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これが世に出ましたのも、昨秋来のツイッターの皆さまのご支援のたまものでございます。重ねて感謝申し上げます。
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平安後期、藤原頼長のモモ焼きの食べ方が『古事談』(源顕兼・鎌倉前期)に記されています。
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こんな有り難いお話しがあるようです。
ko-sinsyuppan.com/2020zaikoshi.h…
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平凡社さんが「web太陽」を始めました。わたくしも、「有職覚え書き」と題して、少し書かせて頂いております。多くの皆さまにご覧頂けましたら幸いでございます。
webtaiyo.com
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録画を見ますと、御裾持ちの掌典職は高倉流で、剣璽を捧持する侍従さんは山科流のように見えます。
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このあと12:35から、宮中三殿で皇嗣による「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」が行われます。これは壺切御剣が無事に伝進されたことを皇嗣が神前に奉告する儀式です。
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奇しくも本日4月8日は、太田道灌が江戸城を築城した日です。
『柳営秘鑑』(菊池弥門・1743年)
「康正二年(1456)(中略)太田備中資長入道道灌斎(中略)当城を築き始む。(中略)終に長禄元年(1457)四月八日経営之功成て、本丸を静勝軒と名付、是に在住す。」
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日本のシャガは「三倍体」と言って種子が出来ないので、地下茎が分かれて増えたもの。つまり日本全国のシャガは同じ遺伝子を持つクローンです。 おなじことはヒガンバナにも言え、稲作と共に伝わったとされるヒガンバナは三倍体で、日本中すべてクローンなのです。
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『宇治拾遺物語』(青常事)
「青き打たる出し衵して、指貫も青色の指貫をきたり。隨身三人、青き狩衣、袴着せて、ひとりには、青くいろどりたる折敷に、あをぢのさらに、こくはを、盛りてさゝげたり。」
青(グリーンのこと)しばりの持ち寄りパーティーに「こくは」が登場します。
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『類聚名物考』(山岡浚明・江戸中期)
「鞠の庭に奉る椿餅の事、一旧記ニ云。干飯を粉にして丁子を粉にして、すこしくはへて甘葛にてかためて、椿の葉二枚を合せてつゝみて、上をうすやうの紙を、ほそき壹分計ニきりたるにて、帯にして結びてたるゝ也。」
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「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」の服装は「皇嗣:束帯(黄丹袍)、皇嗣妃:小袿・長袴、皇嗣職宮務官:衣冠単・袿袴、掌典長・掌典次長・掌典及び楽長:祭服、内掌典:衣袴・袿袴、掌典補及び楽師:祭服、出仕:麻浄衣」となります。
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皇后陛下の御小袿はの上文は窠中浜茄子。洲浜形との比翼文?
今上陛下の立太子でも皇后陛下(現上皇后陛下)が比翼文でしたが、小袿で比翼文というのは新しき故実ですね。
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桑の実は北関東では「ドドメ」と呼ばれ、その黒紫色は「ドドメ色」として知られています。
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『有職故実から学ぶ 年中行事百科』(淡交社)、いよいよ発売となりました。
皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。 twitter.com/tankosha_bs/st…
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『文安御即位調度図』
「以高御座敷繧繝端大帖一枚、其上敷唐錦端龍鬢<裏蘇芳打物、其上敷唐軟錦端茵<挟自龍鬢上寸許縁上有伏組<紫糸>面白唐綾裏蘇芳打物>、其上加東京錦茵一枚<大如例>。左立螺鈿後脇息一脚。右立張脇息。御座中立御几帳一脚<手尋常黒塗朽木形惟本宮儲之>。土居上壇上共敷赤地唐錦。」
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『後拾遺和歌集』所収の兼明親王の歌
七重八重 花は咲けども山吹の
実のひとつだに 無きぞあやしき
や、ここから派生した太田道灌の逸話が有名なので、「ヤマブキには実がならない」と信じておいでの方も多いのですが、実がならないのは八重咲き品種で、通常のヤマブキは結実します。