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古い社殿を立て替えたり、境内整備すると決まって「前の方が良かった…」って仰る方が居るのだ。神社に古風さを求めているのはわかるのだけれど、排水とかね、管理の問題がね、あるのだ…。そのために金出してくれる人もいるのでね…あの…ってなっちゃうのだ。
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神幸祭、澄まし顔で厳かに歩いてるけど、仕込みインカム使って「神馬、ポイント通過しました。どうぞ」「5分早いです。ペース落としてください。どうぞ」とかやってるし、統括神職はスーツ着て街中ダッシュしながらトランシーバーで指示出ししてるのだ。時代を感じるのだ。
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上司に「知らない方に神界への門を開かれたっぽいのだ…」って言ったら「閉じとけ」とだけ言われたので、末社の前で「閉じてください」って手を合わせておいたのだ…
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除夜の鐘が話題だけれど、神社も開門と同時に鳴らす報鼓という太鼓があるのだ。早朝に鳴らすので「うるさい」というクレーム電話があったので小さめに叩くと今度は別の人から「目覚ましがわりにしてるのに聞こえない」というクレームが来たのだ。
#世の中だいたいそんなかんじ
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神社の社殿を立てようと思ったら、街中にポツンとあるようなお宮でも3億はかかるのだ。宮大工さんは専門職だし、多くいらっしゃるわけではないから、これが相場なのだ。木造社殿は大体二百年くらいで改修したり建て替えを行うのだ。台風地震でどっかしらやられるので、いざと言う時の貯金も必要なのだ
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宗教法人、なぜか全てが非課税だと思われているけど実際はバリバリ確定申告してるのだ。地方税とかも払ってるのだ…
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ちなみに扇風機にも紙垂をつけると清めの風発生装置になるし、首振り機能を使えばきちんと左右左で祓ってくれる全自動お祓いマシーンになるのだ…!
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そういえば、三峯の方で見つかったニホンオオカミの毛皮も仏壇の上に置いてあったので非常に良い状態で保存されていたと聞いたのだ。これもお線香の煙で燻蒸されていたのが原因とされてるのだ。
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祈願関係で今まで一番焦ったことは、祝詞が破れかけたことでもなく、足がつりそうになった事でもなく、社殿内で初宮のお父さんが書いた申し込み用紙の名前確認をした際にお母さんの名前を呼んだら、当のお母さんが「…えっ、違う」って言い出した時なのだ。ご神前で修羅場が始まるかと思ったのだ。
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幽霊関係、神社はお寺が専門だと思ってるし、お寺は神社が専門だと思ってるのだ。
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いいですか、ほんの僅かばかりの教養があれば、たとえ服を裏表間違えて着ていても「狐に化かされないためです」ともっともらしい顔をしてことなきを得ることができるのですだ。
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巫女様「アライさんは今怒っています」
アライ「…」
出仕「…」
巫女様「なんでだかわかりますか」
出仕「今日の社食がカレーだって嘘ついたから?」
アライ「なんで嘘ついたのだ!」
出仕「喜ぶかなって思って」
アライ「喜んでたのだ」
巫女様「ぬか喜びでしたね」
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今年のお正月、一軒だけ神職もその家の人もわからない神様をお祭りしている家があって、その為に毎年特殊な幣束をお作りしているのだけれど、最近一生懸命アライさんが調べたらご正体が判明してお話しようとウキウキで幣束を取りに来るのを待っていたのに今年はお婆ちゃんいらっしゃらなかったのだ…
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遥拝というお参りの仕方があるのだ。これは神社やお寺の方角を向いて通常の作法(神道なら二礼二拍手一礼)でお参りするものなのだ。元旦には天皇陛下もされているれっきとした作法なのだ。
簡略化された礼拝ではあるけれど、気持ちや祈りが本物なら距離は関係ないのだ。
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昨日総代さんとお酒飲んでて「あんなに忙しくて儲かってるとこに勤めてるんだからお給料40万ぐらい貰ってんでしょ?」って言われて「その半分ぐらいしかないのだ!」って元気よく答えたら普通に絶句されて、あ、これ笑い話じゃないんだ…と虚無顔になってしまったのだ。
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@sockety_v 人が来なきゃ神社は維持できないのだ。それを厭う神様が居られるのなら、その神社は神社として存続できないのだ。
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神主A「ルンバに紙垂つけたらお清めになんべ」
アライ「天才の発想では」
神主B「紙垂付きルンバは宗教物なので社頭で頒布できる」
アライ「ここは天才の杜??」
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バーでお酒飲んでいたら隣のお姉さんに「貴方絶対宗教にハマりそうな顔してる!!!」って言われてお酒吹いたし話を聞いてたマスター(氏子)は笑い過ぎて呼吸困難になってたのだ。
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神主に限らず学校の先生なんかは、本来は郷土史研究の重要な担い手だったのだ。地域の資料館に行ったりなんかすると、学校の先生が集めた土器のカケラやら史料がゴロゴロあったのだけど、今はもう研究なんて絶対無理なのだ… twitter.com/moegi_hira/sta…
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地鎮祭で降神の儀をやったのに昇神の儀をやらずに帰ってきちゃったのだ。
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塩のことで思い出したのだけど、朝御饌を運んでる時に遭遇したカブトムシボーイに「えっ、そんなに塩食べたら神さま死んじゃうよ?」ってマジ顔で言われたのが未だにツボなのだ。