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弁護士も、難民申請したいとお金持ってこられたら依頼を受けるわけではなくて、資料に目を通し本人の話を聞いて、難民該当性を検討する。かなり大変で、まずその国の歴史や政治情勢、治安、迫害に関する報道などに目を通し、本人の話と照らし合わせていく。10分強って申請書も読みきれない。酷すぎ…
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より詳しくはこちら。d4p.world/news/21232/
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③外部専門家が不服審査を担うことに。専門家リスト公表。これで変わるかな?
④参与員入っても認定率すごく低いまま。
⑤実は10分強しか書類読まない一人にばかり審査頼んでた。それずっと未公表。
⑥申請者には難民じゃない人も多いので簡単に送還できるよう法律変えます。←まもなく可決されそう。
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これは本当に衝撃の事実。少し噛み砕いて説明したい。
①難民認定率がすごく低い。認定も不服申し立ての判断も入管職員だけでしてた。
②判断した同じ役所がもう一度不服申し立ての判断するってほぼ意味なくない?と言われ続け2005年に参与員制度作られる。(続く
tokyo-np.co.jp/article/252412
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「結婚の自由をすべての人に」東京地裁判決を繰り返し読む。裁判官の良心が詰まった、しかし勇気には欠けた判決というのが感想だ。
良心がつまっていると感じた点→
①史実や医学的判断の変遷、各国の先行事例を丹念に分析して、人々の意識変化についても何ら理由を示さない「社会通念」で済ませず(1/9
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刑事弁護人をやっていると日常のように直面する現実。でもほんとはすごく異常なこと。おかしいおかしいおかしいと思いながら弁護士になって17年変えられないできている。だからこの訴訟は応援しないとと思ってる。多くの人にも知って、応援して欲しい。 twitter.com/CALL4_Jp/statu…
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内容についても。不支給につき「大多数の国民が共有する性的道義観念に照らし相当でないとの理由」を合理的とした。しかし訴訟ではそれが共有されていることの立証はない。判決文の中にもそう考える根拠は書かれていない。
太宰の人間失格の中の言葉を思い出した。「世間というのは、君じゃないか」
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読まない理由は傍聴席から批判の声が上がるのを恐れたことぐらいしか考えられない。でも、本当に自分の出した結論を正しいと思うなら、堂々と伝えれば良い。それが判断権者の最低限の義務ではないか。それが色々なものを賭して声を上げた人に対する最低限のリスペクトではないか。
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性風俗事業者に対する持続化給付金不支給訴訟の東京地裁判決。その内容についても言いたいことは色々あるけど、私が一番許せないのは法廷で判決理由を読み上げなかったこと。社会的注目を集める事件では少なくとも理由の要旨を読み上げるのが一般的だ。しかし裁判長はそれをしなかった(1/2
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もう一つ理解し難いところが、憲法14条平等権の判断。異性間と同性間カップルとの取扱いの差異について、今後更に緩和することが「可能」なので違憲ではないと。でも、今後可能かどうかでなく今の状態が判断対象だろう。今はいつ裁かれる?全ての差別は将来解消可能と言えばそう言えることになる。
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大阪地裁判決全文を改めて読む。判決のあちこちに、立法により同性婚を認めるべきとのメッセージが含まれているようには思う。でも差別の問題を原理的に多数派論理にならざるを得ない立法に委ねたら、やはりそれは司法の役割の放棄ではないか。
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大阪判決、合憲と判断したらしい。一体何がある程度解消されているのか。差別を「差異」と呼ぶことで覆い隠される欺瞞。 twitter.com/ciaolivia/stat…
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完勝しました。違法確認、国賠いずれも認められました。全員一致の違憲判決です。 twitter.com/CALL4_Jp/statu…
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私たちはこの国で外国ルーツの人が傷ついたり、亡くなったりした出来事にもっとこだわる必要があると思う 。
1人の人の尊厳がないがしろにされる社会では10人の、100人の人の、10000人の尊厳がないがしろにされるだろう。それは彼らであり、あなたであり、私でもある(5/6
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ネパールから来られた男性が、手錠で拘束され、取調べられた直後に死亡したアルジュンさん事件の裁判はいよいよ大詰めで警察官などの尋問が行われる。その期日を前に、この事件を学ぶイベントをやります。今夜8時から。是非観てください。 twitter.com/call4_jp/statu…
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最高裁は3年経過後は通貨価値の低い出身国基準で補償すれば良いと述べたのだ。彼はそれを聞いて「日本人の身体と自分たちので価値が違うということか」と首を振ってから、少し笑うような虚空を見るような表情をした。
離れることを決めた時、彼は「日本はもういいや」とそれ以上は何も言わなかった(4/6
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最終的には、日本への諦めのようなものが大きかったように思う。
彼が最初、労災の相談で来た。職場で積荷が崩れる事故があり、首を痛め、また肋骨も数本折っていた。私はオーバーステイでも労災は認められるが、逸失利益の補償は日本人の場合より遥かに少ないと伝えた。H9.1.28の最高裁判断ゆえだ(3/6
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新幹線の重要なパーツを作る仕事もしていた。日本の誇る交通インフラを彼のような人も支えていた。
これだけ日本への定着性があれば、在留特別許可を得られる可能性もある、そうアドバイスをしたが、結局彼は帰国を決めた。
在特の判断に長期間を要しその間生きるすべがないというのもあったが(2/6
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先日、在留資格のないままに二十数年を日本で暮らしたアフリカ某国の男性と一緒に入管に出頭した。帰国するためだ。彼は滞在中、在留資格がないことを除いては、法を遵守し、キツくて多くの人が短期間で辞める肉体労働の仕事を二十年続け、職場では彼がいなければ回らないまでの存在になっていた(1/6
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最近東京弁護士会が行った調査でもこうした警察の選別は偏見に基づくものであることが明らかになっている。huffingtonpost.jp/entry/story_jp…
それでもこうした職質や所持品検査は依然としてまかり通っている。それを黙認し、あるいは支えているのは、やはりこの社会全体にある意識なのではないか(3/4)
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差別の恐ろしいところは、一時的に嫌な思いをさせるだけではなくて、内面に巣食い、その人の活力や尊厳を蝕んでいくことだ。その蔓延は社会全体もまた蝕む。果てしない闘いにみえるけれど、一つ一つに声を上げていくことは、いつか必ずインパクトを持っていく。必ず。 twitter.com/CALL4_Jp/statu…
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新年度は新人警察官の教育で職質が増えるという。真偽不明だが確かに5月、6月は体感として多い。外国ルーツの人に対して職質から所持品検査がされていると「弁護士です。任意だから嫌なら断っていいんですよ」と介入するようにしているが、当人たちが「大丈夫」とか曖昧に笑うだけのことが多い(1/4)
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そう言われれば離れるしかないが、切なくなる。彼らはそれが差別だということも知っている。所持品検査を快く思う人、進んで応じたい人なんてまずいない。ただ怖いから応じているに過ぎない。私も外国に暮らしていたからよく分かる。その怖さと、そしてその差別が本当に心を削っていくことを(2/4)
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訴訟で変えるのはお金がないと難しいというコメントを頂いたた。声を上げるハードルを下げるため訴訟クラウドファンディングの仕組みも同時に立ち上げています。在外国民審査も下記のページから支援できます。
「海外でも国民審査を」訴訟|公共訴訟のCALL4(コールフォー) call4.jp/info.php?type=…
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デジタルで動いてる世界で未だに紙の投票用紙を郵送したり手で運んでる仕組み自体がおかしいのではないか。在外国民審査を認めない理由として国が主張していたのも間に合わないというアナログな理由だった。電子投票にすれば解決する。投票率を上げるであろう電子投票を導入すると誰が困るのだろうか。