2301
30年前に比べて年収中央値が100万円超も減少していると言われる中で、年金受給者に5000円給付という支離滅裂な政策を出してくるのが、その30年前も「与党」だったというのが、停滞どころか後退している理由を物語っている。丁度、法人減税と穴埋めの為の消費税導入が始まったタイミングとも重なる。
2302
学問に「何の役に立つのか」と言い始めた瞬間から衰退が始まるというのは、他でもなく「選択と集中」などと言いながら予算配分を歪め、結果として所謂「先進国」はおろか世界的に見ても記録的な停滞を見せている本邦が、嫌という程証明しています。教育への投資を怠る国家が衰退するのは必定です。
2303
総額900万円超の差額補填もとい「買収」が行われた「桜」前夜祭について、国会で「後援会としての収入支出は一切ない」と断言し、あまつさえ追及する野党を「私がウソを吐いていると証明するのはそちら側」と挑発したのが安倍元首相。ウソとバレてからは責任も取らず全て有耶無耶。逃げ得は許さない。
2304
プーチン政権による侵略行為が絶対に許されない暴挙であるのは論を俟たないけれども、それとゼレンスキー政権やウクライナの政府機構を無条件に肯定するというのは、全く別の次元に属する議論で、この点については冷静にならなければならない。非常事態ほど、権力の恣意性が露呈する場面はない。
2305
プーチン政権が暴挙に打って出るまでの段階を見れば、ウクライナ情勢に託けて憲法を停止出来る条文を盛り込む改憲を唱える自民や維新こそ「プーチン的」な存在と分かる。暴挙に先駆けて一昨年プーチン政権が強行したのも、大統領権力強化と、明文で「愛国主義」を要求する、権力者に都合の良い改憲。
2306
自らが主催した「桜を見る会」当日と「前夜祭」において、選挙区有権者に有り余る酒食での饗応と、差額補填による「買収」が行われ、その点について国会を1年以上も虚偽答弁で欺いた安倍元首相に必要なのは、嘘が罪に問われる国会の証人喚問であり、また法廷です。近大でも演説会場でもありません。
2307
戦争を引き起こす危険性しかない「敵基地攻撃能力」の導入を盛んに主張する自民党政府。憲法に抵触するような重大な内容にも拘らず、議事録すら作成していないという。本当は作成しているのに隠蔽している可能性も大いにあるが、いずれにせよ余程都合が悪い内容なのだろう。 tokyo-np.co.jp/article/166794
2308
食費の改悪で既に月2万円超も無慈悲に値上げが強行された介護施設利用費で、年金だけで賄えなくなってしまった結果、そのツケは親族などに回っていると報じられている。これが「全額を社会保障に使う」とウソを撒き散らして増税した自民党政府のペテンが生み出した現実。搾取だけのクレプトクラシー。
2309
安倍元首相の答弁に端を発した公文書改竄は、結果として一人の公務員の命を奪った。そして自民党は真相究明の機会を封じ込める為に「認諾」手続きで裁判を強制終了した。そんな改竄の責任も取っていない安倍元首相が、嬉々として「大切なのは失敗から立ち上がること」と口にする姿には怒りしかない。
2310
安倍元首相が近大で「大切なのは失敗から立ち上がること」などと述べたようですが、自らの失政を全く総括もせず、自己正当化を繰り返している人物が言うと全く説得力がありません。安倍政権下では統計不正によって数字は都合良く捻じ曲げられ、公文書改竄や隠蔽で不都合な事実は封じ込まれました。
2311
既に強いられている介護サービス費用などに比して、年金受給者に5000円という何の足しにもならない焼け石に水の少額給付で誤魔化そうとしている自民党政府。方や、下らないマイナポイント事業には2兆円近くも注ぎ込もうとしている。こちらをやめて、全市民に給付した方が遥かに有意義だ。
2312
ウクライナ情勢に乗じて改憲論を炊き付けようとする自民党や維新政治家の動きは断じて許容出来ない。憲法の大原則は、このように隙あらば憲法の制約を破壊しようとする権力を厳格に抑制し、我々の権利と自由を守る為にある法規範であるという基本的価値観を再確認しなければならない。
2313
ただ時間だけが経っているだけで、森友も加計も桜も公文書改竄も統計不正も何も解決していないのに、まるで何事も無かったかのように振舞っている安倍元首相が論外であるのは言うまでもありませんが、その様子をジャーナリズムの役割を放棄して単に垂れ流しているマスメディアも同罪です。
2314
選挙買収で有罪が確定した河井夫妻に対して、自民党本部が供給した1億5000万円もの大金について、当時の責任者である安倍晋三氏は今に至るまでダンマリを決め込んでいます。この資金は、その8割が政党助成金つまりは「税」でした。説明もせず時間稼ぎで煙に巻こうとする卑怯千万ぶりには反吐が出ます。
2315
核抑止力などというのは核兵器保有を良いことに侵略戦争を引き起こす国家の戯言に過ぎません。核兵器は地上から一掃されなければなりません。その為に核兵器禁止条約は必要ですし、それを「核保有国が参加していない」などと、唯一の戦争被爆国でありながら批准もしない本邦政府は間違っています。
2316
核を保有する常任理事国が侵略を起こしたとウクライナ侵略で今更のように言われていますが、ソ連邦はチェコスロバキアやハンガリー、アフガニスタンへ侵攻しました。アメリカなどベトナムにグレナダ、湾岸戦争にアフガニスタン、イラクにシリアと枚挙に暇がありません。他の常任理事国も然りですが。
2317
様々な非常事態に乗じて、水を得た魚のように復権を狙っている様子が嫌というほど伝わってくる安倍元首相。森友国有地不正値引き問題、加計獣医学部問題、公文書改竄、勤労統計不正、大量買収の「桜」問題、一つもマトモに説明せず、責任を果たしていない人間が政治家として振る舞う資格はない。
2318
菅元首相の「ヒトラー」発言直後に、橋下氏は「ヒトラーと重ね合わせるのは国際的に御法度」と述べ、また津田塾大の萱野教授などは、テレビで「仏独のヘイトスピーチの基準では処罰の可能性がある」と述べた訳ですが、今まさにプーチンとヒトラーの鞄語が溢れている中で、どう思っているのでしょうね。
2319
自らを批判する自国民を「こんな人たち」呼ばわりし「負ける訳にはいかない」と、在任中の首相が主権者を公然と「敵」扱いし、また演説で「増税反対」と訴えたり、果てはプラカードを掲げていただけの市民が強制排除される出来事があったのは、今のロシアではなく安倍政権下の我が国の話です。
2320
クリミア併合に始まりドネツク・ルガンスクに「人民共和国」と称する傀儡政権を打ち立て、侵略しておきながら相手の「解放」を大義名分にしているプーチン政権のやり口。ズデーテン地方を併合したナチ、満洲国を建国し「大東亜共栄圏」なる誇大妄想をアジア諸国に押し付け侵略した天皇制日本と瓜二つ。
2321
安倍元首相は「核共有」だの「コロナの5類引き下げ」だの、自分の口で「正常な判断が出来ない」と述べて首相を辞めながら、市民の生命を左右するような内容に口を出して止まないが、無責任な持論を展開し続ける前、大量買収が行われた「桜」問題や、河井夫妻への1億5000万円などについて説明すべきだ。
2322
行政は公助の為に存在しているのですから、全く税金を使わないなどと言っていたカジノに対して790億円も使うなどと言いながら、本来なら充実させるべき公助の最たる制度である生活保護を、一件でも「廃止」させる為にパソナへ委託費を上乗せしている大阪の「維新」政治は、行政ではありません。
2323
小池都知事が示したウクライナ難民を都営住宅へ迎え入れる方針には異論ありませんが、都内で民間が実施する炊き出しには、既に所謂「リーマンショック」時を超える過去最大の人々が殺到するほど、公助が機能していない状態です。生存権を守るのは行政として最低限の条件です。今すぐ保護すべきです。
2324
最大700円も所謂「コロナ宿泊療養者」の食費から「中抜き」していたと報じられたアパホテルに、緊急随契かつ他のホテルより「上乗せ」を認めた倍額で委託していたと露見した「維新」府政。文通費の問題同様、本当に都合の悪い事実が出始めると途端に言及を避けるあたり、図星と考える他ない。
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プーチン政権が自国民に対して行っている弾圧を、恐ろしいと言いながら他国の出来事のように捉えている人々には、他ならぬ本邦の政権党で議員を務める片山氏の発言を聞かせたい。曰く「天賦人権論を取るのはやめようというのが自民党の基本的な考え方」という。天賦人権論が無くなれば人権は無に帰す。