八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(いいね順)

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まもなく「即位礼正殿の儀」。 このとき天皇陛下が着用されるのは御束帯黄櫨染御袍です。天皇が重儀に黄櫨染を着用するのは、嵯峨天皇の御代からです。
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海苔は『養老令』にも「紫菜」として登場する日本古来の食材ですが、今話題の鎌倉初期では、源頼朝が朝廷に献上したしたことが『吾妻鏡』に記されています。 『吾妻鏡』 「建久五年正月卅日壬辰。伊豆国甘海苔被進京都。雑色吉野三郎為御使云々。」
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天皇の冬の御直衣は「白固地綾文小葵裏二藍平絹」、夏の御直衣は「二藍縠織文三重襷」となります。御袴は紅精好の切袴です。 昨年5月8日は夏服時季でしたが、冬の御引直衣でした。はたして今日は??
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楓(カエデ)の花が満開です。楓は秋の紅葉ばかり注目されますが、今の季節の、花にお気づきの方は少ないのではないでしょうか。『枕草子』でも『徒然草』でも、今の季節の「若楓」の風情を賞賛しています。
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明治二十年(1887)頃のカップ&ソーサー。 明治前期に用いられた「御旗御紋(みはたごもん)」が描かれます。菊花御紋の後ろに日月の錦旗が交差するデザイン。案外と知られていないのではないでしょうか。 国賓を迎えての晩餐会の食器などで現在も用いられています。
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昨日はゆく夏を惜しみ、御岳(みたけ)神社へ。レンゲショウマ(蓮華升麻、学名:Anemonopsis macrophylla)を見に参りました。レンゲショウマは1属1種の日本固有種です。いかにも日本的な、風情のある優しく嫋やかな花が魅力的です。
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平安文様素材集、新しくなるダウンロード版とあわせて、旧来の書籍CD版も大増刷するとの連絡を受けました。 これまた皆さまの御蔭です。有り難いことでございます。
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秋深し。ナツヅタ(夏蔦、学名:Parthenocissus tricuspidata)が美しく紅葉しつつあります。
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有職に用いられる桜モチーフをまたいくつかご紹介いたしましょう。これは西陣の織元に遺された調進控より。幕末、嘉永七年(1854)八月に、内侍の小袿のために織られた生地です。伝統的であり、かつ近代的なデザインですね。
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本日は大晦日。 宮中で行われた「追儺」は鬼を退治する儀式です。本来は鬼を追い払う役であった「方相氏」さんが、のちに鬼のラスボス扱いされて追われるようになってしまいます。しかし頑張れ方相氏!!
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『「勘違い」だらけの日本文化史』(淡交社)。内容チラ見せでございます。 まずは目次から。とりとめ無い内容でお恥ずかしい限りでございますが……。
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天然のサルナシは、猿や熊が食べる前に収獲するため未成熟です。そのため追熟が欠かせません。完熟のサルナシは、キウイフルーツをぎゅっと凝縮したような、甘さと香りのある素晴らしいフルーツとなります。
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「黄丹袍(おうにのほう)」と呼ばれる袍の「黄丹」(オレンジ色)は、奈良時代の『養老令』にも定められている皇太子の「当色(とうじき)」(身分立場による色の識別)です。これは唐の皇太子の当色「絳」がわが国に伝わり「朱華(はねず)」となり、さらに黄丹になったようです。
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先日、京都府立植物園で。 桜と橘のみごとな共演を楽しめました。
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『後拾遺和歌集』(兼明親王) 「雨の降りける日、蓑借る人の侍りければ、山吹の枝を折りて取らせて侍りけり、心も得でまかりすぎて又の日、山吹の心得ざりしよし言ひにおこせて侍りける返りに言ひつかはしける。  七重八重 花は咲けども山吹の   実のひとつだに なきぞあやしき」
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朝ドラ「らんまん」。 『源氏物語』に出てくるのでユウガオが好きという徳永助教授に我が意を得たり。 『有職植物図鑑』(平凡社)のために昨年、ベランダで栽培したユウガオちゃんが実に可愛かったですよ。
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本日は冬至。 そして旧暦では11月19日で「11月、中(なか・2回目)の辰の日」です。前日の「中の卯の日」に行われる「新嘗祭」の翌日で、「豊明節会」が行われた日となります。新嘗祭が収穫祭というよりも、冬至祭=上古の新年祭であったのではないかと思わせてくれる日程です。
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染め液を作るために煮込んだ茜の根。黄色味が抜けて、まさに「赤根」になっています。
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本日、約半年ぶりに開園した皇居東御苑に参りました。ハナショウブが実に見事。見物の方もごく少なく、ゆっくりと拝見することが出来ました。いま、オススメでございます。
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檜扇の要(かなめ)の金具は、表が蝶、裏が鳥でございます。蝶鳥はさまざまな場面において、一対として扱われました。
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皇嗣殿下の冠の「纓(えい)」(後ろのひらひら)は一般の「垂纓」と、天皇の「立纓」の中間の「燕尾の纓」。羅の刺繍は明治天皇までは冠親の文様を受け継ぎましたが、大正天皇の成年式以降、天皇・皇太子の纓には菊花文の刺繍が施されています。
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鶴岡八幡宮御神宝に見られる、女性装束の単の菱文様。古式の「幸菱」文様です。たしかに繁茂する菱のように見えます。
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今宵、少し遊んでみました(^-^)
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DL版のみの特典おまけデータもございます~。
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シロバナタンポポ(白花蒲公英、学名: Taraxacum albidum)が咲いていました。 西日本では多く見られる日本在来種ですが、関東では珍しい部類でしょう。いまは東北地方にも勢力を拡大しているそうです。これもまた、地球温暖化のせいかもしれないですね。