1
母親は僕を支配する人だった。
母親に従うと褒められたが、反抗すると徹底的にバカにされた。自分の娘にはそうしないと決めたが、親にかけられた呪いは根が深く、娘が癇癪を出すと脳内で怒りと支配の衝動が角を出す。衝動に飲まれる時、自分が怪物に思えてくる。子育ては"自分のトラウマとの闘い"だ。
2
子育てしてわかった。
3才位までは言葉が通じないので、怒った所で娘は理解できない。そう思って怒らずに穏やかに対処していた。4才を過ぎると言葉を理解しだすが、その頃には自分の取った行動が"良いか悪いか"を自分で理解できるようになる。なので穏やかに話せば良い。つまり娘を怒る時がなかった。
3
4才娘がトマトを食べた。
いつも食べずとも食卓には出していた。今回、初めて自分から食べてくれた。みんなで拍手をおくると8才姉が「素敵!小3の私でも食べたくないのに」と妹のことを褒めたら、すかさず妻が姉にも拍手をおくる。そして「姉ちゃん素敵!人は他人の"嫌な所"ばかり目につくもの。でも↓
4
僕「娘ちゃんには勉強をする"ケンリ"がある。だからパパは娘ちゃんが学校以外でも勉強ができるようにする"ギム"があるんだよ」
娘「私は学校に行く"ギム"じゃなくて勉強をする"ケンリ"があるってこと?」
僕「そう。大人でもカン違いしてる人は多い。学校行かなくてもいいよ?」
娘「いや、行きたい」
5
小3娘「先生から聞いたんだけど、私は中学校を卒業するまで学校に行く"ギム"があるんだよね?」
僕「そんなものはない」
娘「えっ!?」
僕「"ギム"があるのはパパの方。例えばパパが娘ちゃんに勉強をさせずに働かせたらダメって事」
娘「じゃあ学校に行かなくてもいいの?」
僕「いいよ。その代わり↓
6
妻と結婚して10年になる。
だが、妻から愚痴や弱音、人の悪口を一度も聞いた事がない。常に笑顔でメンタルも安定。そのコツを妻に聞いたところ
①自分を一番大切にする
②人に期待をし過ぎない
③何を言わないかが大事
だそうだ。
なるほど。妻は"品がある人"だと思っていたが、その秘密をかいま見た。
7
妻と一緒に子育てして知った。
娘がのびのびと育つ為に必要なのは、自己肯定感を高めるホメ言葉ではなく、社会に出して恥ずかしくない厳しいシツケでもなく"妻を少しでも長く寝かせる"こと。
その間に家事や娘の世話をして、目覚めた妻が見る世界を変えておくことで"妻の情緒を安定させる"ことでした。
8
母親は謝らない人だ。
僕を理不尽にきつく叱った後でも「お前が悪いからだ」と絶対に謝まらなかった。
僕も父親になって気付いた事がある。子供を下に見ている内は謝れない。謝ったら子供に負けてしまう気がするからだ。でも現実は逆。親が素直に子供に謝ると子供は「尊重された」と感じ親を信頼する。
9
諦めたようだ。
母親から「なんでゲームに負けてやらんかった?」と聞かれたので僕が「負けてやったら母さんアイツと再婚したやろ?」と返すと母親は「そうよ!アンタのせいで私は再婚できんかった!このバカ息子が!」と叱られたので僕は"パワプロ"の腕を磨き、その後現れたオッサン達全てを倒した。
10
僕が小3の時に両親は離婚した。
僕が小6になると自宅に知らないおじさんが出入りするようになった。僕の機嫌を取ろうと「一緒にゲームしよう」と誘われたので"パワプロ"で勝負してボコボコにしてやった。僕が何度も勝つとおじさんはムキになり最後は僕に手を上げたので母親はそのおじさんとの再婚を↓
11
子育てしてわかった。
子どもを見ていて、親がイライラしてしまう子どもの言動や性格って、実は親自身が自分に対して欠点だと思っているところ。
自分の嫌な所を子どもを通して見るのでとても目につく。子どもは自分の"写し鏡"だ。
自分が嫌いな親は子どもに厳しい。
自分を許せる親は子どもに優しい。
12
運動会が終わると、担任が走ってこっちに来て「娘ちゃんが踊ったの!今日が初めてです!ビックリしました!」と言っていた。その言葉にもう一度泣かされ娘を強く抱き締めた。
子育てしてると親は子どもに振り回される。でも我が子が成長する瞬間に立ち会えるので、やっぱり子育ては最高だなと思った。
13
4才娘の運動会。
実は去年は体調不良で不参加。その後の生活発表会では"仁王立ち"を見せてくれたので、今年も期待してなかった。園の年中組の担任いわく「練習中も踊ってくれません」との事。運動会当日、朝の準備体操でも"棒立ち状態"になる。
妻と「今年は参加できたね」と言い合ってたらメインの↓
14
水着は返品・交換ができないのでサイズやデザインを慎重に選ぶ。事前に娘とどんな水着がいいかを話しあっておいて本当に良かった。それを思い出しながら無事に購入できた。それにしても"平日の昼間に中年男性が街中をフラフラするだけで周囲から白い目で見られる現象"ってもう名前ついてますか?(白目
15
「娘のスクール水着を買い忘れた!」
僕が気づいたのは小3娘の水泳授業の前日。学校に申し込んでいたつもりが忘れていた。僕は慌てて午後に休暇をもらい、近くのショッピングモールにかけ込む。平日の昼間に女子児童のスク水を興奮気味にあさる中年のおじさんが周りからどう見られていたかはさておき↓
16
家庭訪問の際、担任に娘の給食での様子を聞いた。すると担任が「娘さんは好き嫌いなく毎回給食を完食してます。特に"食べ方がキレイ"なのでみんなの前で褒めたんですよ」と答えた。
僕はハッとした。"しつけ"とは親が美しい振る舞いを子供に見せる事であり、正しさを お"しつけ"る事ではなかった(白目
17
我が家は娘を甘えさせてるかも。
小3娘は夕食時、一口食べては動き回る。野菜を食べないが僕か妻が食べさせてあげると食べる。僕は当初こんなに甘えさせていいのか不安だった。妻に「ちゃんとしつけた方が良くない?」と言うと妻は「そう?しつけてるよ」と言う。確かに妻は食事の仕方がキレイだけど↓
18
妻は娘をむやみに褒めない。
代わりに娘が喜んでいる時に一緒に喜びを分かちあう。僕が妻に「子供って沢山褒めた方がいいんじゃないの?」と聞くと妻が「褒め過ぎるのは"親が望む姿に子供を仕向けよう"と誘導する事。そんな事したら"私が褒めそうな事しか"頑張らない子になるよ」と言われ、納得の白目
19
小3娘と会話中。
携帯が鳴ったのですぐに出た。
その後
娘「パパひどい」
僕「携帯が鳴ったからつい…ね」
娘「違うよ」
僕「え?」
娘「携帯が鳴っても"出ない"こともできた。パパが"自分で決めて"私を無視して携帯に出たんだよ」
僕「(何も言い返せねぇ…)ごめん」
娘「いいよ」
最近…娘が強い(白目
20
僕はその姿を見て後悔した。
なぜなら女友達がオシャレをした姿があまりにも美しく魅力的だったから。
僕は正直な気持ちを話した。
「もう、君の事を友達として見れない。本当に女性としての魅力を感じてしまっている」と。
こうして僕達は付き合う事になった。
ちなみにその子が僕の妻
ではないです。
21
僕が学生の時、とてもキレイなのにノーメイクで地味な服装しかしない女友達がいた。
その子の家に遊びに行った時、僕が「オシャレしないの?」と聞いたら「実はたまにオシャレして街中を歩き、男性の視線を浴びる遊びをしてる」と言うので僕が「見せて!」と頼むと本当にメイクをして着替えてくれた↓
22
とんでもない話を聞いた。
友人に風俗狂いの既婚者がいて僕が「一体いつ通うのか」と聞くと週末に"家族と出かけた時"らしい。奥様が買い物をしている間、子供を任せて「洋服を見てくる」とか言って小一時間でお店に行くとの事。店から戻ったその手で娘さんの頬をなでるのか…と考えたら失神しかけた。
23
小3娘「ねぇパパ!"意味がわかると怖い話"していい?」
僕「聞きたい!」
娘「道を歩いてたら…赤い手袋が落ちてました」
僕「うんうん」
娘「よく見たら…中身も入ってました」
僕「…怖っ!いや、いきなり怖っ!」
24
振り返ると、娘と同い年位の男子がカーテンを開けてこちらを覗いていた。僕が閉め直そうと手を出した瞬間、男子の父親らしき人が男子の後ろから頭を叩いてその子を引っ張って行ったが、カーテン越しに「バカヤロウ!覗く時は"バレないように"覗けよ?」と言っているのが聞こえて、寒気を超えて震えた。
25
週末に家族で室内遊び場へおでかけした。
そこにドレスを選び着替えた上で撮影をしてもらえるスタジオがある。1つの部屋に子ども用のタキシードやドレスが並びカーテンで閉めるタイプの更衣室も併設。小3娘がドレスを選んだので僕が更衣室で着替えさせようとするとゾッとする寒気と嫌な視線を感じて↓