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続)ミリー統合参謀本部議長の発言
・ウクライナ軍に1日に100人の死者が出ているという報道がある。米軍の概算とも合致する
・彼らは国の存亡を賭けて戦っている。犠牲に耐えられる限度は、賭けているものの大きさに比例する。自国の存続を賭け、指導力と兵器があるうちは、戦い続けることが可能だろう
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続)ミリー統合参謀本部議長の発言
・戦争は数では決まらない。ロシア軍は民間人も標的にして大規模攻撃をしているが、必ずしも軍事的な効果は上がっていない
・一方、ウクライナ軍の方が砲撃の技術は上で、攻撃は効率的。ロシア軍は装甲戦力の20~30%を失っている
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米国が新たに10億ドルの軍事支援を発表
・対艦ミサイル「ハープーン」発射装置:2基
・155mm榴弾砲:18門
・155mm砲弾:3万6000発
・高機動ロケット砲システム(HIMARS)用の弾薬:数量不明
【※従来の兵器提供の大半は米軍在庫から出していたが、ハープーンは新規調達】
defense.gov/News/Releases/…
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ウクライナ軍が求める兵器は足りているのか?
ポドリャク大統領府顧問は、戦争を終わらせるためには「榴弾砲1000門、戦車500両…」などが必要だと訴える。
現状はこの数字には遠く届いていない。
ft.com/content/3fab08…
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続)オースティン米国防長官は、ウクライナ側の要望に理解を示す。
「私は多くの戦闘を経験したが、戦時下では充足することはあり得ない。常にもっと欲しいものだ。ウクライナ人の気持ちはよく分かるし、必要とされるものを入手するために努力していく」
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米国の駐ロシア大使を務めたマクフォール教授へのインタビュー。「プーチン氏に優しく話しかければ、彼が行動を変えてくれるという考えは、信じられないほど甘い」というのが同氏の立場。
「交渉に持ち込みたいのであれば、戦場での彼の軍事的な前進を止めることが重要です」
asahi.com/articles/ASQ6N…
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続)オバマ政権で、米ロ関係「リセット」に失敗した実感もこもった言葉。
「プーチン氏の行動を変えようとか、我々の制度に取り込もうとか、そんな幻想を抱いてはいけません。ゴルバチョフ氏やエリツィン氏、メドベージェフ氏のような歴代大統領に通用したモデルは、プーチン氏には通用しないのです」
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ウクライナ軍がセベロドネツクから撤退へ。
ハイダイ知事は、破壊された陣地を守ることは「意味をなさない」と発言。退却し、新たな陣地で立て直しを図ることに。2カ月近くかけた消耗戦の末、ロシア軍が一歩前進。焦点は、ルハンスク州で最後に残されたリシチャンスクに。
nytimes.com/live/2022/06/2…
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米国防総省の戦況分析
【セベロドネツク撤退】
・ウクライナ軍は戦術的な撤退。より防衛しやすい陣地をとった
・これまで長期間にわたり、ロシア軍を狭い地域に釘付けにできた
・ロシア軍は非常に小さな成果のために、大きな代償を支払うことになった
・今後もロシアによる兵士動員には制約がある
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米高官、ウクライナ軍撤退認める 「ロシア軍は小さな成果に大損失」:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ6T… #ウクライナ情勢
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続)ロシア目線から、駒木記者(@akomaki)の指摘。
【視点】ロシア軍が挙げた成果と損失が見合っていないというのは、欧米基準での判断だということに注意が必要でしょう。ロシアにおけ... asahi.com/articles/ASQ6T…
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ドイツ南部エルマウで、主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開幕。
ウクライナ支援に向けては、各国でインフレの直撃を受けた「支援疲れ」の懸念が出始めている。米国内でも中間選挙に向け、ウクライナより「アメリカ・ファースト」と主張する声が聞こえてくる。
asahi.com/articles/ASQ6V…
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続)このタイミングでの電話会談は、北欧2カ国の要望を受けてのセッティングだった。そして同日午後、トルコは北欧2カ国の加盟を認める覚書にサインした。
なお、合意内容もバイデン氏が直前にチェックして「ゴーサイン」を出したという。
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スウェーデンとフィンランドのNATO加盟に、トルコが合意した。急展開の裏でバイデン大統領が果たした役割を、米高官が明かした。
28日午前、バイデン氏はエルドアン氏と電話。翌日に米トルコ首脳会談を実施して重要な問題を協議したいなら、その前にNATO加盟問題を決着させる必要があると伝えた模様。
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続)米国が果たした役割について、米政府は意識的に目立たせないようにしてきたと明かす。
米国が交渉の当事者になり、トルコから要求を突きつけられる事態を避けるためだったと。そして、ここぞの場面に絞って「バイデンの電話」というカードを切ったのだという。
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続)以上、あくまで米当局視点での舞台裏。
いずれにせよ、明日から本格スタートするNATOサミットの舞台で、バイデン氏は「NATOの結束」を強くアピールできる展開となった。
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続)エルドアン氏を動かすにあたり、米国が何かを差し出したのか。高官の答えは「ノー」。
F-16戦闘機のトルコへの売却問題なども取りざたされるが、今回の合意において、米国が直接トルコに譲歩することはなかったという。
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スウェーデンとフィンランド、NATO加盟の見通し トルコが同意:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ6Y… #ウクライナ情勢
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3月のキーウ攻防戦を戦った兵士10人ほどに取材。当初はかなり厳しい状況で戦っていた様子が窺える。
北西部モシュンで戦った歩兵たち。ドローンや通信妨害を駆使するロシア軍を前に、通信手段を失い、砲撃で狙い撃ちにされた。数でも質でも数倍の戦力差があり、大損害を被ったと。
撮影:@HosokawaTaku
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続)キーウ西部リチャンカの領土防衛軍。
この塹壕が完成したのは、ロシア軍が撤退し始めた3月末だったという。結局、それまではコンクリブロックの陰に隠れて砲弾を凌いでいた。キーウ近郊には侵攻から数日でロシア軍が到達。準備は間に合っていなかった。
撮影:@HosokawaTaku
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続)キーウ北西部オゼーラの女性。
ロシア軍に支配された村で、敵の軍用車両の位置を密かにウクライナ軍に報告。その後、実際に砲撃で損害を与えたという。
民間人による標的情報の提供は「総力戦」の象徴だが、通信がロシア軍に見つかれば殺されるリスクもあった。
撮影:@HosokawaTaku