1651
そういうおねーちゃんのお店を、今まで「接待交際費」で落としていた方たちも、通らなくなる可能性が、かなり大きい。あとになって「え!?」となっても、「いやもう決まったことなんで」と言われるトラップが発動しかねないので、気をつけようw
1652
これは私も知らなかったのだが、キャバクラのおねーちゃんとかも、実はなにげに個人事業者だったりする。
「委託業務」の形で店に所属し、売上に応じたギャランティーをもらう業務体系だったりする。
要は、「一人親方」というヤツだ。
1653
わかりやすく言えば、「出先で買ったボールペン一本ですら、インボイス事業者かどうかの証明を求められる」になる。さらにもっと言えば、インボイスを迫られている中小・個人事業者って、多岐にわたってな?
1654
これを少しでも簡略化しようとする一番手っ取り早い方法が「インボイス事業者以外お断り」にする。
この対象が「経費として購入もしくは代金を支払った事業者」にも対応されれば、要は「インボイス事業者以外に支払った代金は、どれだけ業務に必要なものでも、経費として認められない」になる。
1655
なんでかってぇと、インボイス制度って、世界に冠たる我らが財務省の高級官僚たちが知恵を絞って創り出した、「すげぇめんどくせぇ制度」なので、ただでさえ煩雑な経理作業をもっと煩雑にする。
すでに全国の税理士が真っ青になるくらい。
1656
まぁインボイス制度のアレなんですが、給与所得者、いわゆる会社員の人たちは「いや、自分らにはカンケーないし」と思うかもなんだが、周り巡ってこういうのは絶対に来る。具体的に言うと、「今後会社で経費として認められるものが大幅に制限される」は、間違いないのよね。
1657
いわゆる原価主義的な考え方の人が多い昨今。
店のホスピタリティを、「当たり前のもの」「タダで提供されて然るべきもの」と、無意識無自覚に考える者もいるが、お金がかかっているんですね。
大衆店はギリギリの価格設定で、品質と接客を保っていて「くれていた」わけです。
1658
サイゼリヤの記入オーダー式を、「ひどい」「寂しい」という人ほど、逆に自身を顧みていただきたいと思う。
「接客」もタダではないのだ。
コロナ対策を並行しつつ、従来のオーダー方式を続ければ、かかるコストが価格に転嫁される。
それを防ぐ意味もあるのだ。
1659
この以下ツイートは多くの教訓があるな。
昨今の、「イシキタカイヒト」たちには「無駄!」と切り捨てられる案件だが、この「無駄」があるからこそ救われたものがいる。 twitter.com/monkey_across/…
1660
1661
1662
要はこれが、「優生思想」の矛盾なんです。
「優生思想」自体を、「優れている」と立証できないんです。
ヒューマニズムや人道主義的な話ではありません。
単純に、「見当違い」なんですよ。
1663
だらだら長く言いましたが、乙武先生のツイートが全てです。
乙武先生は四肢にハンディキャップがあります。
私はありません。
その点だけ見れば私のほうが有利に見えますが、「文筆家」で見れば、乙武先生「五体不満足」だけで600万部作家!! アタシの二百人分w
twitter.com/h_ototake/stat…
1664
もっと言うなれば、「自分が神様のように絶対に間違いのない常に正解を選択できる」と勘違いした愚か者が陥るのが、「優生思想」と言っても良いかもしれん。
まぁ、そういうことです。
1665
天然自然の千変万化する世界の営みの中、常に絶対に正しく一切間違いのない「優秀」など存在しない。もしそんなものがあるとしたら、神様くらいなものだ。
神を前程とした条件など、ナンセンス極まりない。
だから、「優生思想」は「非科学的」なのだ。
1666
その光景を目の当たりにし、大工は改めて、自分の見識の狭さを痛感する。
「使えない使えるの判断だけでは及ばぬ場所がある」
「使えないという選択をすることで生き延びることもできる」
という、「判断」すら一面のものであり、「『無用の用』の用」足り得る事態もある。
1667
その翌日、大嵐が起こり、地盤が緩み、あちこちで土砂崩れが発生。中には村一つが飲み込まれるなど大被害を及ぼす。だが、神木のある一帯は、神木が何百年もかけて地中に張った木の根のお陰で地盤が固まり、災厄を免れたのだ。
1668
すなわち、人間の視点からすれば「無用」だが、生物の意義、すなわち「より長く生き延びる」という条件では「用」を成している。視点によって様々変わるという話なのだが、この話はさらにもうちょい続きがある。
1669
「この木で家具を作れば壊れ、舟を作れば沈み、棺桶を作れば腐る。なんの用途もない。それゆえに誰にも見向きされず、他の『使える木』が切り倒される中、こいつは生き延びて、神木と崇められるようになったのだ」と。
1670
こいう言う話を聞くと、思い出すのが古の賢者『莊子』の一説、「無用の用」である。
ある日、とある大工が旅をしていると、ずいぶん立派な神木を目にした。
人々に崇め奉られている巨木だが、ひと目見て、大工は「これは使えぬ」と断じる。
1671
だがシーラカンスはそれすらも乗り越えた。
如何にしてか。
答えは「不味かった」w
シーラカンスって、マズイの。
煮ても焼いても食えない、人間にとって「価値のない」魚だった。
結果として、最大の天敵たる人間からも、捕食されずに済んだ。
1672
大型の海水魚は汽水域に入れない。
小型の淡水魚ではシーラカンスは捕食できない。
結果として、「誰にも脅かされない」生活が可能となった。だがそこに新たな脅威が現れる。
「道具を使って他の動物では干渉できない水域の魚を取って食う陸上生物」人間である。
1673
逆にシーラカンスなんておもしろいんだ。「生きた化石」と称されるほど、他の生物が化石でしか残っていないほどの古代から生態を変えていない。
その理由の一つに、「汽水域」が挙げられる。
海水の中にある淡水溜まりの中で生息する生物なのだ。
1674
魚にしても、マグロは「人間の視点」で言えば、優秀な生物に見えるが、逆に言えば「人間に常に食べられるリスクを背負った」とも言える。そのせいで滅びる可能性も持ってしまった。
1675
そも生物の進化ってのは、様々な見方がある。大型化すれば繁殖力が下がるため滅びやすい。単体では死にやすいが大量に生み増やすことで絶滅のリスクが少ないものもいる。サーベルタイガーは滅んだが、ゴキブリは生きているようなものだ。