ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(新しい順)

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活版印刷が発明されるまで、本は中世ヨーロッパで大変貴重な物でした。このため本には泥棒よけのための呪いが書かれることもありました。 写真はラテン語で「この本を持ち去る者は死ぬべし。鍋で焼かれるべし、、、」と書かれています。
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「エゴサ」は以前は自身について検索することだけを指しましたが、最近は内容に関わらず検索することをエゴサと呼ぶことも増えています。 エゴの語源はラテン語の「私が(ego)」なので、egoサーチは「私が検索する」という意味になり、エゴサの新しい意味の方が実は語源に近いのです。 twitter.com/21620_678/stat…
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もし「ぴえん」に飽きたら、古典ギリシャ語で悲しいときに言う「あいあい(αἰαῖ, aíaî)」を使ってみては。
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サイゼリヤが好きすぎて、Webメディアでこんな記事書きました。外国語にどっぷり浸かってる私がサイゼリヤのメニュー表からボコボコ湧いてきたトリビアを書いてます。ぜひ読んでみてください! rinascimento.co.jp/saizeriya-100t…
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発掘されたところが出身の霊長類学者「河合」さんの名前をラテン語化(Kawaius)して、それを「河合の(Kawaii)」という意味に変化させたから偶然こんなことに。 朝日新聞デジタル:日本最古の哺乳類化石、学名は「カワイイ」asahi.com/special/news/a…
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虎ノ門ヒルズのビジネスタワーには、memento mori「(ラテン語で)死ぬということを忘れるな」という名前のバーがあります。 森ビルが運営する虎ノ門ヒルズにピッタリな店名です。
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カレーの「ルー」はフランス語"roux"が元で、rouxとは小麦粉とバターを加熱して固めたものです(語源はラテン語russus「赤い」)。 本来「ルー」は固まった状態の物なので、ごはんにかかったシチューのようになっているものを「ルー」と呼ぶ用法は手元の国語辞典にも載っていません。
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ディズニーパークではけっこうラテン語が使われています。例えば昨年のシーのショー「フェスティバル・オブ・ミスティーク」のこのバージには、見えづらいですがラテン語で"REX ANTIQUORUM MARE"「いにしえのものたちの王は海である」と書かれています。
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グレートブリテン島の「グレート」は「偉大」という意味ではないです。 かつてはグレートブリテン島と、その島から大陸に移住した人が住んだ地域(今のフランスのブルターニュ地方)も両方「ブリタニア」と呼ばれていたので、区別のために前者を大ブリテン、後者を小ブリテンという名前にしたのです。
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英語のGoodbye「グッバイ」は「良いbye」という意味ではなく、"God be with ye"「神があなたと共におられますように」が短くなった形です。Godがgoodに変化したのは、"good morning"や"good night"など、goodを使う他の挨拶に引っ張られたためだと考えられています。
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寒い季節になりました。もっと寒くなったら、古代ローマ人がやっていた「ワインの雪割り」をやってみたいです。金属製の漉し器に雪を詰めてワインを注ぐと、下に落ちるワインは雪で冷やされ澱も取り除かれ、さらには飲みやすい程度に薄まるという便利なものでした。
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「トラベル(travel)」は、昔は「つらい旅」というニュアンスがありました。フランス語travail「労働(昔は「苦しみ」という意味で、とらばーゆという求人雑誌の名前にもなってます)」と語源が同じです。 これら両方の語源はラテン語tripalis「3本の杭にはりつけられた」で、3本の杭とは拷問器具です。
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ジョージア州は、イギリス王ジョージ2世にちなんで名付けられました。 「ジョージ」という人名は古典ギリシャ語のγῆ (gê「大地」)とἔργον (érgon「労働」)が元で、込められた意味は「地を耕す者」なので、日本の「耕助」とか「耕平」と似てます。 twitter.com/bbcnewsjapan/s…
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ハリーポッターで、パトローナス(守護霊)を召喚する呪文「エクスペクト・パトローナム」は、ラテン語で「私は守護者を待つ(Exspecto patronum)」という意味なのです。 ということは、パトローナスはラテン語ができるのでしょうか。
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日本語勉強してる人に「何で泥仕合は"泥試合"って書かないの?」って質問されたんですが、言われるまで自分も「泥試合」だと思ってました。
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大統領選についてのデマが多く拡散されています。 今こそ、カエサルが2000年前に残したこの言葉を心に留めるべきです。 「たいてい人間は、自分が望むことを進んで信じるものである (fere libenter homines id, quod volunt, credunt)」
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アメリカの大統領選が白熱していますが、ここで勝った候補者は来年1月に就任式を行います。就任式は英語でinaugurationと言いますが、この語源はラテン語inauguro「鳥占いで清める」です。鳥占いの担当者は、鳥の飛び方を見て神々が新たに就任する人を認めているか認めていないかを判断しました。
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イタリアメディアの「古代ローマは移民都市だったことがDNA解析で分かった」という記事でテルマエ・ロマエの阿部寛の画像が、、、repubblica.it/scienze/2019/1… @repubblicaより
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フランスのジョルジュ・ペレックによる小説"La Disparition"は本文に一切"e"の文字が使われていません。そしてこの和訳本は『煙滅』というタイトルで、本文に一切イ段の音が使われていません。eを使わずに小説を書き上げるのもすごいですが、それに倣ってイ段を使わずに和訳を完成させるのも驚きです。
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幼いころ、マルチーズという犬の名前は食べ物のチーズが関係していると思ってました。マルチーズは「マルタ島の」という意味の英語"Maltese"が元です。"-ese"の部分は、Japaneseなどに付くあの"-ese"です。
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映画"TENET"が話題なので、古代に作られたこのラテン語の回文が知られてほしいです。 この回文は"SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS"「種をまく人アレポ氏は苦労して車輪をつかむ(訳し方は他にもあります)」で、下のように書くと左から縦に読んでも同じ文になります。
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ウェブメディアで記事を書かせていただきました。ラテン語学習者向けに、ラテン語の辞書を解説いたしました。辞書のチョイスは言語の学習に大きな影響を与えるので、慎重に選ばなければいけません。ぜひこの記事を辞書選びの参考にしてください。 rinascimento.co.jp/latin-dictiona…
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英語などで「地図帳」を"atlas"と言いますが、これは「メルカトル図法」で有名な地理学者メルカトルが、制作した地図帳にギリシャ神話の天空を支える神である「アトラス」という名前を付け、その表紙にもアトラスが描かれていたことに由来します。
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シェイクスピアのハムレットは「生きるべきか死ぬべきか」の台詞が有名ですが、こっちの方がもっと広まってほしいです。 「金を借りてはいけないし、貸してもいけない。貸せば金を失い、友達も失う。借りれば、倹約の刃が鈍ってしまう」
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11月3日は文化の日です。英語で文化をcultureと言いますが、その語源はラテン語のcultura「耕すこと」です。内面を耕していけば、心が養われます。今日はおもいっきり耕していきましょう。