八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(いいね順)

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どこもかしこも山吹色。ヤマブキ(山吹、学名:Kerria japonica)です。 現在は一重咲き品種の時期。多くの方が誤解されているのですが、一重咲きは実がなります。十日ほどもすれば八重咲き品種の時期。これが「七重八重、花は咲けども…」の、結実しないヤマブキなのでございます。
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老舗出版社さんから、重ね色目など、有職の色彩に関する書籍を刊行させて頂くことになりました!! これも皆さまの御蔭です。有り難いことでございます。
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今日は夕焼けが美しかったですね。東京は中野の夕焼けです。 こうした雲を「茜雲(あかねぐも)」と呼びます。アカネ染めの、やや黄味を帯びた赤い色を、昔の人たちがどう認識していたか、こういうことから理解できるのは大切な勉強だと思います。
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本日は皇嗣殿下(秋篠宮さま)のお誕生日。皇嗣という立場で黄丹(おうに)の袍、太刀は東宮相伝の「豊後国行平御太刀」です。9月26日「行平御剣伝進の儀」で承継されました。
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今日の夕方の、東京は中野の空です。 昔の人々はこういうのを見て「朱雀」などを想起したのでしょうね。
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『枕草子』に「二位三位の袍の染色にシラカシを用いた」とありますので、実験有職学の観点からシラカシ(白樫、学名:Quercus myrsinifolia)染めを試行。鉄媒染で見事に黒く染まりました。律令の紫から現在のような黒に移行する過渡期の色は、こんな感じだったのかと想像できる色に染め上がりました。
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御剣。 包み方によって、横向きになっています。
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本日の有職故実講座では、受講生の皆さまに「菊の着せ綿」づくりをしていただきました。9月8日の夜に菊の花に真綿をかぶせて菊の香りの朝露を染みこませ、9月9日の重陽の節供の朝、これで顔を拭ってアンチエイジングを願う、平安時代以来の女性の風習です。
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あっと言う間に、八重のヤマブキ(山吹、学名:Kerria japonica)が満開でございます。 実がならないのは八重咲の花。普通の一重の山吹は実がなります。山吹と限らず、八重咲き品種の植物は、雄しべが花びらに変化したという関係で繁殖能力を欠き、原則として結実しません。八重桜もそうです。
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「秋の七草」にススキ(芒、薄、学名:Miscanthus sinensis)が入っていますが、「ススキって花なの?」と思われる方も多いでしょう。そして「ススキって地味ぃ~」と見られがちですが、平安時代のススキは赤い花がポピュラーであったようです。写真は都内でなかなか見かけなくなった赤いススキです。
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望月の和歌を詠んだ藤原道長。月の満ち欠けに関心があったようで、彼の日記『御堂関白記』にも月蝕の記録は数多いです。たとえば 「長徳四年(998)十月十五日、庚子、土除。〈月蝕大分皆既、虧初子三刻二分、加時丑三刻五分、復末寅四刻二分>。」 と、今日の皆さまと同じように刻々と記しています。
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平安時代に事物がどう認識されていたか。そしてそれを話し言葉(和名)で何と呼んでいたか。それをもっとも明快に教えてくれるのが『和名類聚抄』です。承平年間(931~938)、源順(みなもとのしたごう)が編纂しました。全巻をエクセルデータにしました。右手がジンジン痺れております(苦笑)。
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「勅使発遣の儀」では、勅使が「衣冠単」に細劔を帯びます。これも珍しい姿。革緒では無く、平緒の帯だけを用いています。
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本日10月26日は岩倉具視公の誕生日です。明治になってからの写真。「勝見襷」文様の小直衣、ちょっと見にくいですが、差袴の文様は笹龍胆をモチーフにした丸文「龍胆唐花の丸」。袴に一般的な「藤の丸」ではなく、龍胆文なのは、岩倉家が源氏であるからです。
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束帯の着付け、ぱっと画面で見た範囲では、陛下は山科流、侍従さんたちは高倉流のようですね。うしろの「石帯(せきたい)」の石が見えるか見えないかで判断。
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ヤマブキ(山吹、学名:Kerria japonica)。 よく「ヤマブキには実がならない」と信じておられる方がおいでです。実がならないのは八重咲の花。この一重の山吹は実がなります。山吹と限らず、八重咲き品種の植物は、雄しべが花びらに変化したという関係で繁殖能力を欠き、原則として結実しません。
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わたくし、ドラマ全体的にも考証的にも、『鎌倉殿の13人』、非常に気に入っております。いつものように烏帽子が大きすぎること以外は(笑)。
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いま英国国王戴冠式が行われています。 王妃の裳裾を持つ少年たちが可愛らしいですが、彼らはPage of Honour。日本でも明治から昭和19年まで「御裳捧持者」がいました。水干の菊綴の様な梵天が可愛らしいです。
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本日はクリスマスイブ。 いまはフライドチキンが主流ですが、かつてはモモ焼が食べられたものです。骨の部分には飾り紙が巻かれ、「褻」ではない「晴」が演出されました。これは平安時代から「別足」としてあったものです。画像は『正月三節會御膳供進之次第』(国立国会図書館デジタルコレクション)
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朝のオニバスの写真を撮りに葛飾区は水元公園再訪。ハスも美しく咲いていますが、そこにヒラヒラと飛び来るチョウトンボ(蝶蜻蛉、学名:Rhyothemis fuliginosa)の金属光沢が、まぁ美しいこと。 また、飛び方・羽根の動かし方が、「風の谷のナウシカ」に出てくる蟲のようで、なんとも不可思議です。
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スミレの種子にはエライオソームと呼ばれる、特殊な付着物があって、アリがこのエライオソームが出す匂いに惹かれて、自分の巣のなかへ種子を運び込みます。アリはエライオソームだけを食べて、種子は巣の近くに捨てられるのだそうです。
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御倚子(いし) 鳥居式直方形杢目蝋色螺鈿入、肘掛勾欄形(高3.3尺・笠木3.12尺・床面門口と奥行1.95尺・床面下1.24尺) 牀上敷物 繧繝縁畳、白地菱文御褥(0.27尺) 劔璽案2脚 黒漆蝋色塗螺鈿入(高2.55尺・長1.625尺・幅0.94尺)、東御剣。西御玉。
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うわさの台湾パイナップル。本当に芯まで美味しいですね。 パイナップルの「へた」の部分は、ちょっと捻ると簡単に外れるのですね!拍子抜けするほど簡単に外れます。 ご存じの方は「なにを当然のことを」と仰るのでしょうが、私、つい先日知りました。少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。
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今日は大嘗宮の建設現場に行って参りました。 悠紀殿と主基殿はほぼ完成。滅多にない機会です。ぜひ皇居東御苑で、この情景をご覧下さいませ。
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オニバス (鬼蓮、Euryale ferox) の葉が展開し始めました。 『枕草子』 「恐ろしげなるもの。つるばみのかさ、焼けたる所、水ふぶき、菱。髪おほかる男の洗ひてほすほど。」 この「水ふぶき」=「芡」がオニバスのことです。 平安時代は葉は漬物に、種子は「鶏頭」と呼んで美味しく食べたようです。