51
もしかしてだけど〜
もしかしてだけど〜
最先端の教育してんのは支援学校なんじゃないの〜
52
自分がいつ「助けてもらう側」になるかなんてわからないから、助けられるうちは「助ける側」でいるんだよ。それが社会ってやつじゃない?
53
2連休なんて土曜は疲れを取るだけで終わり、日曜の夕方にはもう病んでるんだから必要なのは100連休。
54
学校なんてのは子どもにとって「逃げられない場」だからこそ「母の日」をテーマにした授業はしない。感謝の手紙も書かないし、カーネーションの工作もしない。みんなにお母さんがいるわけじゃないし、いても良好かなんて知らないし。「逃げられない場」での傷をできる限り小さくするのも先生の仕事だよ
55
自然だろうが無痛だろうが切開だろうがシングルだろうが養子だろうが母乳だろうがミルクだろうが男だろうが女だろうが一重だろうが二重だろうが障害だろうが病気だろうが産まれてきたすべての赤ちゃんと育てる大人に「おめでとう、大丈夫だよ」と祝える社会にしてこーな。
56
今は、自分の心を守ろうね。
繊細で敏感なあなたはきっと共感しちゃうけど、自分の心を守るためにいろんなことを都合よく考えて耐えましょう。共感の輪を広げすぎると心がつぶれてしまうから。
57
「自分は差別をしない」と「どこかで必ず差別してる」は同時にもってなきゃいけない。「差別をしない」は当然だし、大切なこと。でも、やっぱりできてないんだよ。どこかで必ずできてない。そこに目を向けないで「自分は差別をしていない(することはない)」の一辺倒は、いつか大きな事故になる。
58
「ここ塗ってね」と画用紙を指差したわたしの指を丁寧に青の絵具で塗りたくってくれる特別支援学校って最高じゃない?
59
(聞こえますか…あなたの脳に直接語りかけています…クリスマスケーキを就労継続支援事業所が運営するカフェで予約するのです…一般的なケーキの半額ほどで買えることもめずらしくありません…クオリティーも遜色ないでしょう…購入することで彼らの支援にもなります…近くの事業所を検索するのです…)
60
【特別支援学校高等部(軽度知的障害クラス)で行った授業例】
・携帯電話の料金プランを考えよう
・電子マネーについて
・1週間分の朝食を考えよう
・ゴミの分別と収集日
・投票について
・おすすめのYouTubeを紹介しよう
・遅刻したときの対処法
・怪しい訪問販売と対処法
・テーブルマナーを知ろう
61
障害のある子どもがもっとあたりまえに社会で生活してほしい。年に一回のテレビ特番で主役にしなくていい。ドラマやアニメの名もないモブキャラのひとりがいい。変にやさしくしなくていいし、必要な支援がわからなくていい。ただ「そういう子もいるよね」とやわらかく受け入れる社会の土壌があればいい
62
オードリー若林さんの書いた「ネガティブを潰すのはポジティブじゃない。没頭だ」の一節は、背骨じゃないかと思うほど、わたしの身体を支えてる。
63
64
廊下であいさつをしてもいつも微笑むだけだった特別支援学校に通う女子生徒。授業がひとつもおなじじゃないから、発語がないと思い込んでた。
ある日、突然しゃべり声を聞いて度肝を抜かれた。
「え!なんで今までしゃべらなかったの??」
「声出すのめんどくさいから」
め ん ど く さ い か ら
65
わたしが言い切ってやるよ!お子さんの(発達)障害と、お母さんたちの育て方は一切関係ない!!!わたしと橋本環奈くらい関係ない!!!
66
オードリー若林さんの書いた「ネガティブを潰すのはポジティブじゃない。没頭だ」の一節は、背骨じゃないかと思うほど、わたしの身体を支えてる。
67
学校ではあまりオープンに語られないけど、障害のある子どもを育てる上で大きな負担となるのは「経済的な側面」なんだよ。
各所からの急で頻繁な呼び出し、送迎や通所による仕事の制限。医療費や利用料、支援のためのグッズや日用品にも出費がかさむ。
もっともっと、時間的にも金銭的にも助けがほしい
68
常人では考えられないセンスの絵を描く自閉症女子。ただ、ひたすらに遅く、大量の絵具をつかう。ほとんどの先生が「もうここら辺にする?」と声をかけるレベル。ただ、美術の先生は一切急かさなかった。一切コストも言わなかった。翌年、彼女の絵は全国誌の表紙を飾る。才能をつぶさないのだって才能。
69
だれかに「怒ること」や「叱ること」がいけないんじゃなくて、その人を「恐怖でコントロールすること」がいけないんだよ。
このむつかしい話わかる?
70
起きた瞬間から疲れてる。きょうが金曜でほんとによかった。
71
いろんな物の値段が上がるのに給料が上がらないと「たのしいことにお金を使う」が削られる。これはほんとに良くない。みんなの機嫌が悪くなる。
72
「障害は個性」なんてワード、特別支援学校でだれの口からも聞いたことない。一回も。
73
支援学校に通う子どもは「聞いてほしい」が強すぎて、相手の都合を考えずしゃべり続けることがある。わたしたち教員は「仕事として」話を聞くこともできるけど、学校外ではむつかしい。だから適度に話を聞きつつ「あなたの都合ばかり優先できない」を同時に伝えてく。学校の勉強は学校の外で生きるため
74
たくさんのお金持ちが住む地域の特別支援学校で「明日は土を触るので服が汚れます」と伝えたら9歳の男子がBurberryのアウター着てきた。教員の目、死んだ魚の目より死んでた。
75
お互いの存在を肯定できていい関係がつくれたら、あいさつなんてほんとはなんでもいいもんな。視覚支援も最高だぜティーチャー。