八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(いいね順)

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東京国際フォーラム『正月に出会う 五節供の日本』展の、白馬節会・上巳曲水宴・乞巧奠などの大きなジオラマ。撮影自由ですので、いろいろなアングルから資料用写真が撮影できるのは大きな魅力だと思います。
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いま、ツツジも満開です。これはモチツツジ(黐躑躅、学名Rhododendron macrosepalum)でございます。名前の通り、葉や萼の部分を触ると、ねば~っとした、粘着質を感じます。衣の重ね色目もあります。 『満佐須計装束抄』(源雅亮・平安末期) 「もちつゝじ。蘇芳三匂ひて、青こきうすき、白単。」
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標高の高い御岳山は、すでに秋の花々の世界になっていました。『枕草子』にも書かれている、平安時代はデフォルトであった赤い穂のススキも。東京の平地では、なかなか見かけませんね。
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ベランダで栽培しているアカネ(茜、学名:Rubia argyi)、いわゆる「日本茜」を一本抜かせて頂きました。 まさに「赤根」ですね!
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他の猫の毛色は浅い黒だけど、この子は墨みたいに深い黒色。まるで『戦国策』に出てくる伝説の名犬・韓盧みたいな姿をしてる。体長1尺5寸、体高6寸くらい。屈むとキビの小さな粒みたいで、伸びをすると張り切った弓みたいなんだ。
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瞳はキラキラとまぶしいほどに輝き、耳は直立するスプーンみたいで揺れない。丸まったときは、足も尻尾も見えない。お堀の中の黒い宝石みたいなんだ。歩くときは音もなく声も立てない。そう、ちょうど雲の上の黒い龍みたいだな。
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赤坂、虎屋さんのギャラリーでの「王朝のおもちゃ-林美木子の有職彩色-」展示。雅やかな美しさとはこのこと。たくさんの作品達を拝見出来て、入場無料・撮影自由・冷房完備! 写真のような「宝の山」に分け入ったような心持ちでございました!
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赤い穂のススキの写真を撮って参りました。 『無名抄』(鴨長明) 「ますほのすすき(中略)『まそうのすすき』とは、『真に蘇芳也』といふ心なり。『真蘇芳のすすき』といふべきを、言葉を略したるなり。色深き薄の名なるべし。」
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あまりに繁茂しすぎて、菱刈船の登場です。
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本日の「神宮神武天皇山陵昭和天皇山陵に勅使発遣の儀」、天皇陛下の御直衣は、立冬前ではございますが、冬の「白固地綾文小葵裏二藍平絹」でございました。 jiji.com/jc/article?k=2…
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緑色の花弁の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が咲いています。この「御衣」は何のことかと言えば、菅原道真が昌泰四年(901)9月10日、太宰府で詠んだ  去年今夜待清涼 秋思詩篇独断腸  恩賜御衣今在此 捧持毎日拝余香 の「御衣」のことでしょう。
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これは皇居の菱ではありませんが、食材としての菱の実。茹でるとクセもなくほくほくして美味しいです。『延喜式』(内膳)に、「供御月料」として「菱子、二斗二升五合」とあります。平安時代の天皇の食膳にも普通に出ていたのですね。
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タチバナ(橘、学名:Citrus tachibana)も一気に開花です。葉の緑・花の白・果実の橙色を同時に楽しめることが平安時代から賞美の対象でした。 『満佐須計装束抄』(源雅亮・平安末期) 「女房の装束の色。四月薄衣に着る色。花橘。山吹濃き薄き二。白き一。青き濃き薄き。白単。青単。」
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去る10月14日、銀座の観世能楽堂で、十二単の着付実演をお目に掛けました。最高の舞台で、まことに光栄なことでございます。
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柏は枯れても葉を残し、青葉が出るまでその状態を保ちます。これを見た平安時代の人々は、柏には「葉を守る神様」がおいでになるに違いない、と考えました。 『枕草子』 「柏木、いとをかし。葉守の神のいますらむもかしこし。兵衛の督、佐、尉など言ふもをかし。」
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お父様は、この子が献上されて数日間可愛がったあと、僕にくれたんだ。それから5年、僕が育ててる。毎朝必ずミルク粥を食べさせてるんだよ。
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本日は旧暦の9月9日、重陽の節供でございますので、菊酒で一献。 菊酒には諸説ございますが、まずはイメージで。
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東京都薬用植物園には毒草もあります。 皆さまご存じ、毒草のトリカブト(鳥兜・学名:Aconitum chinense Sieb)でございます。 その変わった名称は、舞楽装束の「鳥甲」から来ていると言われます。英語でも同じように「monkshood」(修道士のフード)と呼ばれています。
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この子、五禽の動きを真似た健康法、「導引術」が好きみたいで、いつも頭を低くして尾を地面に付けるようにして歩いてる。猫背を伸ばせば2尺くらいの長さにもなるよ。毛色がキレイなのも、その健康法のせいかな。そうそう、他の猫なんかよりも、ずっとずっとネズミをたくさん捕ることが出来るんだよ。
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皇嗣妃殿下、ちょっと見て菖蒲色の唐衣。尾長鳥の丸の上文。
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京都御所、紫宸殿の左近の桜も満開です。長い間、檜皮葺の葺き替え工事をしていた清涼殿も、いよいよ来週から再公開。公開のための準備作業が進んでいました。
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本日4月19日は「皇女和宮が内親王宣下を受けた日」です。文久元年(1861)のこと。この内親王宣下は、江戸の徳川家茂に降嫁するにあたり、身分を上げておいてやろうとする、兄・孝明天皇のお考えによるものでした。 画像は西陣織元の調進控。三重格子に撫子の丸、和宮さまの小袿の生地でございます。
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今宵は菖蒲湯。 最近の菖蒲は匂いが少なくなったと思いませんか? わたくしの感受性が落ちたのか、菖蒲そのものの香気も薄くなったのか…。『後水尾院当時年中行事』(江戸初期)の記述にあやかって菖蒲を刻むと香気が満ち、大成功でした。
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黄櫨染の袍のときの御冠は「菊御紋附黒羅張御立纓(きくごもんつきくろらばりおんりゅうえい)」で、菊の御紋が刺繍されています。明治天皇までは冠親の関白が用いている文様を用いましたが、大正天皇の時代に「冠親」はなくなりましたので、菊花御紋章を用いました。
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桜の有終の美を飾る、奈良公園のナラノヤエザクラ(学名: Prunus verecunda 'Antiqua')が見頃です。 『詞花集』にある有名な、伊勢大輔の 「いにしへの 奈良のみやこの八重ざくら   けふ九重に にほひぬるかな」 の桜は、この桜だと言われております。