276
ウインマリリン。長距離を使ってきた成果が出た。勝負根性で不利も挽回しとるし、叩き上げ感が凄い。ウインキートスも人気馬の動きに惑わされず、こんな競馬ができるとは。意外性が売りのタイプ。レイパパレは噛んで収まらんかったし、我慢させたい所でミルコにも来られた。本質2000mがギリギリやね。
277
何かあれば前と思ってたけど、ギベオンが逃げ残るとは。道中遠慮し合って、直線いざ仕掛けたら、どの馬も弾けきれんかった感じ。この時計なら全馬走れる中で、まさにしてやったり。デアリングタクトも展開思えば地力は見せとるけどな。いま配当見たけど、WIN5の配当(5.5億)が今週のクライマックスや。
278
サウンドキアラは隣枠のコントラチェックが進路を作ってくれたで、むしろ大外枠が良かった。ただ、あの判断できるのが今の松山で、感触を掴んでたんやろな。ノームコアは巧者ぶりで来たけど、あれより後ろからだと勝負にならない。ラヴズオンリーユーは道中で、次に繋がる競馬に切り替えた印象やね。
279
クリソベリル。好枠を活かして、馬の能力におごらず完璧に立ち回った。これまでとは違った混戦に対応してねじ伏せたし、新時代の到来を告げる勝利やった。あの枠からペースを読んで出したルメール、大敗後も勝ちパターンに持ち込んだユタカちゃんはさすが。強い馬に完璧な競馬されたら後続は仕方ない。
280
ルメール容赦なしやね。出遅れも先行馬ペースを読んで追いかけて、意のままに動けたサンクテュエールはレース巧者。勝ったら名牝ってストーリーやけど、今年はメンバーが小粒やった気がする。プリンスリターンはキャリア豊富で、原田が手の内に入れてた。今日のように思い切った競馬を続けてほしい。
281
クラウンプライドは持ち前のセンスが活きたし、ハピは乗れとるノリの読みが良かった。どっちも3歳馬で勢いあるけど、とりわけハピは自在性が魅力で来年が楽しみ。⑤着も好位組のシャマルだもんね。そう思うとジュンライトボルトの脚はフロックやないし、改めてジョッキーも焦らずによう馬群を捌いた。
282
カルロヴェローチェはレーンでも行きたがった。かえって折り合いつきそうな道悪であの前進気勢やから、ゆくゆくスプリンター寄りになるかもしれない。ダノンタッチダウンは馬場を考えればよう頑張っとる。G1馬のお兄さんより晩成タイプに思えるし、マイル路線ではゆくゆく結構な存在になると思う。
283
サリオスは追えば追うだけ伸びる。相手待たずに早く抜け出してもよかったし、4角でウインの外を回しとくとコントレイルが更に距離をロスするの。結果論やけどね。ガロアクリークは距離シビアなところをよう走らせとる。サトノフラッグは勝ち馬に抜かれたら抵抗できなかった。今日のところは完敗やね。
284
ウォーターナビレラはパドック良く見せて、位置取りも理想的。ローザノワールの粘りを思えば不可解な惨敗やね。ちょっと成長力に欠けるのかもしれない。テルツェットは函館と札幌の違いはあれど、昨年と同じローテで連覇。インに拘った進路も良かったし、3歳馬以外とは勝負付けが済んでたってこと。
285
キタサンブラック。いつもゲート内はガタガタやるけど、今日は最悪のタイミングでスタート。かえってそれを良しとする立ち回りで、強い馬に乗った時のユタカちゃんの凄みを見た。一瞬で抜け出して、直線は馬場のいい所を走らせる余裕もあったからね。お世話抜きに一頭だけ次元の違うパフォーマンス。
286
サートゥルナーリアは難しいところある。アーモンドアイの前を取りに行って脚は使ったけど、位置としてはベストやから。ダノンプレミアム、アエロリットを思えばもう少し粘れてて不思議ない。事実として、右回り向きなのかな。ユーキャンスマイルはJCを見据えた好走、ワグネリアンは外枠が惜しまれる。
287
2018年の競馬界は記録ラッシュ、時代を変えられる名馬の出現と、脚本でも描けないような年やった気がする。未来に向けて前向きなシナリオなら、最終回にしてもええくらい。そんな続編を見れるのが来る2019年。良いお年をお迎えください。
288
モズメイメイ。ユタカちゃんしてやったりの逃げ。能力的に横一線やったと思うけどペース配分で粘り切らせた。ゆくゆく化けるならペリファーニア。要所に課題を残しながらキャリア2戦で大外枠から権利獲ったのは立派。オーシャンSはヴェントヴォーチェの横綱相撲。本番でも同じだけ走れるかどうかやね。
289
モズアスコット。好スタートから下げて、これでもかっていう正攻法。砂被っても問題ないし、適性は芝以上やね。前走直後につぶやいたように、並の馬じゃ初ダートで古馬重賞をブチ抜けない。とにかく強かった。ケイティブレイブは極端な戦法が合う馬。勝った帝王賞を彷彿とさせる長岡のファインプレー。
290
メイショウハリオ。連覇を目標にしてきたって仕上げとローテ。普通ならクラウンプライドが勝っとる展開で間に合ったからね。本質忙しいマイルG1を制してきただけのことはある。テーオーケインズは現状の力は出し切った印象の③着。ピークは超えたかもしれない。プロミストウォリアは離して逃げてこそ。
291
こう言ったら失礼やが、ジョッキーと勝負服でグラニットは甘く見られたな。実質競馬を作ったドルチェモアにはしめしめって展開。ただ、立ち回り上手で今後も崩れなそう。展開が極端すぎてレベルは何とも言えないけど、ノッキングポイントはまずスタートが敗因やし、掲示板組の勝負付けは済んでない。
292
大阪なおみ選手すごいね。世界ランキング然り、競馬に例えて考えると恐ろしいくらいの快挙やで。おめでとうございます。
293
リスグラシュー。かつては体減らして力出しきれんかった馬が、香港遠征帰りでプラス体重。たくましくなった。少頭数の大外枠がかみ合って無理せずにポジション取れたし、ハナ切るまでに脚を使ったキセキとは雲泥の手応え。絶好のタイミングとはいえ、期待を上回るインパクトを残すからレーンもさすが。
294
ナムラクレア。今日の弾け方を見るとスプリンターズSは疲れがあったのかもしれない。鬱憤を晴らすいい勝ち方やった。ファストフォースは絞れてたのが良かった。マッドクールは頭抜けた存在ではなかったね。逃げは悪くなかったと思うけど、②着は死守したかった。本番は枠順ひとつで波乱が待ってそう。
295
ダノンスコーピオン。マイルがベストやね。気性的なもんか見栄えはせんけど、それでもこれだけ走るんやから。G1で人気になる次走が将来を占いそうな気がする。タイセイディバインは個人的にタイプやわ。短距離なら先々まで走ってきそう。反対に過剰人気はせんタイプやけど、何時もコソッと押さえたい。
296
ソールオリエンス。今年もキタサンブラック産駒から出たなって印象。キャリアの浅さで他馬に迷惑かけたけど、むしろ大味で豪快さが際立った。混戦の牡馬クラシックなら主役級の存在でしょ。不利があったセブンマジシャンはともかく、他は適性マイル寄りやったように思う。とりわけシャンパンカラーね。
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ダービーでは奇をてらったノリやけど、キングオブコージはかなり確信持った乗り方しとる。前半敢えて下げて、直線は迷わず馬群に突っ込んだもん。京都、中山からの4連勝はデカイし、また勝ち方も様々。ちょっと面白い存在になっていきそうなコンビやね。ハンデ戦らしいメンバーの中でも光ってた。
298
ショウナンナデシコ。かしわ記念を照準に地方の形態と砂に慣れさせてきた分やね。テイエムサウスダンとは深い砂の適性でダッシュが違ったって感じ。ソリストサンダーは外枠がいい馬やけど、キックバックに耐えてよう頑張ってたと思う。ドバイ帰りでもデキが良かった。外枠のJRA勢は馬場が堪えとる。
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ウェスタールンドは展開やね。あのペースだと道中動かざるを得ないし、改めてタメ直しとるけど、さすがに弾けなかった。流れてれば突き抜けるだけのデキやったと思う。⑥着くらいまではレースとかみ合った分で今年は紙一重のメンバーだったよ。さて、これが2020年最後のつぶやき。皆さん、良いお年を!
300
グランアレグリア。朝日杯FSの敗戦を糧にした仕上げとローテ、乗り方で完璧な押し切り。ライバルも上手く乗っとる中で2馬身半差のレコードやから、まあスピードが違うわ。アーモンドアイとは違ったタイプで距離はシビアやろけど、持っとる能力は双璧。しかし、2年続けて怪物級の牝馬が誕生するとはね。