八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(いいね順)

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『枕草子』 「草の花は(中略)壼菫、すみれ、同じやうの物ぞかし。老いていけば同じなど憂し。」 重ね色目は「菫」と「つぼ菫」。 『胡曹抄』(一條兼良・室町後期) 「すみれの衣<面紫裏薄紫>、つぼ菫<面むらさき裏薄青>」
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これが世に出ましたのも、昨秋来のツイッターの皆さまのご支援のたまものでございます。重ねて感謝申し上げます。
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平安後期、藤原頼長のモモ焼きの食べ方が『古事談』(源顕兼・鎌倉前期)に記されています。
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ナンテン(南天、学名:Nandina domestica)の花が咲き始めています。 ナンテンの文献上の初出は藤原定家の『明月記』、寛喜二年(一二三〇)六月二十日の記事だとされます。
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こんな有り難いお話しがあるようです。 ko-sinsyuppan.com/2020zaikoshi.h…
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平凡社さんが「web太陽」を始めました。わたくしも、「有職覚え書き」と題して、少し書かせて頂いております。多くの皆さまにご覧頂けましたら幸いでございます。 webtaiyo.com
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前年に清涼殿の重陽の宴で漢詩を詠んだ道真に、醍醐天皇が自らの衣を授けました。このこと想ってよまれた漢詩。この「御衣」はどのようなものか不明ですが、帝の着用が多かった「麹塵」色ではないかということから、その色に似た桜の品種名を「御衣黄」としたのでしょう。 江戸時代の麹塵袍の裂地。
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高田馬場駅ガード下の壁画(一般開放)。高田馬場近辺が太田道灌の「山吹の里」という伝説がありますので、それにちなんだ壁画です。
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大正の即位御大礼で大饗の饗膳を調えられた有職料亭、京都・西陣魚新さまの全面的なご協力を賜りました。 魚新さまでは、平安以来の「有職の心」を活かした現代の有職料理も提供されています。春夏秋冬を彩る「いま食することの出来る有職料理」。ぜひご紹介したいと、巻頭を飾らせていただきました。
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本日は七十二候の「半夏生」です。 『礼記』(月令) 「仲夏之月(旧暦5月)、日在東井、昏亢中、旦危中(中略)是月也、日長至、陰陽争、死生分。(中略)鹿角解、蝉始鳴、半夏生、木堇栄。」 「半夏」とはサトイモ科のカラスビシャク(烏柄杓、学名:Pinellia ternata)のことです。
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本日1月15日は「小豆粥を食べる日」です。 ちょうど良いタイミングですので、新刊『有職故実から学ぶ 年中行事百科』(淡交社)の当該ページを、内容見本として紹介させて頂きますね。 このように、本書は各行事の沿革と根拠を解説することを重視した内容になっております。
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録画を見ますと、御裾持ちの掌典職は高倉流で、剣璽を捧持する侍従さんは山科流のように見えます。
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『有職故実から学ぶ 年中行事百科』 A5判 240ページ オールカラー ツカ(厚み)は2㎝弱でございます。
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このあと12:35から、宮中三殿で皇嗣による「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」が行われます。これは壺切御剣が無事に伝進されたことを皇嗣が神前に奉告する儀式です。
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奇しくも本日4月8日は、太田道灌が江戸城を築城した日です。 『柳営秘鑑』(菊池弥門・1743年) 「康正二年(1456)(中略)太田備中資長入道道灌斎(中略)当城を築き始む。(中略)終に長禄元年(1457)四月八日経営之功成て、本丸を静勝軒と名付、是に在住す。」
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日本のシャガは「三倍体」と言って種子が出来ないので、地下茎が分かれて増えたもの。つまり日本全国のシャガは同じ遺伝子を持つクローンです。 おなじことはヒガンバナにも言え、稲作と共に伝わったとされるヒガンバナは三倍体で、日本中すべてクローンなのです。
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『宇治拾遺物語』(青常事) 「青き打たる出し衵して、指貫も青色の指貫をきたり。隨身三人、青き狩衣、袴着せて、ひとりには、青くいろどりたる折敷に、あをぢのさらに、こくはを、盛りてさゝげたり。」 青(グリーンのこと)しばりの持ち寄りパーティーに「こくは」が登場します。
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『類聚名物考』(山岡浚明・江戸中期) 「鞠の庭に奉る椿餅の事、一旧記ニ云。干飯を粉にして丁子を粉にして、すこしくはへて甘葛にてかためて、椿の葉二枚を合せてつゝみて、上をうすやうの紙を、ほそき壹分計ニきりたるにて、帯にして結びてたるゝ也。」
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「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」の服装は「皇嗣:束帯(黄丹袍)、皇嗣妃:小袿・長袴、皇嗣職宮務官:衣冠単・袿袴、掌典長・掌典次長・掌典及び楽長:祭服、内掌典:衣袴・袿袴、掌典補及び楽師:祭服、出仕:麻浄衣」となります。
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皇后陛下の御小袿はの上文は窠中浜茄子。洲浜形との比翼文? 今上陛下の立太子でも皇后陛下(現上皇后陛下)が比翼文でしたが、小袿で比翼文というのは新しき故実ですね。
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桑の実は北関東では「ドドメ」と呼ばれ、その黒紫色は「ドドメ色」として知られています。
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『有職故実から学ぶ 年中行事百科』(淡交社)、いよいよ発売となりました。 皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。 twitter.com/tankosha_bs/st…
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『文安御即位調度図』 「以高御座敷繧繝端大帖一枚、其上敷唐錦端龍鬢<裏蘇芳打物、其上敷唐軟錦端茵<挟自龍鬢上寸許縁上有伏組<紫糸>面白唐綾裏蘇芳打物>、其上加東京錦茵一枚<大如例>。左立螺鈿後脇息一脚。右立張脇息。御座中立御几帳一脚<手尋常黒塗朽木形惟本宮儲之>。土居上壇上共敷赤地唐錦。」
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『後拾遺和歌集』所収の兼明親王の歌 七重八重 花は咲けども山吹の  実のひとつだに 無きぞあやしき や、ここから派生した太田道灌の逸話が有名なので、「ヤマブキには実がならない」と信じておいでの方も多いのですが、実がならないのは八重咲き品種で、通常のヤマブキは結実します。