米国防総省の戦況分析1 【概況】 ・ロシア軍は東部の一部を除いて前進がみられないが、各地で激しい戦いが続く ・都市部に対して遠距離からの攻撃が強まる。民間被害も増加 ・黒海のオデッサ沖には6隻ほどの艦船があり、うち2隻は揚陸艦。上陸が差し迫っている兆候はない ・制空権争いに変化なし
続)「(S300を)提供する意向はある。ただスロバキアが持つ防空システムはS300のみ。適切な代替品を確保する状況が必要になる」 これに対し、オースティン米国防長官は「いま発表できることはない。米国だけでなくNATOの問題でもある」と明確な態度は示さず。
米スロバキア国防相の共同会見が終了。スロバキア国防相は、S300防空システムなどをウクライナに提供する意向を表明。 「S300やMiG29戦闘機について(提供した場合の)埋め合わせについて議論した。もしMiG29を(自国で)使わないと決断すれば、F16戦闘機を(米国などから)受け取る必要がある」…
こちらは、チェルニヒウから北東に15キロほど離れた郊外に配備された自走砲や多連装ロケット砲。3月16日撮影。 image:@Maxar
ロシア軍に包囲されて数日が経つ、キエフ北部の都市チェルニヒウ。地上軍は「停滞」していると言われるが、実際には郊外からの砲爆撃により市街地は破壊されつづけている。3月16日撮影。 image:@Maxar
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・司令官の死亡も含め、ロシア軍は人的被害の補塡が難しくなっている ・南オセチアやアルメニアから部隊を送る動き。近くタジキスタンからも ・キエフ北西部での攻撃は失敗。近いうちにキエフを包囲する戦力はない ・マリウポリへの包囲は狭まり、戦争犯罪が続く twitter.com/TheStudyofWar/…
地元当局によると、マリウポリで避難所となっていた劇場が空爆を受けて大破した。劇場には当時数百人の市民がいたが、付近で銃撃が続き、死傷者などの確認ができない状態という。 以下は、2日前(3/14)に撮影された劇場。建物の前後の地面にロシア語で「子どもたち」と書かれていた。 image:@Maxar
米国防総省の戦況分析4 【米国からの支援】 ・3.5億ドル分の支援はほぼ完了し、次の2億ドル分に移る ・提供するドローン100基には攻撃用も含まれる ・ウクライナ軍が求める兵器(主にソ連製か)を持っている国と活発に協議中。兵器を提供する余裕があるかなど各国の事情がある。最後はその国の判断
米国防総省の戦況分析3 【ロシア軍の態勢】 ・損失を補うため国内外から増援を検討。実際の移動は確認できず ・外国人部隊は数千人を募集。ウクライナ入りの情報はなし ・ロシア軍が持つ大隊戦術群(BTG)の75%をウクライナに投入済み ・投入した戦力の大半を維持。いつまで戦力が続くか予測は難しい
米国防総省の戦況分析2 【南部情勢】 ・マリウポリでは激しい包囲攻撃が続く ・ミコライウに向かうロシア軍は郊外にとどまる ・オデッサ。黒海北部でロシア海軍の活動が目立つ。オデッサ周辺地区へのミサイル攻撃も。上陸作戦の予兆かどうかは不明。地上軍進軍の支援である可能性も
米国防総省の戦況分析1 【全体、北部情勢】 ・全体として進軍は滞っている ・キエフ周辺では住宅地への攻撃続く。地上部隊の前進はなし ・北部のチェルニヒウは孤立。制圧はされず ・ハリコフでも強い抵抗続く ・東部ドンバスではウクライナ軍を孤立させ、キエフ方面の防衛に回れないようにする動きも
■米国が実施・表明したウクライナへの軍事支援 昨年:6.5億ドル(770億円) 2月25日:3.5億ドル(410億円) 3月12日:2億ドル(230億円) 3月16日:8億ドル(940億円) バイデン政権発足後:総額20億ドル(2300億円) whitehouse.gov/briefing-room/…
■新たな8億ドル支援の内訳 ・対空ミサイル「スティンガー」×800 ・対戦車ミサイル「ジャベリン」×2000 ・軽量対戦車兵器×1000 ・AT-4対戦車兵器×6000 ・戦術無人機(ドローン)×100 ・グレネードランチャー×100 ・ライフル×5000 ・ピストル×1000 ・マシンガン×400 ・ショットガン×400 ・弾丸×2000万
旧ソ連製の地対空ミサイルS300をスロバキアからウクライナに提供する案が合意に近づいているという。 MIG29戦闘機の時と同じような「三角取引」となる見通し。S300の穴埋めとして、米国からスロバキアに地対空ミサイル「パトリオット」を送る案が濃厚。今回は成立するか。 cnn.com/2022/03/16/eur…
なお、オースティン米国防長官は17日にスロバキア入りする。同省高官はS300提供案について、「明日の議論のトピックになる。スロバキアが防空兵器を提供することは歓迎だ」と前向きなコメント。
…「私はもうすぐ45歳になる。100人を超える子供たちの心臓が鼓動を止めた時、私の年齢も止まりました。その死を止められなければ、生きる意味を感じられません」 「バイデン大統領、あなたには世界のリーダーになって欲しい。それは平和のリーダーになることを意味します」
…「”I have a dream”。この言葉はご存知でしょう。”I have a need”。いま私は上空を守らなければなりません。あなた方による援助の決断が必要です」
…「無実の人々が空から攻撃され、止めることができなかった。我が国もいま、同じことを経験しています。いままさに毎日、毎晩。もう3週間となります」
米議会でのゼレンスキー演説、16分あまりで終了。やはり米国に向けて練られたスピーチになっていた。 「1941年12月7日の恐ろしい朝、パールハーバーを思い出してください。2001年9月11日、街が戦場に変わったことを思い出してください…」
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・キエフ北西部で散発的な攻撃があったが、これを超える作戦は今後1週間はできないだろう ・目下の焦点はマリウポリ。東西から包囲して住宅地への砲爆撃が続き、制圧か降伏は不可避か ・マリウポリを守るウクライナ軍の弾薬や水の備蓄が想定以上なら、長引く可能性も twitter.com/TheStudyofWar/…
ロシア地上軍の進展「全くない」キエフ郊外から砲撃続く 米国防総省:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ3J… #ウクライナ情勢
英国防省の戦況分析 ・ロシアは失った人員を補うため、兵力追加を急ぐ。ウクライナの抵抗を前に攻撃作戦に苦戦しており、さらに損失が続けば、占拠地域の保持もままならない ・ロシアは東部軍管区、太平洋艦隊、アルメニアなど遠方から部隊を再配置している。民間軍事会社やシリア人傭兵などの利用も twitter.com/DefenceHQ/stat…
米国防総省の戦況分析3 ・ミサイル発射は計950発以上に ・両軍ともに戦闘力の約90%を維持 ・ロシア国内から人員・装備を追加する動きはなし。ただ、ロシアが増援を検討していると考えるに足る理由がある ・欧米からの軍事支援は継続中
米国防総省の戦況分析2 ・マリウポリ:孤立し、激しい砲爆撃を受ける ・ハリコフ:郊外でウクライナの抵抗続く ・オデッサ:黒海北部で戦車揚陸艦(LST)の活動がみられるが、差し迫った水陸両用作戦の動きはなし ・ウクライナ西部:新たな攻撃はなし
米国防総省の戦況分析1 ・地上軍の前進はほぼなし ・キエフでは長距離の砲爆撃が増加。住宅地を含む民間被害が増える ・キエフ周辺で主要部隊の前進みられず。北西は中心部まで15~20キロ、東は20~30キロ地点にとどまる ・キエフ北部のチェルニヒウは孤立が続き、ウクライナ軍が補給路の確保に努める