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【特別支援学校高等部(軽度知的障害クラス)で行った授業例】
・携帯電話の料金プランを考えよう
・電子マネーについて
・1週間分の朝食を考えよう
・ゴミの分別と収集日
・投票について
・おすすめのYouTubeを紹介しよう
・遅刻したときの対処法
・怪しい訪問販売と対処法
・テーブルマナーを知ろう
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特別支援学校では「感情のコントロール」を学習する。
そこでは「怒りを“爆発”させちゃいけない」と繰り返し伝えてく。
イラっとするのは仕方ない。腹が立つのも当然。なにもかも許せるはずがない。問題は怒ることじゃなく、怒りを「爆発」させること。導火線に着いた火を、爆発までに食い止める💣🙅♀️
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ライブハウスの最前列で拳を振り上げ大声を出す人と最後尾で腕を組み小さな首の動きだけでリズムを取る人、どちらがどれだけたのしんでるかは分からない。
葬式で人目をはばからず号泣する人と涙を一滴も流さず落ち着き払った人、どちらがどれだけ悲しんでるかは分からない。
見えることが全部じゃない
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「給食は残さず全部食べなさい!」どころか「苦手なメニューをひと口食べたのかっこいい!」と伝える特別支援学校って最高じゃない?
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特別支援学校ではたらいてると、ほんとに障害が「ある」「ない」の線引きなんて曖昧だと感じる。
障害の特性とされるあの子の「こだわり」なんて、形や大きさを変えてわたしにだってたくさんある。
世間的には障害が「ない」とされる人間だって、角度を変えて見つめれば、そんなに大きく変わんないかも
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特別支援学校に通う男子が「先生、知ってる?療育手帳を見せると映画1000円なんだよ!」とうれしそうに教えてくれました。これからも、好きな映画をたくさん見てね。たくさんたくさん話してね。
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障害の特性としてこだわりのあるお子さんがいるご家庭は、避難バッグに「安心グッズ」を入れておこうね。
不慣れな場所や環境が苦手な彼らにとって、ライフラインのひとつになり得るから。
もちろん、障害のない人もおなじだよ。想像してみて。極限状態で、好きなモノがひとつでも手元にある安心感を。
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オードリー若林さんの書いた「ネガティブを潰すのはポジティブじゃない。没頭だ」の一節は、背骨じゃないかと思うほど、わたしの身体を支えてる。
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わたしたち「先生」の仕事は、子どもの「やってみたい」をなるべくやらせてあげること。「失敗したらどうしよう」をやわらげる環境を整えること。
まちがっても「逃げるな」「あきらめるな」なんて強いことばで追い込むことはしちゃいけない。
夢なんて叶っても叶わなくても、あってもなくてもいい。
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自閉症の子どもは手をひらひらさせる、拍手する、飛び跳ねる、くるくるまわる、斜め(横目)で見るなどの「常同行動(くりかえす行動)」を無意識にしてる。
多くの人が一見なにをしてるのかわからない行動たち。でも本人はこのおかげで落ちついたりたのしんだりしてること、知ってくれたらうれしいな
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起きた瞬間から疲れてる。きょうが金曜でほんとによかった。
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突然降りかかる困った出来事に「なんでわたしだけ?」と何度も何度もうつむいちゃうのは仕方ない。でも、日常に散らばる小さなラッキーを「なんでわたしだけ?」と拾えてないのはもったいない。
おはようございます。
地獄の中で小銭を拾え。
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特別支援学校では「負ける練習」をする。ポイントは
・運や偶然性により決着が「すぐ」につくゲームを「何度も」行うこと
片方に勝敗を偏らせず、負けてもすぐ次の勝負に移る。具体的には引いたカードの数字で勝負とか。
負けた(思うようにいかない)感情をコントロールする練習は大切。大人もね。
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特別支援教育は全人類に有効です。ここ、テストに出ます。
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わたしは特別支援学校の教員としてベースにしてる信念みたいなものがある。それは「その人にとってどうしようもないことで、人は見下されちゃいけない」とほんとうに心の底から思ってること。
もちろん障害のあるなしに限定した話じゃなく「自分じゃどうしようもないすべてのこと」に言ってんだよ。
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炎上覚悟で言いますが始業2分前に到着です。
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「神様は乗り越えられる人間にしか試練を与えない」は自分に言うなら活力で、他人に言うのは罵詈雑言。
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特別支援学校において「自立」は極めて重要なキーワード。
ただ「自立」と聞くと「◯◯ができるようになる」とすぐ“攻撃力”を目標にしちゃう。でも、ほんとは不当な要求や介入に対して「やめて!」と適切に拒否や交渉ができる“防御力”もおんなじくらい大事なんだよ。
なにができて、なにを防げるか。
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「障害のある人が一生懸命がんばってる」が、いつか大げさな感動ドラマになりませんように。
「障害のある人が全員ピュアでズルしない」が、いつかみんなの笑い話になりますように。
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特別支援学校では「選ぶ練習」をする。
どんなときでもなるべく「AとB」「メニューから」など、やりたいことを選び、やれるようにしてあげる。
そのほうがたのしいし、選ぶ(決める)力も育つ。
そしてとても大切なのは「嫌」と「ちょっと嫌」から「ちょっと嫌」を選び、なんとか折り合いをつける力。
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TENGA(@TENGA_PR )様
いつもお世話になっております。
特別支援学校教員として障害のある子どもたちと関わっている平熱と申します。この度、御社の取り組みに非常に感銘を受けました。わたしにできることは少ないですが、適切な性教育や就労に向けた指導を行います。感謝
news.yahoo.co.jp/articles/2b8d4…
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特別支援学校の「すぐ嘘をついて誤魔化す子」への対応として、まず「嘘をついていい場」を用意する。具体的には「人狼」など「嘘がプラスになる」ゲームで、好きなだけ嘘をつける環境を設定。上手な嘘をほめながら「嘘をついていいのはゲームだけ」と伝えつつ、ゲーム外で嘘をつくデメリットも伝えてく
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特別支援学校の対象となる障害は
・知的障害
・視覚障害
・聴覚障害
・肢体不自由
・病弱
なんだけど、ちがう角度でいえば
・学習障害
・注意欠陥多動性障害(ADHD)
・自閉症(スペクトラム)
・情緒障害
なんかはそれだけだと、対象じゃないってことなんだよ。ここら辺、曖昧でむつかしいよね。
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「先生、◯◯くんは上手にしゃべれないでしょ。でも、よく手を出してタッチや握手をしてもらおうとするよね?あれはさ、お話ができない代わりにそうやって仲良くなりたいんじゃないのかな?」と聞いてきた特別支援学校の男子にノーベル賞を授与します。
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特別支援学校(教育)についてツイートすると、距離のある人から「これは特別支援学校じゃなくても教えてほしい」「障害の有無に関わらず大事じゃない?」なんてコメントをもらう。特別支援教育は全人類に有効だからそりゃそうなんだよと思いつつ、そんな意見が引き出せるツイートができてうれしいぜ!