226
レモンポップ。まさに東京1400mマイスター。道中見てても気が良すぎるところあるで、ここは落とせなかった一戦でしょ。ギルデッドミラーは本番を見据えてタメにタメた。改めて1600mになれば十分に逆転がある。バトルクライは持てる力を出し切っての③着。テイエムサウスダンはルメール向きの馬やない。
227
ソダシは昨年52キロでズルさを覚えてなかったからね。適性がよりワンターンのマイル向きになっただけやから悲観することはない。状態は問題なかったと思うよ。ウインマリリンは近走では抜けて状態良かった。惜しむらくは馬場がもっと乾いてほしかった。ちょっとでも重いと持ち味削がれてまう馬やから。
228
レイデオロ、シュヴァルグラン、ミッキーロケットは簡単じゃない枠順をそれぞれ上手く乗っとる。おおよそ力どおりの決着やね。やっぱり強いと思ったのはキセキ。ハナに行くまでに脚を使って、なおかつ消耗戦に持ち込んで5着。決してデキ落ちはなかったけど、惜しむらくは馬が中山コースを嫌っとった。
229
先週の情熱大陸はキズナやった。あれを見て、天皇賞春で競馬を始めたファンはどう思ったんやろう。フェノーメノから狙ったファンは、過剰人気やと笑ったのかも知れん。でも、条件が違えば結果も変わるんが競馬。ウインバリアシオンの経緯にもドラマがあった。宝塚記念は6月29日。また揃ってほしい。
230
サトノクラウン。先行した人気馬のリズムが悪い中で、ミルコはさらに突きに動いとる。最終週かつ今日のような馬場は持ってこい。来る時は勝ち切る馬やで、キタサンブラックの大敗以外は驚かなかったけどな。ユタカちゃんは次を意識しすぎてた印象。内容を求めずに行っとけば結果はまた違っとった一戦。
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クリソベリル。好枠を活かして、馬の能力におごらず完璧に立ち回った。これまでとは違った混戦に対応してねじ伏せたし、新時代の到来を告げる勝利やった。あの枠からペースを読んで出したルメール、大敗後も勝ちパターンに持ち込んだユタカちゃんはさすが。強い馬に完璧な競馬されたら後続は仕方ない。
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ジェンティルドンナ。ミスターと同じ誕生日。枠順ドラフトもそうやし、やっぱり運があったんやね。ゴールドシップの位置取りが明暗を分けた。あのスタートから引いたことで、この馬に流れが向いた。あんだけのスローで瞬発力勝負になればこうなる。予想は散々やったけど、勝ったのが圭太ならええわ。
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UAEダービー然り、日本馬のレベルがとんでもなく上がっとる。嬉しい反面、交流重賞なんか地方馬が勝てないのは当然だよね。海外のほうが勝ちやすい、稼ぎやすいもんで日本のG1が手薄になるし、ファン目線では喜んでばかりおれん気もしとる。割り切ってクラシックで楽しめばいいのかもしれないけどね。
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サークルオブライフ。スタート決めて出たなりの位置でジッとして、追って伸びるのをミルコが分かっとるもんやから大外の進路に躊躇なかった。そしたらもう決め手が違うもんな。百戦錬磨の国枝厩舎の仕上げ勝ち。ラブリイユアアイズは相手なりで根性ある。ウォーターナビレラはあれで負けたら仕方ない。
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ステラヴェローチェ。道悪の鬼ではあるけど、直線で馬群を割る競馬を経験させて間違いなく本番に繋がる勝ち方。これを機に一皮も二皮も剥けてくる。シャフリヤールの敗因は馬場で明らかとはいえ、負けられん立場やからいつもと戦法を変えたからね。距離に限界が見えたことと、ダメージが少し気になる。
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キタサンブラック。益々立派になって、パドックの雰囲気で勝利を確信したほど。サクラの動きでカッとしかねないところやったけど、馬が全く動じてないもんね。他の動きに惑わされず、少し早目に仕掛けた手綱捌きも絶妙で、どこまで行っても着差は変わらないって完勝。春天に向けても視界は良好やね。
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あのスロー、2分26秒9の決着でも力がある馬の決着。入れ替わっても不思議ない3頭やったけど、ペースを見越したルメールの仕掛けにつきる。レイデオロはテンションがギリギリで、かえって動かすのに躊躇がいらなかった。藤沢和厩舎もオークスに続くダービー制覇で、ここ狙いのこだわりが実ったね。
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気温も相まってあの展開になると前は堪える。テーオーケインズはスワーヴアラミスが来たタイミングで引くべきやった。メイショウハリオは馬場が合ってたし、今までしてきたレースがここでかみ合った。チュウワウィザードは人馬でレース巧者。オメガパフュームはひと呼吸我慢しとればもっと際どかった。
240
オルフェーヴル。このメンバーやったら能力違うで、道中気を付けなアカンのは折り合いだけ。位置取りはどこでも良かった。池添はさすがに、この馬をよう知っとる。仕掛けだけ早いと思ったけど、そんな次元やなかったな。抜け出してから無理に追わんで、人馬一体の馬なり。最高のパフォーマンスやった。
241
ダノンベルーガ。余裕を残しつつ馬っぷりが凄いし、オレの中ではエフフォーリア級のインパクト。キャリア2戦目でこれから上積みしかないでしょ。厩舎とタイプ的に皐月賞使うかは分からんけど、ダービーは有力やと思うね。ジオグリフは状態8分も馬場がマッチした。アサヒは敗因明確で次は狙えそうやね。
242
コントレイル。もともと完成度は高かったけど、気性が大人になって操縦性が増した。あの折り合いなら距離は問題ないし、抜け出してから耳を立ててスイッチをオフにしとる。同世代の牡馬ではまさに力が違う。ヴェルトライゼンデは直線だけの競馬で、次に向けてのアプローチ。いい前哨戦になったと思う。
243
静かな流れのダービーやった。マカヒキは精神的に凄い馬や。返し馬から他との落ち着きが違ったし、出たなりの位置で競馬しても力むところがなかったから。あと、サトノダイヤモンドが仕掛けてスピードが乗るまでの間に一瞬で馬群を突き抜けた。一頭分、ずっと内を走れたのも最後のハナ差に繋がったね。
244
タイトルホルダー。落とせないメンバーではあったけど、使って上向くタイプで懸念はあった。さすがはG1馬ってしぶとさ見せて、ディープボンドに負けじと天皇賞の主役候補やね。ボッケリーニ、ヒートオンビートは歯痒くも相手なり。ウインキートスはここ数戦のテンションが異常。シグナル出しとるかも。
245
ディヴィーナの一瞬スターズオンアースに迫ろうかという脚に血を感じた。お母さん(ヴィルシーナ)が連覇しとるだけのことあるわ。着順以上の完敗に感じたんがナミュール。ゲートが上達して爆発力が影を潜めた印象もあるけど、改めて勝負付けが済んでもうた。結果として上位3頭のG1馬は強かったね。
246
一騎討ちは間違いないと思ってたけど、枠と乗り方でここまで差があるとは。コントレイルは完成度で打った本命のつもりが、まだ奥もある。サリオスは適性が読みきれない。ローテ含めどういった馬に成長させてくか、陣営の手腕にも注目。ヴェルトライゼンデはしぶとさがいいね。菊花賞向きで秋が楽しみ。
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ラヴズオンリーユー。重賞初挑戦がオークス、レコードでの勝利にも驚きはない。これまで3戦が規格外の内容やったから。追ってからまた伸びとって、兄弟を凌ぐセンス。カレンブーケドールとで長距離適性も抜けてた。津村は2着って結果以外は満点。ここが経験あるミルコとの差やけど、糧にしてほしいな。
248
モズアスコット。好スタートから下げて、これでもかっていう正攻法。砂被っても問題ないし、適性は芝以上やね。前走直後につぶやいたように、並の馬じゃ初ダートで古馬重賞をブチ抜けない。とにかく強かった。ケイティブレイブは極端な戦法が合う馬。勝った帝王賞を彷彿とさせる長岡のファインプレー。
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レモンポップ。好スタートから折り合って、イメージ以上の競馬ができたんやないかな。あの手応えで追い出すまでの余裕があれば距離は保つ。レッドルゼルと躓いたメイショウハリオが届く展開やから強いのは間違いないんやけど、先行馬が小粒だったのは否めない。ドライスタウトは枠順とキャリアやね。
250
アーモンドアイはタイミング悪くゲート切られたけど、昨年も然り、周りが速いマイルでスペシャリストに上手く乗られるとこうなる。ベスト距離で8冠達成が見たい。インディチャンプはマイル王者の走りは見せとる。能力出し切っての③着で、この路線では常に主役級。ダノン勢は馬場が堪えた印象やね。