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#創作BL
保育園の時からの幼馴染はそれはもうへにょへにょ頼りなくて、「俺が面倒を見てやらねば」って常に気合い入ってた委員長タイプの男の子。高校に入学して、へにょ馴染みくんはどんどん背が高くなって女子には「ヴィジュアル強っ。勉強全然できないけど」「かっこよ…こないだ全教科補修
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名家のΩなので発情期を迎える前に「どうぞどうぞ。まだ誰も手をつけておりません真っ新なΩです」って貢物みたいに良い家のαに嫁がされる…んだけどこのαがもう絵に描いたような第二性差別主義者で、Ωのことを物のように扱ってくる。「お前はただの子を産むための道具だ。発情期が来たら孕むまでは
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#創作BL
同じサークル内に好きな後輩がいる男の子。キスの日にサークルの飲み会があってさ、馬鹿みたいに騒いで王様ゲームって流れになって「キスの日だから1番と5番がキス〜」ってなって。1番って書かれた割り箸持って顔を上げたら後輩が「俺5番っす」って言ってて。ドキドキしながら「はー?お前が
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殴ったり蹴ったり真冬の湖に飛び込ませたり性的な意味で乗っかってみたり(棒扱い)、奴隷のようにはちゃめちゃに扱っていた召使いが、実は家の不正を暴くために潜入していた捜査官だったと知った坊ちゃん(不正は暴かれ身ぐるみ剥がされ父親は投獄済み)。某当局に連行されたはいいものの完全に持て
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金持ちの子息Ωくん、パパに「誰と結婚したいとかある〜?みーくん(本名美鶴くん)なら選り取りみどりだよ〜」と言われて、Ωくんモジモジしながら「うちのクラスの委員長」って言う。その委員長っていうのが、αなんだけど家が貧しくてバイト掛け持ちして特待生で学校通ってるっていう苦労人で。
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捨て猫獣人を拾った男。なかなか懐かないな〜どうしようかな〜って風呂に浸かってたら、すりガラスの向こうにぼや〜っと猫獣人の影が見えてビクってする。猫獣人は男が水で溺れてないか心配でいつも見にきてたんだよね…っていう。
夜中に「う、なんか息苦しい…」って起きたら顔の近くに猫獣人が
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# #創作BL
恋人が記憶喪失になって最初はショックを受けるものの、「いや、これはチャンスでは?」と思い直してゲロ甘な態度で接する普段ツンツンな男。早々に恋人であることを告げて甲斐甲斐しく病院に通い、果物なんて剥いて「はい、あーん♡」って食べさせたり、ことあるごとに手を繋いだり
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執着攻め好きだけど、その執着攻めの執着がスン…って薄くなった頃になって「お前が好き好きって言うから、俺も好きになっちゃったじゃん(ツンデレ気味)」って言っちゃう受けかわいそうでかわいい。攻めは「え、あー……うん」って苦笑い。年単位で誰かに執着しては飽きるを繰り返してる男なんだけど、
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受けが子供の姿になって「どうしよう。何が原因?医者にかかった方がいい?仕事は?戸籍とかどうすれば…」って悩む攻めもいれば「どうしよう。この体だとエッチなことができ……ないこともない?中身は成人なんだからギリ…いや、無理。無理か?」って悩む攻めや「どうしよう。どこに閉じ込めよう。
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悲しくなりました。けれど、自分の父が「悪いこと」をしたというのもなんとなくわかっていたので、文句は言いませんでした。
行くところもなく、狐はその村の外れにある荒屋に住み続けました。村の人はいい顔はしませんでしたが、面と向かって出ていけともいいませんでした。狐はひとりぼっちでした。
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十年が経ちました。
狐は一度も悪いことをせず、むしろ人が困っていたら手を貸し力を貸し、村のために尽くしてきました。しかし、どんなにいいことをしても「所詮は狐の子供だから」の一言でいいことを無かったことにされました。狐の父の罪は狐の罪ではない、と思いましたが、それを狐が言うべきでは
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#創作BL
残していったもの、みたいなのに弱いんだ。
「今日は何の日だー?」「おい、無視してんなよ」「ちっちっちっ…はい時間切れでーす」って恋人から連投でメッセージが来てて、浮気して女の子とエッチしてた男は「は〜?」ってなってさ。「今日が何の日かとか知らないけど、なんかケーキとか
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道で見知らぬ男に告白された男。「お、男なんて…無理です」と動揺しながら断って、その事を幼馴染に話してみる…と、「知らない奴だったんだろ?大丈夫なのか?」って心配される。実はその幼馴染に長年片想いしていた男はいけない事とは思いつつも「危なかった、かも」と咄嗟に嘘を吐く。幼馴染の彼が
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#創作BL
古くてマイナーなゲームをプレイしてはSNSにぽつぽつ「面白かった」など投稿していた高校生の男の子。ある日「俺もそれ好きです」みたいなコメントがきて「お」と思って仲良くなって、そしたらなんと近隣の高校に通ってることがわかって。で、なんやかんやで会ってみたら話もあってほくほく
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ないということもわかっていました。狐は人の顔色を伺うのが得意になっていました。
そんなある日、狐は川で小さな籠を拾いました。中を覗いてみると小さな黒いものが入っていました。黒い、猫のようです。狐は家に帰ってミルクを温めてやりました。黒猫は目を閉じたまますんすんと鼻を鳴らしミルクを
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「ありがとう」と言いました。狐は全身の毛が逆立つのを肌で感じました。それはおよそ10年ぶりに聞いた、混じり気のない「ありがとう」でした。その黒くて小さな命が愛らしくてかわいくて、狐は黒猫をソッと抱き上げてその腹に頬を寄せました。そして「どういたしまして」と答えました。
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小狸の恩返し。罠にかかって「死ぬしかないんだ。たぬき鍋にされるんだ。あぁなんてかわいそうな僕」ってひんひん泣いて自己憐憫に浸ってた小狸。と、「おや、かわいい小狸が罠にかかっておるな。それ、逃してやろう」って傘を被った格好良い人が助けてくれて。たぬきは「ありがとー!ありがとー!」
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求めました。が、それがそれがどこにあるのかよくわかっていないようでした。どうやら目が見えないらしいのです。狐は自らの指先にミルクを垂らし、黒猫の口元に持っていってやりました。黒猫はちうちうと狐の指先を吸いました。そして、皿いっぱいにあったミルクを全て飲み干した頃、小さな小さな声で
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どうしてだか、涙が後から後から溢れて止まらず、狐は黒猫に見えないようにこっそりと涙を流し続けました。
続く。
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村人は突然現れた黒猫を見て嫌そうな顔をしましたが、目の見えない黒猫にはその顔は見えません。狐は堂々と黒猫を育てました。黒猫さえ嫌な思いをしないのであれば、それでいいと思っていました。
黒猫はとても行儀のいい子でした。食べ方寝方歩き方、そのどれもが上品で、狐はその動きひとつひとつに
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#創作BL
ライブ配信でさ、いつも「これ、推しのぬい」ってソファのいい位置に推し(アイドル)のぬい置いてた配信者がさ、しばらくして「えー、なんかまぁ私生活で色々あって…」とか若干頬染めて言うからファンは「おっ、浮いた話のひとつもない我らの推しにも春が?」なんて生ぬるい目で見守ってて、
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ネトゲの友達とオフ会したらいきなりイケメンが来た!みたいな話も好きだけど、期待通りのオタクが来るのもいいな、と。オタク同士すんごい気が合って(身なりも似たり寄ったりなので全然緊張しない)さ、「ハンマー将軍さん」「おぺぺさん」ってHNで呼び合って、連れ立ってネカフェ行って黙々と
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見惚れました。なんて美しい子だろう、なんて可愛い子だろう、狐はいつもそう言って黒猫の額を舐めました。黒猫はくすぐったそうにそれを受け入れて「きっとあなたが育ててくれているからです」と答えました。黒猫はたいそう狐に懐いていました。
狐は黒猫がどこにいってもわかるように、とその首に鈴
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上位互換に立場乗っ取られ系の転落くん好き。
学校で「イケメンで勉強も出来てスポーツもできるなんてすごい!」ともてはやされてたのに、季節外れにやってきた転校生がそれを上回る秀才美形スポーツ万能くんでめこめこに打ちのめされて。こ、こういう奴は性格が悪いんだ俺知ってんだ…!って