1201
既に立憲民主、共産、社民、れいわ、国民民主など「維新」除く野党が臨時国会の召集要求を出してから1か月も経ったが、岸田政権は「国葬」と称する違法イベントの人数集めに躍起となっている。物価高や災害など課題は山積しているにも拘わらず、憲法を無視し国会から逃げ回るゴロツキの集まり。
1202
ミャンマーで暴力によって権力を奪取し、自国民を虐殺している軍政に対して、岸田政権は「民主主義を守り抜く決意を示す」などと正当化している安倍元首相の「国葬」に関する案内を通知している。元より法的根拠もない「国葬」に暴力で市民を殺戮している政権に案内を出す政権。腐り果てている。
1203
岸田政権の1年。当初の「所得倍増」は「2倍ではない」「貯蓄から投資へ」で立ち消え。コロナ感染者と死者数は最悪を記録。そして公文書改竄問題や「統一協会」問題などには「臭い物に蓋」で、憲法を無視し臨時国会も開かない。有効な物価高騰対策も事実上なし。支持率が下がったというが最初から最悪。
1204
岸田政権が1億円の税金を使った「認諾」手続きによって、佐川元国税庁長官に対する証人尋問直前に公文書改竄に係る裁判を半ば強制的に打ち切り、真相究明の機会を封じたのは決して忘れてはいけません。この政権は丁寧な「フリ」だけで、その本質は安倍・菅政権と全く変わりません。
1205
年内最悪レベルの物価高騰を目前に控えているにも拘わらず、現金給付は「住民税非課税世帯」のみで金額も僅か5万円。とうに諸外国が踏み切っている消費税減税には目もくれず、憲法を無視して臨時国会からも逃亡。夢中なのは違法「国葬」強行という岸田政権は存在価値がないばかりか害悪でしかない。
1206
岸田首相が厚労相に起用した加藤勝信氏は、巨額詐欺により市民を搾取した「ジャパンライフ」への業務停止処分後に山口元会長と会食。また「統一協会」へ会費を支払い、そしてコロナ発熱患者に「4日間はうちで」と自宅待機を要求して死に追いやり「誤解」と切って捨てた人物。絶対に許してはいけない。
1207
安倍元首相の「家族葬」という完全に私的な行為に対して、安倍氏の文字通り「身内」である岸前防衛大臣が職権を私物化し、公の組織である自衛隊を動員した点について、岸田政権はダンマリを決め込んでいますが、憲法で公務員は「一部の奉仕者ではない」と定められている以上、黙殺は背信行為です。
1208
財務省本省で公文書改竄を指示した幹部官僚は、駐英公使となった中村稔氏をはじめ1人残らず栄転。性暴力被害の告発を揉み消した中村格氏は警察庁トップの長官に栄転。富裕層ほど恩恵を受ける「ふるさと納税」制度の問題点を指摘した総務官僚は左遷。これが安倍政権以来の官僚人事。腐り切っている。
1209
公文書改竄事件によって自死に追い込まれた赤木俊夫さんの妻が刑事告発した佐川宣寿氏、中村稔氏、田中嘉啓氏の3名は、改竄問題が発覚した後でも全く罷免されず、後者2名に至っては処分どころか「栄転」している。内閣人事局によって官僚人事権を掌握した安倍政権が如何に腐敗していたかの証左。
1210
「閣議決定」というと権威のある決定のように思えますが、特に安倍政権以後の「閣議決定」は拙劣極まりないものです。安倍元首相がポツダム宣言を「詳らかに読んでいない」と答弁した後「ポツダム宣言は当然読んでいる」と安倍氏の下らないメンツを守る為だけに出されたのも「閣議決定」です。
1211
岸田政権が一方的に美化して作り上げた安倍元首相の「評価」のみを押し付け、全てのプロセスが内閣の独断専行。自民党政治家が反対派に公然と沈黙を要求して憚らない安倍元首相の「国葬」と称する催し。まさに戦前の国威発揚装置としての「国葬」と同じ。全く民主主義とは相容れない代物だ。
1212
安倍元法相「国葬」に「黙って見送ればいい」という二階元幹事長ですが、沈黙を要求するのならば、自民党主催でも有志主催でも何でも構いませんが「公」を私物化しない形で勝手にやれば良いのです。公の制度や財産を私物化しようとしている以上、市民が沈黙する必要はありません。
1213
公文書改竄により自死に追い込まれた赤木俊夫氏の妻である赤木雅子氏が、佐川元国税庁長官らを刑事告発。改竄を指示した官僚を処分するどころか残らず「栄転」させ、1億円の税金を使い一方的な「認諾」手続きにより裁判を打ち切った自民党政府だが、幕引きは絶対に許されない。腐敗は糾されるべきだ。
1214
岸田首相が「民主主義を守り抜く」と正当化した安倍元首相「国葬」の反対派に対して、自民党政治家からは茂木幹事長の「国民の声とズレている」だの、道見・北海道議の「黙ってろ」だの、二階元幹事長の「黙って手を合わせ見送れ」だの、到底「民主主義」とは相容れない発言ばかり。腐りきっている。
1215
安倍元首相「国葬」に反対する声に対する自民党・茂木幹事長の「国民の声とかなりズレている」発言に続き、二階元幹事長が「終わったら反対していた人たちも、必ず良かったと思うはず。日本人なら」と発言。自民党政治家による純然たる「ファシズム」に塗れた「国葬」正当化のオンパレード。反民主的。
1216
10月から年内最悪規模の「値上げ」が押し寄せるのは周知の事実だが、物価対策は殆どないばかりか、雇用保険料負担が増額され、年収200万円程度の決して生活に余裕のない高齢者の医療費窓口負担は2倍になり、消費税率は変わらない。岸田政権は憲法を無視し国会も開かない。無政府状態よりタチが悪い。
1217
「決定プロセス」や「法的根拠」について問題があると言いながら、同じ口で安倍元首相に係る「国葬」へ出席すると発表した「連合」の芳野会長は支離滅裂にも程がある。口では「苦渋の決断」などとしているが、欠席という選択肢があるのだから言い訳がましいとしか言いようがない。全く話にならない。
1218
民主的な合意形成なしに進められている札幌五輪招致運動ですが、この五輪について札幌市は「既存施設」の活用で経費が削減出来るなどと述べています。ちなみに、東京五輪も「既存施設」の活用で「世界一カネの掛からない五輪」になるとして招致され、結果的に注ぎ込まれた予算は過去最高でした。
1219
岸田政権は、暴力で不法に権力を奪取し、市民を弾圧しているミャンマー軍政にも安倍元首相「国葬」の案内を出しているようで開いた口が塞がらない。これに加え、自民党政府はミャンマー軍幹部に対し、給付金まで出して訓練まで施している。白色テロに加担しておきながら「民主主義を守り抜く」とは。
1220
憲法53条では、何れかの議院の総議員4分の1以上から要求があれば、臨時国会の召集を「決定しなければならない」と定めています。既に、この要求は1か月前に出ていますが、岸田内閣は全く召集しません。憲法を無視して国会も開かず「民主主義を守り抜く」というのは何の冗談なのでしょうか。
1221
ところで、大量買収という公選法違反罪で実刑判決が確定した河井克行元法相らに対して、安倍政権下で自民党本部から1億5000万円の巨費が供給された件について、一人として責任を取っていないのは問題です。この資金は8割が政党助成金つまり「税金」から拠出されています。黙殺は論外でしょう。
1222
安倍元首相の文字通り「身内」である岸信夫前防衛大臣指揮の下で、私的な行事である安倍氏の「家族葬」に対して、公の機関である「自衛隊」の特別儀仗隊が派遣された事実は、加計学園問題を超えるネポティズム且つ国家の私物化にも拘わらず、殆ど有耶無耶にされている。これは非常に危機的な状態。
1223
安倍政権は「働き方改革」とスローガンを掲げただけで、労働時間規制は「過労死ライン」を合法化しただけ。また「裁量労働制」「高プロ」では、ニーズがあるだの一般労働者より労働時間が短いだのというデータの捏造まで行った。これで連合の芳野会長は「労働者の代表」と称して「国葬」に出るのか。
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「民主主義を守り抜く決意を示す」などとして正当化した安倍元首相の「国葬」と称する催しに関し、反対の声は「国民の声とかなりズレている」と、主権者の声ではないと切り捨てた茂木幹事長について、沈黙を貫いている岸田首相は、単に安倍氏礼賛のプロパガンダがしたいだけだというのが良く分かる。
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「集団的自衛権」行使容認にせよ、日本学術会議に対する違法な人事介入にせよ、今回の法的根拠なき違憲「国葬」にせよ、何でも「閣議決定」で強行突破していく自民党の政治手法は、独裁国家の振る舞いと全く変わらない。思い通りの改憲が出来ないからといって、憲法を無視するなど断じて許されない。