内田樹(@levinassien)さんの人気ツイート(いいね順)

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民主主義って制度としてはすごく不出来です。制度としての安定性が著しく欠けています。ですから、成員の市民的成熟度に相関して、まともに機能したり、機能不全になったり、ころころ変わる。でも、簡単に「衆愚政治」に陥るということは裏返せば「衆賢政治」にもなり得るということです。
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「人間所詮色と欲よ」というタイプのシニカルな「リアリズム」には一見非政治的な言明に見えますが、民主主義社会においては警戒すべき政治的言明です。子どもであっても、そういうことを一度口走るとそこで市民的成熟が止まってしまうからです。
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ものごとをラディカルに論じると、たいていみんな笑いだします。こっちは大真面目に話しているのに。「なんだ、そうだったのか。まあ、考えてみればそうだよな」というふうに感じると人は笑い出すみたいですね。
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仕事をするときもっとも合理的で効率的なのは「臨機応変」です。そのためにはフロントラインに自由裁量権を与えなければいけない。日本の組織はそれが大嫌いなんです。 twitter.com/levinassien/st…
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政策転換の適否が疫学的な事実によって判定されるのは何か月か経ってからのことです。まして僕は門外漢です今は適否を言えません。でも、社会的弱者への支援に何の熱意も示さない政権がなす政策転換においては社会的弱者への支援は優先的に配慮されていないだろうと推論することは合理的です。
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続いて信濃毎日の原稿750字。これは明日締め切りです。昨日岩田先生と話した「ジョブ型集団」の話を書きました。ジョブ型というのは管理部門を最小化し、中枢的な指揮系統を持たず、メンバー同士が「阿吽の呼吸」で協働する集団のことです。これが最も効率がよく、戦闘力の高い集団です。
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昨日の寺子屋ゼミ後期初回は長嶋さんによる小学校教育現場の現状報告でした。教職希望者の減少、管理職を忌避する傾向、教員の定型化、ブルシットジョブによる疲弊など生々しい話を伺いました。一つ一つの問題はそれぞれ原因が違うのですが、全体に伏流するものはあります。
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打ち上げは統一教会の話と『教育と愛国』の話。『教育と愛国』に出てくる権力者の男たちが斉加さんを年下の女性として「見下して」、申し合わせたようにせせら笑いながらインタビューの問いをはぐらかす映像に日本の男たちの救いない堕落を感じたという話にみんなはげしく首肯。
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アメリカは事前にプリゴジンの行動を予測していたけれど、プーチンに「アメリカが裏で糸を引いている」という言われたくないので緘口令を敷いていたそうです。一番心配していたのは核保有国がカオス化して、複数の軍閥が割拠して「代理戦争」が始まることでした。 twitter.com/gloomynews/sta…
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これから世界がどうなるか、誰にもわからない訳でしょ?一寸先は闇なんですから。「起こりうる最悪の事態」について想像力を働かせたり、予測のためにどういうデータが足りないのか、自分は過去にどういう推論上の失敗を犯したか。それを思量するのは生き延びる上で必須の知的活動じゃありませんか?
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原理的に解は二つしかありません。一つは軍事テクノロジーにおいて中国を圧倒するほどのアドバンテージを確保すること。一つは中国に限界まで譲歩して、その領土的野心を抑え込むこと。今の米国を見ていると、第一の解に全力を尽くしているように見えます。果たしてどうなるでしょう。
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もし、教育への公的支出を停止すれば、高等教育を受けることのできる国民の数は激減します。富裕層の子弟だけが高等教育を受けられる社会では階層が固定化されますから、支配階級にとっては居心地のよいものでしょうが、国際的に見れば、ひたすら「後進国化」「未開化」している国です。
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日本の政治で「現実的」というのは、対米従属スキームの「中で」政治をするということです。スキームそのものを決して主題化しない態度のことをわが国では因習的に「リアリズム」と呼んでいるだけです。それはただの「事大主義」(sycophancy)です。 twitter.com/mas__yamazaki/…
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日本のメディアの批評性が痩せ細った大きな理由の一つは「常識と非常識の区別がつかなくなった」ことにあります。非常識な言説は「いついかなる場合にも真である普遍的原理」として語り出されますが、常識的な言説はある歴史的条件下でしか有効でないことを自覚しているので一般性を要求しません。
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自民党は党の分裂を防ぐためには「統一教会と癒着している議員もしてない議員も全部シロ」で突っ張るしかない。そのためには全員「統一教会って何ですか?」と空とぼけるしかありません。「バカのふり」以外に「全員シロ」を貫ける手立てがないからです。
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もう一つは問う者の「期待の地平」から逃れること。相手が全く予期していなかった答えを示すのです。相手を後手に追い込もうとする狡猾な出題者はほとんどの「ちゃぶ台返し」を予測していますが、まれに予測リストに入っていないものがあります。例えば「感謝」「気づかい」「贈り物」。
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反知性、反近代に加えてこの思潮は「無神論」的でもあるように見えます。「人知を超えるもの」に対する畏怖が感じられないのです。病的に肥大化した「人間主義」の臭気を感じます。 twitter.com/TomoMachi/stat…
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朝一仕事とて信濃毎日に「部活の地域移動」について750字。部活は何のために存在するのか、という根本的な議論がネグレクトされているように思います。部活は世界中どこにもあるわけじゃない。ヨーロッパでは「クラブ」というのは放課後親に送ってもらって通う有料の活動のことです。
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朝一(でもない)仕事は信濃毎日の連載エッセイ。今日は「公人の本務」について書きました。公人は自分の反対者を含めて全国民を代表するのが仕事です。自分の支持者しか代表する気がない人間はただの「権力を持った私人」であるという話を書きました。
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朝一仕事はAERAの原稿。The Future Times で読んだ奥田知志牧師とGotchの対談のことを書きました。ほんとうに大切なのは原理ではなく、「程度の問題」だという奥田牧師の確信に僕は深く同意するものです。神も外部も超越も他者も、どれもわれわれの世界では「程度の問題」として出現する。すごい。
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「すぐ調べれば容易に真偽が判定することについて人は嘘をつかない(嘘によって得るものよりも社会的信用を失う損失の方が大きいから)」という判断は経験的には適切です。だから、詐欺師は「すぐ調べれば容易に真偽が判定すること」について選択的に嘘をつきます。 twitter.com/kakopontan/sta…
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午後の講演は日本クリスチャンアカデミーというところです。牧師さんと信者さんたちの集まりで「グローバル資本主義の終焉と私たちの立場」という演題で話をします。 グローバル資本主義は気象変動、パンデミック、国民国家の再強化、人口減によっていま終焉を迎えつつあります。
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人類の歴史は「犯罪者といえどもその背景や文脈を知ると軽々には罰することができない」という抑制の積み重ねです。拷問の禁止も死刑廃止もこの「文脈」のうちの出来事だと僕は思います。
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東京新聞からの電話取材の記事が朝刊に出てました。5類への変更について僕が言いたかったのは(1)「防疫政策の適否はかなり時間が経ってからしか判定できないので、今の段階で批判することはできない。まして僕は素人なので、政策の当否はわからない」
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こういうランキングどこまで信じていいんでしょう。「働きやすい国」第二位はシンガポールです。建国以来一党独裁で、労働組合も学生運動も反政府的メディアもなく、令状なしで逮捕拘禁される国はたしかに「金儲け」には向いていても「愉快な市民生活を送る国」には向いていないように思うのですが。 twitter.com/momotro018/sta…