「正しいことを言う時は少し控えめにする方がいい。正しいと言うことは相手を傷つけやすいものだと気付いているほうがいい。」という吉野弘さんの言葉が好き。人間関係の問題はたいてい自分と相手の正しさのぶつかり合い。だから常に自分が正しいとは思わないように気をつけたい。
相手の未来のためだからといって、今の気持ちを考えずに厳しい言葉を浴びせるのは、言う側の憂さ晴らしにしかなってない。だから「あなたのためを思って」を使う人は信用できない。
恋人でも夫婦でも友人でもいい関係が続く人たちって、「相手が大事にしたいものを大事にする、たとえ共感できなくてもいいから、大事にしたい気持ちを尊重にする」ができる人なんだと思う。
自分にひどいことをした誰かを許すか許さないか、それは自分で決めることで他人からとやかく言われることじゃない。まずは「そんなひどいことされたんだから許せないのも無理ないよね」と自分を許してあげればいい。
これはあまり知られてないことだけど、ネガティブな感情って他人に伝染するもの。だから機嫌が悪い人からはいち早く離れること、これで自分の感情を守れる。
「もうしんどいです、これ以上は頑張れません」って言ってる人に「みんなもしんどいんだよ」って返すのは、シンプルに相手の心を壊すことだってもっと世の中に広まってほしい。
これまで数千人のカウンセリングして気づいたんだけど、ストレスフリーな人ほど「小さなタスク」を溜めないようにしてる。公共料金の支払いとかすぐ終わることでも、いつまでも溜めておくと無意識に頭のリソースを使ってしまう。それがストレスにならないよう、すぐ終わるものは素早く処理してる。
「厳しいことを言ってくれるのが真の優しさ」なのではなく、「厳しいことを受け取りやすい優しい言葉で伝えてくれる」が真の優しさなんだと思う。
心がしんどい時に必要なのはとにかく休むこと。でも心の疲れは体と違って家でゴロゴロしてても回復しない。 どうすれば心を癒せるかって意外と分からないですよね。だから、それを「心が疲れない『正しい』休み方」に書きました。 amzn.to/3eoKAoX
自分のことを責めてしまいがちな人には、「自分と全く同じ状況の人がいたらどんな優しい言葉をかけてあげたい?」と尋ねている。 すると、その答えはそっくりそのまま自分に向けた優しい言葉になる。 しかも自分から出た言葉だから無理なく受け入れられるのですごく気分が楽になる。
もう親の「子どもを厳しく叱って育てる→心が強くなる→将来うつ病にも負けない」みたいな誤解は無くなってほしいね 厳しく叱るからうつ病にならないなんて根拠は一切無いし、強いストレスに曝されれば誰だってうつ病になるんだよ それより親が優しく話を聴いてあげる方が、うつ病を防ぎやすい
好意的な態度をとっていたと思ったら、冷たい態度で突き放してくる人は、あなたを思い通りに動かそうとしているのかも。 こうやって支配しようとしてくる人は、最終的にあなたを大切にしてくれないので、距離をとって大丈夫。 表面的に優しくしてくるけど、惑わされないで!
僕の経験上、自己肯定感の高い人は他人を批判しない。 自分に自信がないから他人を否定して相対的な自分の地位を上げようとする。 でも他人を批判すると自分の評価が低くなることに気づいてない。 自信満々に見えても他者批判する人は、劣等感を持ってるのだと思って、批判は聞き流しておこう。
周りにアンテナを張りすぎな人は、気をつけないと疲れてしまう。 人の気持ちに敏感すぎるから、ご機嫌を取ろうとしすぎる。 状況察知が出来すぎるから、先回りしようとしすぎる。 感受性が豊かすぎるから、他者が喜ぶことをしようとしすぎる。 もっと自分が楽になる選択をしても良いんだよ
小学生時代の「皆勤賞」って、見直した方が良いと思う。 これが小さい頃から「休まないことが良いこと」という価値観に繋がって、休みが必要な時にも休みづらくなるから。 うつで休職するのに「周りに申し訳ない」と思う必要ないのに。 休むことは悪いことじゃないってことも子どもに教えてほしい。
「あの人良いところもあるから」と無理に嫌いにならないように我慢してない? 長所が無い人はいない。 長所と短所を天秤にかけて、短所の方が目につくなら、我慢出来なくなってきた証拠。 その人が嫌いという感情を押し込めて付き合い続けると、いつか一緒にいられなくなるほどしんどくなる。
誰と付き合うかは、よく考えて選んだ方が良いよね。 あなたを大事にしてくれない、気が合わない、尊敬できない、そんな人と一緒にいるとメンタルを削られる。 人生の貴重な時間は、自分にとってプラスになる人と使った方が良い。 大切に思える人との時間はあなたを幸せにしてくれるよ。
何事も言い方に気をつけないと、意図が正しく伝わらない。 せっかく良い内容でも伝え方が悪いと、相手にストレスを与えるだけ。 「私ズバズバ言う方なんで」と前置きしたからと言って「じゃあしょうがないか」とはならない。 相手の心情に配慮せず正論をぶつけるのは、暴言を吐くのと大差ない。
人は落ち込んだ時、他人に話を聴いてもらい、共感され受け入れてもらうとエネルギーが湧いてくる。 気合いをかける、励ます、助言する、これらが常に有効とは限らない。 うんうんと丁寧に聴き、辛かったね、と共感してもらう、この影響はとても大きい。 傾聴は大切な対人スキルだよね。
以前ある会社の人から良いことを教わった。 ほうれんそうよりも こまつな「困ったら、使える人に、投げる」 きくな「気にせず休む、苦しいと素直に言う、なるべく無理はしない」 これらを大事にしている。 ちんげんさい「沈黙する、限界になるまで言わない、最後まで我慢」 はやめるべきだって。
僕は辛そうな人に「大丈夫?」って言葉は使わないようにしている。 辛くて困ってるけど、心配かけないように平気なふりをしている人は「大丈夫じゃない」とは言えない。 だから「夜眠れてる?」「ご飯食べれてる?」と具体的に訊いた方が答えやすい。 辛さを溜め込む人には要注意だよ。
僕は一人でいる時より、集団の中にいる時の方が寂しくなることがあって、その理由がわかった。 気持ちが通じてない人達と一緒にいると、より孤独感を感じやすい。 表面的に会話してても、素直に自分の気持ちを出せないと寂しくなる。 たとえ少人数でも気持ちの通じ合う人と一緒の方が温かく感じる。
うつ病で働けない人に「働けないくせに遊びには行けるのか!」と言う人がいる。 あのね…、 遊べる状態になるまで長い治療を続けてるし ベッドで寝転んでるだけじゃうつ病は治らないし 遊びすら出来なきゃ仕事は無理に決まってる。 「うつ病の人は遊ぶべきじゃない」は患者を苦しめるただの偏見。
未婚なら「結婚したら?」 結婚したら「子どもは?」 一人っ子なら「きょうだいがいないとかわいそう」 専業主婦は「外で働かないの?」 仕事に打ち込めば「ちゃんと子育てしないと!」 今の日本は女性が生きていくにはハードモード過ぎる… 我々若い世代の男くらい、女性の味方になろうよ^^
【無理な言葉がけ集】 ◾️ASD 「空気を読んで行動しなさい」 ◾️ADHD 「忘れ物しないようにしなさい」 ◾️うつ病 「クヨクヨせず明るくしなさい」 ◾️睡眠障害 「早寝早起きしなさい」 ◾️リストカット 「切っちゃだめ」 これは風邪ひいたら 「咳するのやめなさい」 って言ってるのと同じだよ