501
キタサンブラック。充実極まりない。毛ヅヤと雰囲気からして違っとる。絶好位で競馬しとるし、並ばれればまだ頑張れるで余力残しての完勝。アドマイヤデウスは位置を取りにいって、勝負懸けたって立ち回り。京都コースも合っとる。ラブリーデイはピーク過ぎとる印象。正直、昨年は走り過ぎたもんな。
502
マーメイドSはらしくない実績馬同士の決着。とりわけウインマイティーはロスなく立ち回ってた。このままの馬場やったら宝塚記念は予想しやすいけどな。ユニコーンSは思ってた以上に横一線の力関係やった。ペイシャエス然り、上位勢は上手く脚がタマってた。タイセイディバインはダート路線でも面白い。
503
サブライムアンセム。内枠での操作性が良さそうな藤原厩舎らしいタイプ。負けて強しはナムラクレアのほうなんやけど、池添の位置取りと仕掛けを我慢した分の差。ただ、毎年のことながら、1400mがベストの馬と賞金的に勝負の馬が余力なしでぶつかるレースなんだよね。今年も桜花賞に直結しないと思う。
504
シュネルマイスターはローテが良かったのかどうか。返し馬然り、道中も微妙に溜まってない感じはした。ダノンスコーピオンは位置取りとか勝ち馬との力関係を思えば案外。進路狭くなったようにも見えたけど、そこが敗因ではないかな。サリオスは最終追いで攻めすぎてた。距離、枠順と注目もつくんやな。
505
カフェファラオ。気性的にオレは信用しきれんかったけど、得意コースに馬具を工夫した効果もあって4歳馬の活きの良さを見せた。馬場を読んだG1のルメールって立ち回りやったね。この時計になると芝から転向してきたエアスピネルにはマッチする。ワンダーリーデルもノリが力を出し切っての結果やね。
506
ダノンファンタジー。完成度が高いね。出してくつもりもなく、馬のリズムに任せた位置取りと仕掛け。やはり、来週のグランアレグリアは相当強いな。クロノジェネシスとはジョッキーの差もあった。長くいい脚はクロノのが使っとる。ゲートはともかく、ワンタイミング待っての追い出しなら勝ってたよ。
507
ナムラクレア。今日の弾け方を見るとスプリンターズSは疲れがあったのかもしれない。鬱憤を晴らすいい勝ち方やった。ファストフォースは絞れてたのが良かった。マッドクールは頭抜けた存在ではなかったね。逃げは悪くなかったと思うけど、②着は死守したかった。本番は枠順ひとつで波乱が待ってそう。
508
カレンブーケドールは差して②着と同タイム。先に触れたけど強引に行くシチュエーションじゃなかったし、あの形でも存分に持ち味のしぶとさは見せた。津村でG1獲ってほしい。グローリーヴェイズは位置取って勝負かけたけどね。今回は相手が悪すぎた印象。キセキは気性面を個性と見るべき段階なのかな。
509
ボンボヤージとタイセイビジョンは進路取りの妙。テイエムスパーダが慎重に馬場のいい所を選びすぎたで、外の馬には苦しい展開になった。どう見たって一番強い競馬しとるのはナムラクレア。あれだけ所々が詰まって、よう③着まで来とる。いい経験になったと思わせるためには、G1で突き抜けるしかない。
510
新型コロナで中止になったけど、今週末は御神本とか的やんとトークショー入ってたの。4月も楽しそうなイベント入っとるで、収束が待ち遠しい。単純やけど、嫌なことは続かない。なるようになる。じっくり脚をタメときましょ。
511
平成の名レースは?って聞かれて、最初に浮かんだのがワンアンドオンリーが勝った2014年ダービー。ハーツクライの子で橋口先生が獲ったのもあるし、あれは馬も何かを感じて走ってた。ちなみにハーツのダービー2着もノリ、勝ったのがキンカメ。乗りたいほうに乗れって言って勝たせてもらった恩がある。
512
ダイアナヘイロー。逃げ馬が勝つ時はこんなもんやけど、距離延長でより行き脚がついて先生の引退週に人馬とも見事な仕事やった。仕上げと意気込みが違ったってことかな。モズアスコットは飛躍を感じさせる、レッドファルクスは王者の力を示す内容。高松宮記念はこの2頭が主役級になりそだねー。
513
アロゲート。出遅れて挟まってバランス崩して、完全に飛ぶパターン。それを勝負所で難なく取り付いて、抜け出してからも余裕綽々やもん。眠気も一気に覚めるって。あんな馬もおるんやね。アウォーディーは位置取り絶好で、プラン以上の競馬してたと思う。ダートに関しては本場アメリカとのレベルの差。
514
クイーンズリング。絶好枠を活かして最高の立ち回り。地下馬道でルメールと会ったけど、やり切った顔をしとったわ。シュヴァルグランとスワーヴリチャードは枠順やね。ただ、改めてシュヴァルは力つけとるし、スワーヴは来年のタイトルを持ってかれるって内容。2頭はレイデオロとの再戦も楽しみやね。
515
ヴィブロス。何も言うことがねえ完璧なレース。前走のような不利がなければこれくらい走って当然。同じことがパールコードにも言えるよね。驚いたんはカイザーバルの地力。普通はあれだけG1で掛かったら3着に残せないよ。馬体も際立っとったし、今後が楽しみや。ビッシュは輸送が堪えたとしか…。
516
リアルスティール。あまりいいスタートやなかったけど、あそこから出して位置取ってから腕力で御しちゃうもんね。怪しい手応えでも一気にスパートさせるし、やっぱりムーアの手腕もデカイ。正攻法の競馬で押し切った価値は高いし、また次走からできる幅が広がった。国内の強敵との対決も楽しみやね。
517
ダノンプレミアム。あのペースを2番手で折り合えとるし、やはりマイルがビンゴ。上がり勝負やで0秒2差やけど、力が違うって内容。あとは7着まで横一線。インディチャンプは展開的に脚がタマらなかったし、モズアスコットは本番を見据えとる。パクスアメリカーナは仕上げてた分でもうひと伸びできた。
518
ライラック。エリカヴィータと変わらん位置から早めに動いて、長くいい脚を使っとる。内から来られたら、もうひと伸びしたからね。前走は長距離輸送に紅一点と敗因明確。クビ差以上の完勝やった。ラスールはここ使えば勝ってたでしょ。ここのメンバーとは馬っぷりが違うし、同じように次で一変しそう。
519
レッドファルクス。ワンスインナムーンが絶好のペースで逃げて、レッツゴードンキは岩田がイメージどおりのイン突き。馬場を考えても普通はこの2頭で決まる展開。それを坂を上がってさらに加速して差し切るんやから、今日の競馬は力が違った。また、ドンキもそうやけど、春より状態が全然良かったな。
520
ヌーヴォレコルト。つぶやいたそばから岩田が大仕事した。自分の競馬に徹して見事なレース運びやったし、ライバルよりも適性が上だったな。ハープスターはあの位置からにして、道中息が抜けてねえ感じ。直線だけの競馬はいつもの型やで、懸念しとった距離が敗因になるんかな。負けて欲しくなかった。
521
トリッキーな中山らしいトライアルになって本番に向けてのジャッジが難しいけど、ソーヴァリアントがかなり力をつけたんは間違いない。混雑を避けるべく早めに抜け出してアサマノイタズラのいい目標になっただけ。アサマノは田辺らしい勝ちに急がない競馬したで、人気になると乗り難しくなるタイプ。
522
ナミュールはマイナス体重にゲートと中2週が堪えた印象。スタート後に脚使って、道中また詰まって下げたからね。それを思えば内を付いての④着は立派。この馬だけは力負けやないで、桜花賞での巻き返しに期待したい。モマれてはいたけど、ステルナティーアは見せ場なかった。もっと軽い馬場向きやね。
523
ルージュバック。見栄えはしないタイプやけど、走らすとバネがあって何よりセンスがいい。ベルーフも負かしとるわけやし、当たり前に桜花賞は勝つレベルやね。ポルトドートウィユは緩くてまだまだこれからの馬。アッシュゴールドは相変わらず気性が若い。ただ、どっちもキャリア積めば変わってくるな。
524
見応えあるハンデ戦やった。キラーアビリティのコース取り、マテンロウレオの積極策で3歳馬ワンツーやけど、語るべきはプログノーシスの末脚でしょ。ここで賞金加算できんかったのが心底悔やまれる。体質面の弱さが出世を妨げとるんやろけど、能力はG1級だと思うね。このあたりで終わってほしくない。
525
ラブカンプー。斤量に敏感なところあるで、51キロと千直使った後でダッシュが戻った。アンヴァル然り、忘れられた頃の夏に強い牝馬。ハンデ戦もあって、有力馬が思いのほか動けんかった。クリノガウディーは直線狭くなって着順ほど悪い負け方やない。道中見ても距離はマッチしとって、まだ見限れん。