三井昌志(@MitsuiMasashi)さんの人気ツイート(新しい順)

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インドの道路はカオスだ。信号があったとしても誰も守らないので、四方八方から押し寄せてくるバイクと車の波をかき分けて、自力で進むしかない。この交通カオスを生き延びるのに必要なのは「ルール」でも「マナー」でもなく、「気合い」と「慣れ」である。
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インドの街角で変わった自転車を見かけた。ペダルを漕ぐと、ベルトを介して研石が回転し、はさみやナイフを研げる「研ぎ屋専用チャリ」だ。これなら移動も楽だし、電気も要らない。インドの路上商売は「町の発明家」的な工夫とバラエティーに富んでいる。
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インドの町工場で出会った機械工が渋イケメンだった。防護メガネをかけた姿が往年のロックスターのようでもあり、カッコ良さなんて全然追求していないのに、そのままで十分にカッコいいのだった。こういう人に出会うと、嬉しくなってシャッターを切ってしまう。
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インドのハイウェーを走るスクーターに、白い犬が行儀よく座っていた。交通量も多いし、もし落っこちたらタダじゃ済まないと心配になったが、犬も飼い主も実に落ち着いたものだ。毎日こうやって走っているのだろうか。
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インド中部マディヤプラデシュ州で出会った渋イケメン。髪の毛を赤く染たファンキーな風貌だが、若い頃はインド伝統のレスリング・クシュティーの選手として活躍したそうだ。65歳になった今でもトレーニングを続けているので、お腹も出ていない。
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インド人は過剰なほどフレンドリーだ。中にはバイクで走行中なのに「How are you?」と話しかけてくる男もいる。いやいや、ちゃんと前見て運転した方がいいよ、と思うんだけど、どうしても話しかけたかったようだ。「OK, Nice to meet to my friend!」だって。会って5秒で、もう友達だ。
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ブログ更新。スマホの普及に伴ってセルフィー(自撮り)がすっかり日常の一部に定着したインドでは、「俺の写真を撮れ!」と声を掛けてくる人が増えた。テンションの高い人は昔からいたが、カメラを向けたときの瞬発力は年々アップしている。基本、撮られ好きなのである。 tabisora.com/blog/travel/in…
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インドで「俺を撮れ!」と言うのは人間だけではない。神様も撮られ好きだ。戦いと殺戮の女神カーリーは赤い舌を出し、首にはしゃれこうべをぶら下げ、全身が真っ黒の異様な姿をしている。このエキセントリックでバイオレンスな神様が、なぜか人気を集めているというのもヒンドゥー教の奥深さだ。
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インドの街角でオートリキシャに乗っていた男が着ていたのは、日本の少年サッカーチーム(?)のジャージだった。「これ、すごく気に入ってるよ。丈夫で暖かいしね。中国製だと思ってたけど」だって。大島くん、君のユニフォームは遠く離れたインドの地で役立っているようですよ。
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頭にマフラーを巻いたメガネの若者が「俺を撮れ」と言うのでカメラを向けると、両手でハートマークを作った。「世界はラブ&ピースだ!」とでも言うのかと期待したが、何も言わなかった。「SNSにアップしろ。約束だぞ」と言い残して、彼は去って行った。約束は果たされたよ♡
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今日もインド人は面白い。サングラスの男が「俺を撮れ!」と叫んで、愛車のヤマハにまたがった。革ジャン、グラサン、バイクにジーパン。インド人のベタなカッコ良さを集めた一枚になった。
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やっぱりインド人は面白い。市場を歩いていると、やたらテンションの高い男が「俺を撮れ!」と服を脱いでポーズを決めた。出会って2秒で、この目力。ハンパない。髪型も含めて「ダイハード」の頃のブルース・ウィリスに似ていなくもなかった。
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ミャンマーの町中を走る犬がかわいすぎ。自転車の横に座席をつけた乗り物「サイカー」に乗せられたわんこが、大量の竹かごと共に移動中。移り行く景色を興味深そうに眺めていた。
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インド北部パンジャブ州を走っているテンポは、剥き出しのメカ部分がやたらカッコいいオート三輪だ。パンクな外見とは裏腹に、公共交通機関としてしっかり働いている真面目さにも惚れた。
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インド北部ウッタルプラデシュ州でチャイを作っていた男が、やたらとイケメンだった。街角で一杯5ルピーのチャイを作るのに、このカッコ良さは必要ないだろう。こういう「無駄にカッコいい男」を見つけると、つい嬉しくなってカメラを向けてしまう。
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日本のパスポート保有者がビザなしで渡航できる国や地域が190カ国で世界一になった。日本の外交努力の成果だけど、その恩恵を生かせていないのも事実。アジアで出会うのは韓国人、台湾、中国人旅行者ばかりで、日本人は本当に少なくなった。テレビでは「日本すごいぞ!」番組ばかり。これでいいの?
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トウガラシ専門市場で働く男。インド料理に欠かせない真っ赤なトウガラシを床一面に広げて、まんべんなく乾燥させている。辛み成分のカプサイシンが空気中に飛散する強烈な仕事場だが、男たちはマスクも着けずに働いていた。当然のことながら、僕はクシャミと涙が止まらなくなった。
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インドの道路を全裸(!)で歩く人がいた。服も下着も靴も身に着けず、手にクジャクの羽だけを持っている。彼らはジャイナ教の聖者で、24時間365日ずっと全裸で過ごすという。厳格なベジタリアンで、移動手段は徒歩のみ、お金を所有することもない。厳しい戒律を守り、信者たちの尊敬を集めている。
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インドの移動遊園地にある「人力観覧車」は、男たちが足でこいで動かすアトラクションだ。命綱もネットもなし。万が一落ちたら、命の保証はないという命がけの仕事だが、男たちはなぜかとても陽気だった。まぁ「観覧車」と呼ぶには、あまりにも回転が速すぎるけど。
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バングラデシュで出会った行商人の口調が、もろにラップだった。軽快なリズムに乗せて売り物(黒い腕輪)の効能を説明する。謎の黒い腕輪はひとつ10タカ(10円)。いったい何なのかよくわからないが、飛ぶように売れていた。