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【カナダ:DVから逃げたい女性たちを支援 Shelter Movers】
2019年、カナダでは136人の女性たちが、配偶者あるいは元配偶者によって殺害された。最悪の事態を避けるために、加害者である同居人に知られることなく、被害女性たちの引越しを支援する試みが行われている。
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【COVID-19:欧州は感染爆発を止められるか】
中国に続いて、広範囲に渡る感染爆発が発生しているヨーロッパ。2月下旬に北イタリアで感染拡大が始まり、スペインとフランスに飛び火したCOVID-19。国境を超えた感染拡大の推移とスピード、初期の症例から住民隔離まで至る経緯を時系列で纏めた。
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【外出禁止:ホームレスはどうすれば良いの?】
世界各地で続く外出禁止措置と都市の封鎖。「外に出ないで」というスローガンが行き交う中、路上で生活するホームレスの人々は無人化した街で途方に暮れ、飲食店の閉鎖で食事に有り付くこともできなくなっている。
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「体型に関わらず尊ばれるべき存在で、愛情に条件は要らない」。プラスサイズモデルの吉野なおさんは幼少期から自身の体型に悩み、17歳の時に摂食障害を患った。障害を克服した現在、自分らしさに自信を持つ「ボディ・ポジティビティ」のメッセージをSNSで発信している。
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「見つかる票などありません」。トランプ大統領がジョージア州務長官に「票を見つける」よう要請した電話音声が1月3日に公開された。5日、同州投票管理責任者ガブリエル・スターリングは、トランプ陣営による陰謀論を否定。6日の上院決選投票への参加を国民に呼びかけた。
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「ナイフを鯨の脊髄に突き刺し、海が血に染まると、なぜか鯨たちは互いに寄り添って逃げようとしない」。デンマーク・フェロー諸島で毎年行われる鯨の追い込み漁「グリンダドロップ」。環境保護団体は「欧州最大の海洋哺乳類屠殺」と非難し、漁の参加者たちは「自国の伝統」と豪語する。
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【COVID-19からの生還:イタリア・ジャンニさんその後】
自ら新型コロナウイルスに感染し、実の父親を失ったジャンニさん。彼が病室から発信したメッセージはウイルスの恐ろしさを世界中に伝えた。無事に退院し、自宅に戻ったジャンニさんが再びBrut.の取材に答えてくれた。
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「自分は人を変える時、笑いとか面白さとか楽しさで変えたい」。アフリカ・カメルーン生まれの漫画家・星野ルネさんは、海外にルーツを持つ日本人が自然に受け入れられる社会を夢みる。多様性(ダイバーシティ)は人間の豊かさであることを、漫画を通してコミカルに伝えている。
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【欧州議会 LGBTQの自由な地域宣言】
「あなたたちが攻撃を止めない限り、私たちは自由のために戦う」。「LGBT思想のない地域」を宣言したポーランド地方自治体に対して、欧州議会は欧州を「LGBTIQにとって自由な地域」とする象徴的な宣言を採択し、性的マイノリティの権利を守ることを誓った。
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「犠牲になった全ての人々のために、正義が行われることを願う」。ベトナム戦争で米軍が使用した枯葉剤は、世代を超えて現在もガンや奇形症候群などの健康被害を引き起こし続けている。被害者の一人トラン・ト・ンガ氏は、枯葉剤を製造した企業14社を相手取り訴訟を起こした。
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【もしあなたが同性愛者だったら】
今日は世界人権デー。人権について改めて考えてみませんか?
今年アジアで初めて台湾が同性間の結婚を認めたが、世界では同性愛者だということに対して絞首刑が科される国も。
#世界人権デー
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【性差別に向き合う子どもたち】
サッカーは男の子。お人形遊びは女の子。社会で決められた男女のイメージに幼い子どもたちも影響されている。私たちの生活の至るところに見えるセクシズム(性差別)を、子どもはどう捉えているのだろうか?
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「私が加害者への愛を証明したと相手が感じるまで、拷問を続けられた」。歌手マリリン・マンソンと交際していた女優のエヴァン・レイチェル・ウッドは、マンソンから日常的な虐待や性暴力を受けていたと告白した。2018年、彼女は米国議会で自身の性暴力被害について証言していた。
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アメリカ50州のうち48州で子どもの結婚が許されている。19歳で親が勧める男性と結婚し、相手による暴力に苦しんだフレイディー・ライス。望まない相手との結婚を強いられ、逃げ場を失う子どもたちのために、ライスは全米で「子どもの結婚禁止」を求める。
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【あの人の人生:ジョー・バイデン】
第46代アメリカ合衆国大統領に当選したジョー・バイデンの人生。
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【フランス・パリ コロナ禍で学生に食料配布】
パリ市内の食料配布所に並んだ長蛇の列にフランス中が驚愕。生活困窮する学生たちのために、市民団体による食料配布が行われた。食料や食事を求めて集まった450人の若者たちの姿は、新型コロナによる経済的打撃の深刻さを浮き彫りにした。
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米・ウィスコンシン州で、無抵抗の黒人男性が、警官に背後から7回発砲され重傷を負った。警察署は家庭内トラブルの通報を受けたと発表し、地元住民は銃撃されたジェイコブ・ブレーク氏は、口論していた女性2人の仲裁に入っていたと証言した。
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【衝撃映像 トランプ支持者連邦議会を占拠】
米連邦議会に侵入するトランプ支持者たち。現地時間6日、大統領選挙での敗北を認めないトランプ大統領の演説後、暴徒化した支持者たちが議会を占拠する前代未聞の衝撃映像。
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【東京五輪組織委 森喜朗会長 女性蔑視発言に抗議の声】
「なぜ女性がわきまえなければならないのか」。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言に抗議する有志たちが、ネット上で森会長の処遇検討を求める署名活動を始め、24時間で8万筆以上の署名が集まった。
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【性差別と向き合う子どもたち】
「女子はサッカーしちゃダメ」。ジェンダー差別と向き合うのは大人たちだけではない。世界の子どもたちが、学校やクラブ活動を通して経験したジェンダーに関する先入観や偏見、嫌な言葉や表現などを語ってくれた。
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【ジョージ・フロイド:旧友たちの思い出】
大きな体と温和な性格で「ビッグ・フロイド」と呼ばれていたジョージ・フロイド。彼が少年時代を過ごしたテキサス州ヒューストンの旧友たちは、差別や警察による暴力に対して「暴力ではなく、頭を使うこと」がビッグ・フロイドの精神だと断言する。
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「好きなものを着れば良い」。大学時代からスカートとハイヒールを履くのが大好きだったマーク・ブライアンは、ジェンダーや性的指向によって服装を区別する必要はないと信じる。ハイヒールを履いて颯爽と街を歩く彼に、女性たちはとても良い反応を見せてくれるという。
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「工夫するだけでなんでもできるようになる」。現在26歳のシャルレーヌは7年前、医療過誤によって腹部に人工肛門を造設することを余儀なくされた。1日15時間点滴で栄養分と水分を摂取する過酷な生活にもめげず、SNS上では「カンガルー・ガール」を名乗り、前向きに生きる自身の姿を発信している。
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【アメリカ:アンソニー・ファウチ博士の信念】
「我々はこのウイルスについて全てを知っているわけではない」。今秋の学校再開を望む議員に、ファウチ博士はこう答えた。国立アレルギー・感染症研究所所長で、コロナ対策に科学者として進言を続けるファウチ氏が、自身の役割とは何かを改めて言及した