ラテン語さん(@latina_sama)さんの人気ツイート(新しい順)

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海外の人が使う英語と日本語ごちゃまぜにしたもので、自分は"Arigathanks gozaimuch."がけっこう好きです。 twitter.com/lazulite0117/s…
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メガバイトの「メガ」とマハラジャの「マハ」の語源は同じで、印欧祖語*méǵh₂s「大きい」です。 他にもメジャーリーグ(major league)の「メジャー」や、地震のマグニチュード(magnitude)の「マグ」もこの*méǵh₂sが元です(マグニチュードの語源はラテン語のmagnitūdō「大きさ」)。
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クリスマスを"Xmas"と書くことがありますが、ここのXの元はラテン文字のエックスではなく、「キリスト」という意味のギリシャ語Χριστός (Khrīstós, クリーストス、文字通りの意味は「聖油を塗られた者」)の頭文字"Χ"(カイ)です。
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「悩み事のせいで、つい食べ過ぎて出来たぜい肉」のことをドイツ語では"Kummerspeck"と言いますが、文字通りの意味は「悲しみベーコン」です。かなしい、、、
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ウォルトディズニーワールド50周年おめでとうございます。 ここにあるホーンテッドマンションのグッズショップ"MEMENTO MORI"はラテン語で「いつか死ぬということを忘れるな(メメント・モリ)」という意味ですが、英語でmementoは「記念品」という意味もあるのでお土産屋さんの名前にぴったりなのです。
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「支持者」という意味で現在広く使われている英語の"fan"は、fanatic「狂信者」を略したものです。 そしてこの"fanatic"の語源はラテン語fanaticus(ファーナーティクス)「熱狂した、神殿の」で、fanaticusの元はラテン語fanum(ファーヌム)「神殿」です。
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「怒りは性急なものである。理性は公正な判断を下すことを望むが、怒りは自ら下した判断が公正に見えることを望む。」セネカ『怒りについて』より
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英語mithridate「解毒剤」の語源は、古代のポントスの王ミトリダテス6世です。 宮廷の中で彼の周りに信用できない人が多かったために彼は若い頃から日常的に少量の毒を飲んで免疫をつけていました。後に息子に裏切られ、自死を遂げようと毒を飲んだ際、免疫のせいで死ねなかったという逸話があります。
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古代ローマの料理や宴会などについて書かれた"L'arte del convito nella Roma antica"という本によればこれはエスカルゴを調理する器具ですが、たこ焼き器にかなり似ています。 twitter.com/romanhistory1/…
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12世紀の写本です。犬の中には、ヒュギヌスの『アストロノミカ』の「いぬ座(Canis)」の説明が入っています。
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マシュマロ(marshmallow)は、元は「ウスベニタチアオイ 」という植物の英語名です(「ギモーヴ」も、この植物のフランス語名"guimauve"が元です)。これは、大昔にこの植物の根から取られたデンプンでお菓子が作られていたことにちなんでいます。
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自分の周りに、意外にもベルリンの壁は西ドイツと東ドイツの国境に建てられたと思ってる人が多かったです。 正しくは東ドイツと、ソ連に占領されていた東ベルリンに囲まれた西ベルリンの周り全体に建てられた壁です。
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柚子の学名"Citrus junos"(キトルス・ユノス)のCitrusはミカン属を表し、ラテン語で「シトロンの木」という意味なのですが、"junos"の方の語源は、日本語での古い言い方「柚の酸(ゆのす)」であると考えられています。
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Sound HorizonのStarDustという曲の歌詞に「月(ルナ)が貴方を狂わせたの?」というフレーズがありますが、昔の人は月の満ち欠けが人のメンタルに影響を及ぼすと考えていました(lunaはラテン語で「月」)。 ちなみに英語lunacy「狂気」やlunatic「狂気じみた」の語源も、この"luna"です。
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岩波文庫のアエネーイスは七・五調なので、メロディーをつければアエネーイスが鉄道唱歌になります。
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おとめ座で一番明るい「スピカ(Spica)」はラテン語で「(麦の)穂」という意味で、おとめが持ってる麦の穂のところにあるためこの名がつきました。 spicaの語源は「尖った点(印欧祖語*spei-)」だと考えられており、これは英語のspike「スパイク」の語源です。スポーツと星にはこんなつながりがあります。
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ギリシャ神話のパンドラの箱の話で、パンドラが開けたのは元々箱ではありませんでした。 古代ギリシャの記述ではその容器はpíthos(πίθος)「壺」だったのですが、それをエラスムスがラテン語に訳す際にラテン語pyxis「箱」という単語を使い、これがきっかけで"パンドラの箱"という表現が広まりました。
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英語の仮定法のwere("If I were a bird"等の)は、be動詞の2人称単数と1, 2, 3人称複数の過去形のwereではありません。 仮定法のwereは、大昔の英語の接続法過去の名残です。接続法過去ではどの人称でも単数はwǣre、複数はwǣrenでした。なので今も、仮定法過去ではどの人称でもwereが使われるのです。
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あんさんぶるスターズ!!のALKALOID ✕ Valkyrieによる「Artistic Partisan」の歌詞にあるラテン語"Si vis artem para bellum"はSi vis pacem para bellum「あなたが平和を望むなら、戦に備えよ」ということわざをもじったもので、意味は「あなたが芸術(あるいは技術)を望むなら、戦に備えよ」です。
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ニッチな仕事
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「アテネ・フランセ」というフランス語学校がありますが、なんで「アテネ」?と思う人は多いはずです。 フランス語のアテネ(athénée)は「学院」という意味で、これはハドリアヌス帝が創設したギリシャの修辞学や文学の研究施設アテーナエウムが元です(語源はギリシャ語「アテナ神殿(Athḗnaion)」)。
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今日のラテン語 「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」 Ne commendaveris cuiquam vitae necisque potestatem!!
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グレートブリテン島の「グレート」は「偉大な」という意味ではありません。 かつてはグレートブリテン島と、その島から大陸に移住した人が住んだ地域(今のフランスのブルターニュ地方)が両方「ブリタニア」と呼ばれていたので、区別のために前者を大ブリテン、後者を小ブリテンという名前にしました。
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「理性を持たぬ動物はオスがメスとつがうだけだが、理性を備えた我々は、男色を発明したという点で他の動物より優れているのだ。」ストラトン twitter.com/tv_asahi_news/…
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「誰にでも間違いはあるが、愚者だけは頑なに間違いを改めない(Cujusvis hominis est errare; nullius nisi insipientis in errore perseverare.)。」キケロー 『ピリッピカ』第12演説より