八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(リツイート順)

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中野区立歴史民俗資料館で「おひなさま展」開催中。数多くの雛人形の展示が圧巻ですが、毛利公爵家と前田侯爵家の雛人形を拝見出来ましたのは望外の喜び。 毛利家のものには稚児髷を結い、垂袖に長絹の袴をはいた人形も。これは昭憲皇太后から毛利家の姫君に御下賜の「初参(ういざん)人形」です。
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本日は旧暦の9月9日、重陽の節供でございますので、菊酒で一献。 菊酒には諸説ございますが、まずはイメージで。
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端午の節供の行事食は、粽(ちまき)とともに柏餅。 東京のスーパーではあまり粽を見かけず、柏餅全盛です。古代中国以来、我が国でも少なくとも平安以来の伝統ある「粽」に対して、柏餅は江戸時代に創成されたようで、しかも江戸だけのものだったようです。
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京都御所、紫宸殿の左近の桜も満開です。長い間、檜皮葺の葺き替え工事をしていた清涼殿も、いよいよ来週から再公開。公開のための準備作業が進んでいました。
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桜の有終の美を飾る、奈良公園のナラノヤエザクラ(学名: Prunus verecunda 'Antiqua')が見頃です。 『詞花集』にある有名な、伊勢大輔の 「いにしへの 奈良のみやこの八重ざくら   けふ九重に にほひぬるかな」 の桜は、この桜だと言われております。
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江戸の柏餅には小豆あんと味噌あんがあります。 『江戸名物詩』(方外道人・江戸後期) 「亀屋柏葉餅〈外神田旅籠町御成道〉 宝生門外暖簾亀、萬歳千秋柏葉粢(カシハモチ)、形小色白何足賞。喰来第一味噌宜。」 やはり「味噌餡」が一番おいしい、とのこと。
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中野の小公園の白藤。 これもまた風情のある色合いでございます。わたくしお気に入りの樹でして、『有職の色彩図鑑』(淡交社)のP86の写真は、このフジの樹の花だったのでございます。
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いま肉桂(シナモン)入りの椿餅は市販されていますが、はたして丁字(クローブ)はどうかな?と思ったのですが、実にこれ風味絶佳、優雅にして美味しいです!
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「壺切御剣」というのは、皇太子のシンボルです。『西宮記』(源高明)によれば、寛平五(893)年四月十四日、敦仁親王(のちの醍醐天皇)の立太子に際して、宇多天皇から剣を授けたことに始まります。
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タチバナの果実を見ますと、枝の先端に高く実り、おへそがへこんだ形。果実の周りを葉が取り囲みます。 そう、家紋の「橘」のデザインは、それにそっくりであることに感動いたします。
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学生からの問い合わせ殺到とかで、早稲田大学生協・戸山店から、拙著『有職装束大全』のフェアを企画したいというお申し出があったとのことでございます~。有り難き限りです。
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柏は枯れても葉を残し、青葉が出るまでその状態を保ちます。これを見た平安時代の人々は、柏には「葉を守る神様」がおいでになるに違いない、と考えました。 『枕草子』 「柏木、いとをかし。葉守の神のいますらむもかしこし。兵衛の督、佐、尉など言ふもをかし。」
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日本の年中行事には「行事食」がつきもの。四季折々の美味しいものを例年通りに無事に食べられることは何よりの幸せであり、神、つまり自然への感謝だったのです。いまは忘れられているような行事食や食材、食器などについても図鑑形式で、可能な限り紹介致しました。
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本日は鎌倉は七里ヶ浜へ。平安以来、食材としても多用されました海藻・ミル(海松、学名:Codium fragile)を見に参りました。 昨年見ましたのは砂浜に漂着していた海松でしたが、今回は大潮の干潮時。岩礁に固着する海松を見ることができました(掛詞)。まさに海松色、海松文様でございます。
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楓(カエデ)の花が満開です。楓は秋の紅葉ばかり注目されますが、今の季節の、花にお気づきの方は少ないのではないでしょうか。『枕草子』でも『徒然草』でも、今の季節の「若楓」の風情を賞賛しています。
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即位礼正殿の儀で、中央に置かれる玉座「高御座(たかみくら)」その内部についてのお話しです。高御座の形式は相当古くからあるようで、平安中期には現在と同じようなものになっています。
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こうして、遅くとも鎌倉前期に現在の様式が定まったようです。
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ハゼノキ染めをしてみました。 草木染めの材料の多くは市販されていますが、ハゼノキはかぶれる可能性があるためか、染料としては一般には市販されていません。そこで材木で入手してカンナで削ってチップを作り、それで染めました。 簡単に見事な櫨色になりました。優れた染料です。
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しかし立皇嗣の礼ではこれを佩用されず、立皇嗣宣明の儀のあと、11:25からの「皇嗣に壺切御剣親授」において、皇太子のシンボル「壺切御剣」が天皇から授けられます。服装は「天皇:御束帯(黄櫨染御袍)、皇嗣:束帯(黄丹袍)、侍従長・侍従・皇嗣職大夫・皇嗣職宮務官:衣冠単」です。
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本日は「若菜の祝い」です。 春の七草の中で「ほとけのざ」が一番の難物。これはコオニタビラコ(小鬼田平子、学名:Lapsana apogonoides)のこととされます。詳しくは『有職植物図鑑』(平凡社)12~13ページをご参照くださいませ(笑)。
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本日は立春です。 立春の日には、飲むと健康になる「春水」「若水」を汲むという風習がありました。 『年中行事障子』 「立春日。主水司献立春水事。」 『平知信朝臣記』(平知信) 「天承元年(1131)十二月廿三日、立春正月節也。主水女官献立春水。居折敷高坏、女官率采女。」
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皇居東御苑のタチバナ(橘、学名:Citrus tachibana)でございます。古来より日本人が愛した柑橘。東京でタチバナの巨木を見るには、こちらが一番かと思います。
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雨上がりのクモの巣。 雨露がキラキラと輝いて、『枕草子』にあるように、まるで真珠のネックレスです。
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『吾妻鏡』 「治承四年八月小六日丙戌。(中略)当時経廻士之内、殊以重御旨軽身命之勇士等各一人、次第召抜閑所。令議合戦間事給。雖未口外、偏依恃汝、被仰合之由、毎人被竭慇懃御詞之間、皆喜一身抜群之御芳志。面々欲励勇敢。是於人雖被禁独歩之思。」