八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(いいね順)

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刈安染めをしてみました。 こんなススキの切れ端のような葉っぱで、きれいな黄色に染め上がるのは不思議です。黄色は持統天皇の時代から無位・庶民の色とされましたが、染料が容易に入手でき、染色も容易であることから、大納得でございます。
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「即位礼当日賢所大前(かしこどころおおまえ)の儀」 「帛御袍(はくのごほう)」 「黄櫨染(こうろぜん)」
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まもなく5月と言うことで、稽古場の室礼を端午の節供仕様に。 入り口には「真の薬玉」を懸け、室内には「檜兜」に「行の薬玉」。たいへん清冽な雰囲気となりました。なかなかに珍しい品々かと思います
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紀伊國屋書店新宿本店2階、文庫本売り場に、『角川ソフィア文庫・有職装束の世界』を平積みしてくださいました。有り難いことでございます。 もはや「ヤベェ本」は、わたくしの枕詞になっているようでございますね(笑)。これもTwitterの皆さまの御蔭様でございます。
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京都御苑・旧近衛邸趾の糸桜。京都御苑の中でも最初に咲き始める枝垂れ桜です。いま見頃を迎えているようです。 写真は昨年の京都取材の際のもの。『有職文様図鑑』(平凡社)で活用させて頂きました。緊急事態宣言が出る直前の駆け込み取材で、まさにぎりぎりのタイミングでございました。
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「楝(おうち)」が美しく咲いております。 「楝」は漢字も見たことがないという方が多いのではないでしょうか。「棟(むね)」ではありません。この「楝」はセンダン(学名: Melia azedarach)の古名なのです。 重色目は今の季節の「楝重ね」。 『雁衣鈔』 「楝。面薄色。裏青。四月五月着之。」
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文庫本ですので比較的、手にとって頂きやすくなっております。 次から次で恐縮でございますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 『詳解 有職装束の世界』角川ソフィア文庫 (KADOKAWA・2020年) 文庫判・オールカラー384ページ 1892円(税込) amazon.co.jp/%E8%A9%B3%E8%A…
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来春に刊行される予定の、有職故実に関連した本のために、さまざまなものを撮影中。これは「貝覆い」の貝です。こうした江戸時代の御品は繊細で優美で雅やか。実にフォトジェニックです。
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昨年末から皇居東御苑はずっと閉園中です。例年ですとバラ園でコウシンバラ(庚申薔薇、学名:Rosa chinensis)を見ることができる時期…のはずなのですが。写真は昨年のもの。。 平安時代中期までに、中国から「庚申薔薇」が輸入され愛されたのです。平安時代の「薔薇」が写真のこれになります。
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今年も栗のシーズンに。 「栗は美味しいけれど、皮を剥くのが……」 と仰る、そこのアナタ。 この品種「ぽろたん」は、最初に切れ目を入れて電子レンジや蒸し器に掛けるとアラ不思議、渋皮も綺麗に剥けるのです。去年試しに買って大変気に入って今年も購入です。
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東京では霙が雪に変わりつつあります。 いそいで紅梅を見に参りました。「雪の下」の重ね色目を彷彿とさせてくれる風情でございます。近所のお子達は、さっそく雪だるまに橇遊びに打ち興じ。良き哉。明日の朝はもっと良い光景かと。 しかし皆さま、どうぞ交通御安全に。
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ヒガンバナ(彼岸花、学名: Lycoris radiata)。 日本に来た時期には諸説有りますが、稲作と共に、畦を守る花として日本に伝来したという説も有力です。
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日本在来種の「和リンゴ」(学名:Malus Asiatica)です。品種としてはコウサカリンゴ(高坂林檎)が色づく季節となりました。「林檎」は平安時代には伝わっていました。 『和名類聚集』(源順・平安中期) 「林檎 本草云林檎<音禽和名利宇古宇>與柰相似而小者也。」
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版元さんから連絡があり、『日本の装束解剖図鑑』は予約好調により「発売前重版」が決まったとのことでございます。まさに望外の喜びです。わたくし自身が「素敵だな」と思うことを、多くの皆さまもそうお考えだと言うことが何よりの喜びでございます。Twitterの皆さまに、心より感謝申し上げます。
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お金が掛かることなので恐縮ではございますが…。 6月開講の「有職故実講座」令和4年度受講生を募集させていただきます。 装束を「着せてもらう」体験は各所で可能ですが、「着せる」体験が出来る機会はそうそう無いと存じます。受講ご希望の方はぜひお申し込み下さいませ。 kariginu.jp/taikenden/yuso…
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今年は花見も心ゆくまで楽しめません。 そこで桜文様の紫緂平緒(束帯装束で太刀を吊るための帯)の写真など。 これは江戸時代の上級公家・中院家旧蔵の御品です。桜の刺繍がなんとも優美でございます。
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昨年の即位の礼で皇嗣殿下が佩用された細身の太刀は「豊後国行平御太刀(ぶんごのくにゆきひらおんたち)」と呼ばれる皇太子の太刀。これは令和元年9月26日、天皇陛下が「行平御剣(ゆきひらぎょけん)伝進の儀」を執り行われ、皇嗣殿下へ受け継がれたものです。
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本日、皇居東御苑で見かけたコウシンバラ(庚申薔薇、学名:Rosa chinensis)。四季咲きで、60日に一度の庚申の日ごとに咲くからと言うのが和名の由来です。平安時代に中国から導入され、『源氏物語』にも登場した薔薇が、この種だと言われます。
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本日ただ今「十三夜の月」。 『躬恒集』 「清凉殿の南のつまに、みかは水ながれいでたり、その前栽にさヽら河あり、延喜十九年九月十三日に賀せしめ給ふ、題に月にのりてさヽら水をもてあそぶ、詩歌心にまかす、  もヽ敷の 大宮ながら八十島を   見るこヽちする 秋のよのつき」
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そのため時期がくれば、アリの巣から芽を出すというわけ。コンクリートの割れ目を好むのはスミレではなく、アリだったのです! たいへん勉強になりました。
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服装 天皇:御引直衣 勅使:衣冠単(帯剣) 宮内庁長官、侍従長、侍従、式部官長、掌典長及び掌典:衣冠 辛櫃奉舁者:衣冠単 モーニングコート又はこれに相当するもの
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大河ドラマももうすぐだと思いますが、本日4月8日は「頼朝夫妻の前で静御前が舞った日」です。 文治二年(1186)4月8日。逃亡中の義経とわかれて捕縛され、鶴岡八幡宮の社頭、頼朝・政子夫妻の前に引き出された静御前。命じられて舞う白拍子舞で、『伊勢物語』に出てくる歌を変形させて歌います。
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はやくも八重桜のシーズン真っ盛りです。八重桜というと、伊勢大輔のこの歌。 『詞花和歌集』(1151年) 「一條院の御時、ならの八重桜を人の奉りけるを、そのをり御前に侍りければ、その花を題にて歌よめとおほせごとありければ  いにしへの 奈良の都の八重桜    けふ九重に にほひぬるかな」
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昨年の今頃、京都取材旅行したときの写真。 御所・紫宸殿の「左近の桜」です。紫宸殿の樹はもとは梅の木でしたが、承和年間に枯れたため、仁明天皇が新たな木を植えられたと『古事談』にあります。 唐風から国風文化・美意識尊重に価値観の変換が行われていた時代の象徴的な出来事と言えるでしょう。
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ヒオウギ(檜扇、学名:Iris domestica)の種子、「烏羽玉(うばたま)」です。 そう、「夜」「黒」の枕詞の、あの「ぬばたま」。あっと言う間に秋ですね。