみる京職人の技術」とあるように、ジオラマを作った職人の皆さまを紹介する内容です。
285
芥川作品の元ネタ、『今昔物語』(利仁将軍若時、従京敦賀将行五位語)には、 「薄き刀の長やかなるを以て、此の薯預を削りつつ撫切に切る。早う薯預粥を煮るなりけり。(中略)さらさらと煮返して、『薯預粥出で来にたり』と云へば」 とあり、これも薄切りでサッと煮るという『厨事類記』派。
286
この子、五禽の動きを真似た健康法、「導引術」が好きみたいで、いつも頭を低くして尾を地面に付けるようにして歩いてる。猫背を伸ばせば2尺くらいの長さにもなるよ。毛色がキレイなのも、その健康法のせいかな。そうそう、他の猫なんかよりも、ずっとずっとネズミをたくさん捕ることが出来るんだよ。
287
親告の儀に臨まれる天皇陛下の御装束は「御束帯黄櫨染御袍」。黄櫨染(こうろぜん)は弘仁十一(820)年以来の、天皇専用色です。 画像は「黄櫨染桐竹鳳凰文」裂地。国立公文書館蔵。
288
まもなく9:00から行われる宮中三殿「親告の儀」は、立皇嗣礼の挙行を天皇が神前に奉告する儀式。 服装は「天皇:御束帯(黄櫨染御袍)、皇后:御小袿・御長袴、侍従:衣冠単、女官:袿袴、掌典長・掌典次長・掌典及び楽長:祭服、内掌典:衣袴・袿袴、掌典補及び楽師:祭服、出仕:麻浄衣」です。
289
『有職故実から学ぶ 年中行事百科』 淡交社 2022年1月 A5判 240ページ オールカラー ¥2,640 amazon.co.jp/%E6%9C%89%E8%8…
290
お父様は、この子が献上されて数日間可愛がったあと、僕にくれたんだ。それから5年、僕が育ててる。毎朝必ずミルク粥を食べさせてるんだよ。
291
東京国立博物館、企画展示「天皇と宮中儀礼」、今日からは後期展示でございます。賢聖障子屏風(住吉広行筆)や文政度の悠紀主基屏風(土佐光孚筆)、承安五節絵に年中行事絵巻(模本)など、お宝続々です! tnm.jp/modules/r_exhi…
292
通過後。
293
マナーにうるさい当代一のインテリの食べ方を見ようと、食べ残りをみんなで見学。関節の上の内側を一口だけ食べていた、と。なんとも上品な食べ方ですねぇ。 ちなみに当時は下げた食べ残りは、家来が美味しく頂戴いたしましたので、SDGs的にも大丈夫です(笑)。
294
執筆中。本日のオヤツは栗でございます。 栗というと、皮むきが非常に面倒くさいのですが、今回は「ポロタン」という品種。岐阜は中津川から参りました。 切り込みを入れて電子レンジで6分ほどチン。 鬼皮も渋皮も剥けて、中から栗の実コンニチハ。これは簡単です!そしてうわさ通りの美味しさです。
295
歴史や古典文学愛好家の皆さまには、文字で語られる植物の活きた姿を。植物愛好家の皆さまには、日頃見かける植物が日本人とどう関わってきたのかをご紹介したいと思います。ぜひ手にとってご覧下さいませ。 amazon.co.jp/dp/4582839142?…
296
ガードレール支柱の根本に咲く「ど根性」スミレ(菫、学名:Viola mandshurica)。 スミレは種子にアリが好む物質を付着させ、アリに巣まで運ばせます。そのためアリの巣穴があるような、アスファルトの割れ目などの逆境で咲き誇るのだそうです。 …ということを、Twitterの皆さまに教えて頂きました。
297
日本橋三越本店にて「有職工芸・林 美木子 王朝のかたち展」が開催中でございます。とてもとても手が出るお値段ではございませんが拝見するのは無料。本日伺って参りました。見ているだけで寿命が延びるような気持ちになれる、素晴らしき有職の御品たちでございました。 mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi/sho…
298
『別冊太陽 有職故実の世界』(平凡社) A4変型判、192ページ、3520円。 amazon.co.jp/%E6%9C%89%E8%8…
299
楝は魔除け厄除けの効果があると信じられていました。平安時代は監獄の門前に植えられ、見せしめとして斬首した首を掛けました。平治の乱では信西の首が掛けられました。これを「獄門に掛ける」と呼びます。
300
そもそも「躑躅」という文字からしておどろおどろしいですが、この「躑躅」は「てきちょく」とも読み、歩みが行きつ戻りつ、ふらつくことを意味します。ツツジを食べると酩酊状態になるため、こうした字が当てられたのですね。