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米ロの国防相が電話協議をしたと発表。ロシアがウクライナに侵攻する直前の2月18日以来。
今回は米側の呼びかけで実現したという。オースティン米国防長官は、即時の停戦を求めるとともに、両国間の連絡ルートを維持することの重要性を強調。asahi.com/articles/ASQ5G…
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米国防総省の戦況分析1
【東部情勢】
・ドンバスではロシア軍に目立った成果なし。砲撃戦でウクライナ側も反撃
・ドネツ川を渡る試みは、ウクライナ側の砲撃によって失敗。部隊の移動を阻まれ、ドンバス北部を増強することができず
・イジュームからスラビャンスクへの前進も反撃に遭い、前進できず
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米国防総省の戦況分析2
【ハルキウ情勢】
・空爆はドンバス(特にスラビャンスク)やマリウポリに加え、ハルキウ周辺にも集中
・ウクライナ軍は、ハルキウ東部でロシア軍を大きく後退させたのに続き、この数日でハルキウ北部のロシア軍部隊も国境近くにまで押し返した
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米国防総省の戦況分析3
【ロシア軍の士気】
・士気の低さは引き続きロシア軍の問題となり、ドンバスでの停滞につながっている
・兵士が命令に従わず、期待されるほど攻撃的に戦っていない
・一部の将官も命令に従うことを拒んでいる
・ウクライナ軍の士気は高く、こうした問題はみられない
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ロシア軍、引き続く士気低下 「一部の将官も命令拒否」と米国防総省:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ5G… #ウクライナ情勢
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米国防総省の戦況分析4
【ロシア軍の戦力】
・ウクライナ国内に投入されたのは105BTG(3日前から6増)
・各BTG(大隊戦術グループ)は役割によるが、平均で800~1000人規模。ただ、800人未満でも機能しうる
・空軍の出撃回数は過去24時間で250回。特段の増減はみられず
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ロシアがウクライナ南部・東部を併合した際の影響を、米戦争研究所(ISW)が分析。
ポイントは、併合した地域は「ロシア領」となり、そこへの攻撃は「国家存亡の危機」とみなせるため、ロシアは核兵器で反撃できるーーというロジックが成り立つこと。核の脅しが一層強まる。
understandingwar.org/backgrounder/r…
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続)リポートは今後のシナリオも予測。いつロシアが併合に踏み切るかによって結末は大きく変わってくる
1)ロシアが現時点の支配地域を早めに併合すれば、ウクライナ側が取り戻すのが困難になる。クリミア併合の再来
2)ドンバス全域での勝利を無理に追求すれば、ロシア軍の全面敗戦に至る可能性も
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戦争研究所(ISW)の戦況リポート
「ロシア軍は、ハルキウ市周辺から完全撤退することを決断したようだ」
「ウクライナはハルキウの戦いに勝利したとみられる。キーウを制圧しようとしたロシア軍に対抗したように、ハルキウ包囲を許さず、ロシア軍を追い返した」 twitter.com/TheStudyofWar/…
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トランプ政権で大統領補佐官を務めたボルトン氏にインタビューしました。
ロシアによるウクライナ侵攻を抑止できなかった米国にとって、トランプ時代の4年間が及ぼした影響は。トランプ氏ならプーチン氏を止められたのかーー。ボルトン氏の答えは、どれも厳しいものでした。
asahi.com/articles/ASQ5G…
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米国防総省の戦況分析1
【東部ドンバス情勢】
・目立った進展はなく、一進一退が続く
・ロシア軍の攻撃は小規模化し、町や村単位の小さな前進を目指す傾向
・これに伴い、大隊ではなく中隊規模の作戦が目立つ
・部隊間の連携や、指揮官同士の連絡には引き続き問題がみられる
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米国防総省の戦況分析3
【ロシア軍の戦力配置】
・ウクライナ国内に投入した戦力は106BTG。国境外で待機している戦力はほぼなし
・東部=20BTG以上、中央=20BTG近く(ともにハルキウやイジューム近辺で活動)
・南部=50BTG以上(ヘルソン~マリウポリ一帯)
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米国防総省の戦況分析2
【ロシア軍の動き】
・ヘルソンとミコライウの間の部隊は黒海沿岸に向けて、やや前進。黒海からの上陸作戦の兆候はなし
・ドネツクからヴェリカ・ノボシルカに向けて、限定的な前進。マリウポリから北上する部隊と合流か
・ハルキウ北東部では国境から4~10キロの地点まで後退
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米国防総省の戦況分析4
【米国からの兵器提供】
・榴弾砲は90門のうち79門が戦場に投入された
・155ミリ砲弾(20万発)のうち15万6000発は現地に到着
・Mi-17ヘリ3機、レーダーすべて、自爆ドローン「スイッチブレード」100機以上なども現地に到着
・ロシアは輸送路を標的にしているが成功していない
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ロシア軍の攻撃「小規模で限定的」 戦果得られず 米国防総省が分析:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ5M… #ウクライナ情勢
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ウクライナは、米国製のM270多連装ロケットシステム(MLRS)やM142高機動ロケット砲システム(HIMARS)といった高性能兵器を求めているが、米国は渋っているという。ロシア国内に届く射程の長さで、破壊力もあり、エスカレーションを懸念していると。
politi.co/3MrC8kN
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米議会ではきょうにも、400億ドル(約5兆円)のウクライナ支援追加予算が可決される見通し。
だが巨額のウクライナ支援に対し、共和党内のトランプ氏に近い一部議員らの間では、反対論も出始めている。「米国内の課題を優先すべき」「なぜ欧州より多く負担するのか」など。
politi.co/3wiSaYK
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WSJ紙がウクライナ国防情報総局トップのブダノフ少将にインタビュー。クリミア半島を含む、すべての領土からロシア軍を追い出すまで戦い続けると。
同氏の分析によれば、ロシア軍の戦力は親ロ派兵士も含めて14万1500人。年末までは戦えるが、最終的には「ロシアは敗北する」。
wsj.com/articles/ukrai…
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ウクライナがすべての領土をロシアから奪還するのは現実的ではないと指摘する、NYT紙の論説。
バイデン大統領に対し「ウクライナへの支援にも限界があることを明確に示すべきだ」と指摘。現実を直視し、幻想の「勝利」を追い求めないことが政府の義務だと説いている。
nytimes.com/2022/05/19/opi…
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マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」がついに制圧されたと、ロシア国防省が発表。最後に残った531人がきょう、投降したとしている。
投降したウクライナ兵とされる動画も公開。プーチン大統領にもショイグ国防相から「作戦の完了」を報告したという。
asahi.com/articles/ASQ5P…
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2月24日の侵攻前ラインまで押し返すことがウクライナの「勝利」となると、ゼレンスキー大統領が明言。
その上で、残りの問題については「第2ステージは、交渉の席で話したい」との意向を示した。最も重要なのは多くのウクライナ兵の命を救うことだ、とも。
ukrinform.net/rubric-ato/348…
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2月24日ラインまで余分な損失なく到達することも勝利=ゼレンシキー宇大統領 ukrinform.jp/rubric-ato/348…
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抗議の辞職・亡命をしたロシア人外交官による声明の要旨。
“私の名前はボリス・ボンダレフです。…今年の2月24日ほど母国を恥じたことはありませんでした。プーチンが仕掛けた侵略戦争は…我が国の民主主義に対する希望をZの字で塗りつぶしています”
asahi.com/articles/ASQ5S…
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マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」で、何が起きていたのか。生還した市民8人が17時間にわたって語った証言をもとにした連載(全7回予定)がスタートしました。
初回は、製鉄所内で食事係を担っていた女性が過ごした66日間の回顧から。
asahi.com/articles/ASQ5S…
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東部ドンバス地方の戦況をビジュアル化したNYTの記事。鉄道やドネツ川の地理的な重要性もわかりやすい。
ロシア軍はスラビャンスクを制して一気にドンバスを包囲する狙い(左図)が進まず、より小規模なセベロドネツク包囲(右図)に動いている。ドンバス全域の支配は遠い。
nytimes.com/interactive/20…