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【性別と脳に関する迷信】
女性は何でもできるマルチタスクで、男性は方向感覚に優れるというのは迷信・・・。神経科学者のマリー・ラクロワは、人間の脳に性別はなく、「男だから」や「女性だから」という先入観や偏見が、私たちの能力を制限してしまうという。
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「全ての人のための進歩でなければ、進歩したとは言えない」。バイデン大統領が保健福祉省次官補に指名したレイチェル・レヴィン氏。昨年7月、自身に対するトランスジェンダー差別や、セクシャル・マイノリティを苦しませる嫌がらせや暴力を糾弾し、LGBTQ+の若者たちに送った応援メッセージ。
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「歳を取るごとに人と違うことが楽しくなる」。パリ・オペラ座でエトワール・ダンサーを務めるユーゴ・マルシャンは、9歳でダンスに身を捧げることを決意した。しかし、ダンスの鍛錬を積む一方で、「みんなと同じでいたい」と感じた少年時代、心に傷を負うこともあったという。
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「シベリアだけでなく、地球全体にとって危機的状況だ」。今年初めから現在も続くシベリア森林火災の原因は地球温暖化による記録的な熱波。森林火災はさらなる温暖化ガスの発生を引き起こし、永久凍土の溶解により氷に閉じ込められていた未知のウイルスやバクテリアが大気に放出されることになる。
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【祖国のために負った傷 米退役軍人の訴え】
「これなら愛国心があると認められますか?」と、米退役軍人のリー・ウォン氏は兵役中に負った胸の傷跡を見せた。祖国のために重傷を負いながらも、彼をアメリカ人と認めない人々に対して送った強烈なメッセージ。
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【フィンランドのイジメ対策】
なくならない学校でのイジメ問題。
フィンランドでイジメの85%が解決されたという3つの対策とは。
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【米大統領選挙 第一回テレビ討論会ハイライト】
「君はクラスで最下位だったよね」、「彼が嘘つきなのは誰もが知っている」。米メディアは「史上最悪の討論会」と酷評。トランプ共和党候補とバイデン民主党候補との間で行われた第一回テレビ討論会の様子をハイライト。
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【アメリカ政権移行のしきたり】
米大統領選で次期大統領が決まると、前大統領が新大統領をホワイトハウスに招き、懸念の内外政策や国家機密情報の引き継ぎを行う。今年は、トランプ前大統領が次期大統領の勝利を認めていないため、政権移行の手続きが大幅に遅れている。
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【K-POPアイドル養成の裏側】
「ボディ・イメージが傷つき、年功序列が強い」。K-POP界のスターになるため、アイドル練習生として1年間活動したキャシー・リー。減量の強要や、厳しいトレーニングなど、その経験は彼女の想像を絶していたと言う。
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「実力じゃない」、「運が良かっただけ」など、自らの能力や挙げた成果を肯定できなくなるインポスター症候群。この考え方に陥ると、自分は周囲の人々を騙して評価を得たと思い込んでしまう。心理療法士のアンヌが、インポスター症候群を克服するための心のケアを教えてくれた。
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【イスラム教徒一家殺害事件 カナダ】
「事故ではなく、憎悪によるテロ攻撃だ」。カナダ・オンタリオ州で、イスラム教徒の一家がトラックにはねられ、4人が死亡した。トルドー首相は事件翌日、モスクを訪問し、イスラム差別などのヘイトクライム対策を強化すると断言した。
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【世界で最も危険な山でスキー滑降】
世界で最も危険な山と呼ばれるK2。登頂者の4人に1人が命を落とすと言われる標高8600mの山頂から、スキーでの滑降を計画する一人の冒険家が現れた。
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【「剃るに自由を」剃刀広告に込められたメッセージ】
「ムダかどうかは、自分で決める」。今年の夏、渋谷に現れた女性モデルが脇毛を堂々と見せる広告。ムダ毛処理をしない女性は不快なイメージを与えると私たちは信じ込んでいる。この広告を企画した本人に話を聞いてみた。
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私たちは自分たちが購入するものに注意しなければならない。中国新疆ウイグル自治区は新疆綿と呼ばれる世界有数の綿の産地。中国綿の8割以上がウイグル自治区で生産されているが、ウイグル人労働者たちは中国当局の監視下で過酷な労働条件を強いられているという。
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【高齢者と子供たち:心温まる触れ合いが教育と介護を変える】
北フランス・トゥルコアンの町。
介護が必要な高齢者たちが生活する老人ホームに、就学前の子供たちを預かる保育所を併設。高齢者と子供たちの交流を促す取り組みが行われている。
その結果、予想しなかった効果が得られたという。
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【タイニーホーム:成人間近の孤児たちのために】
アメリカでは、親や家族を失い、孤児として里親や施設で育てられた子どもの多くは、成長後ホームレスになってしまうという。家族や親戚に頼ることも出来ず、経済的にも窮地にある彼らにとって、仕事と住居を見つけることは困難を極める。
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【あの人の人生:レオナルド・ディカプリオ】
幼少の頃、絶滅していく動物がいることを知ってショックを受けたディカプリオ少年。
世界的なビッグスターに成長したディカプリオは、環境活動家として自身の富と名声を環境保護活動に投じ、気候変動に警鐘を鳴らす。
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【貧困に喘ぐ子供たちに食事を】
英マンチェスター・ユナイテッドFCのマーカス・ラッシュフォード選手が、コロナ危機による学校閉鎖で給食が食べられなくなった子供たちのために立ち上がった。貧しい少年時代を送った彼の呼びかけに国内企業が次々と賛同。子供たちへ食事の無償支給を始めた。
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孤独、単調な生活リズム、スキンシップ不足を動物たちが解消。介護施設で暮らす高齢者たちの情緒は不安定になりがち。心の状態は、持病や身体の健康に影響を及ぼすこともある。フランスのある施設では、ロバや馬、犬猫などの動物との触れ合いを通じて、入居者たちの「心の健康」をケアしている。
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「銃を使って戦う者は臆病者です」。2019年3月15日、ニュージーランド・クライストチャーチで、2つのモスクを銃で乱射し51人を殺害した被告が、仮釈放の無い終身刑を言い渡された。公判では、モスク参拝者を狙った白人至上主義テロリストに対し、父を殺害されたサラ・ガーセムが悲痛な思いを訴えた。
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【COVID-19からの生還:イタリア・ジャンニさんその後】
自ら新型コロナウイルスに感染し、実の父親を失ったジャンニさん。彼が病室から発信したメッセージはウイルスの恐ろしさを世界中に伝えた。無事に退院し、自宅に戻ったジャンニさんが再びBrut.の取材に答えてくれた。
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「ホワイトハウスで最も影響力を持つ大統領上級顧問」と評されるスティーブン・ミラーは、トランプ氏のスピーチライターを務め、イスラム圏からの入国を禁止する大統領令、不法移民の親子引き離し措置などの反移民政策の発案者。彼の背後には、極右思想と白人至上主義が見え隠れする。
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【フランス 困窮する学生に1ユーロで食事を】
「今夏まで制限のある生活をしなければならない」。マクロン仏大統領は、コロナ禍で生活に困窮する大学生たちのために、学生食堂で1日2食を1ユーロ(約126円)で提供する救済措置を発表し、今年9月までは感染拡大を防ぐための制限が続くとの見通しを示した。
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【フランス 野生動物病院グーピル】
「本当の仕事は、人間を動物と共生させること」。南仏セヴェンヌ地方で、野生動物のケアをするマリー=ピエール・ピュエシュ獣医。彼女のもとには未だに、人間の手によって傷つけられた動物が多く運ばれてくる
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【40歳差のゲイ男性2人による対談】
「あなたが過去に戦ってくれたから、今の僕には権利がある」。66歳のフランシスと23歳のクレマンは、フランスで異なる時代に同性愛者として育った。2人の対談は、LGBTQ+を取り巻く社会の進歩と停滞を明らかにした。