米国防総省の戦況分析4 【ロシア軍将官の死亡】 ・ロシアは1人が死亡、ウクライナは6人を殺害したと主張。米国として確認できず ・ロシア軍は組織上、米軍と違って下士官級に現場の判断を任せる構造になっていない ・指揮統制上の問題もみられる。ロシア軍は機密性のない通信手段を多く使っている
米国防総省の戦況分析5 【ロシア軍の戦力】 ・戦力補充を検討中だが、実際の動きはまだ ・ロシア軍全体の大隊戦術群(BTG)の75%、空軍戦力(戦闘機、ヘリ)の60%をウクライナに投入済み ・損害が出ているが、戦力の90%弱は維持 ・弾道ミサイルの大半、空中発射巡航ミサイルも半数以上が残っている
米国防総省の戦況分析2 【侵攻26日間の総括】 ・制圧はメリトポリ、ベルジャンシク、ヘルソンのみ ・人口密集地の制圧という目的は達成されず ・都市部に向けた長距離攻撃を強化。無誘導弾による攻撃で、民間被害が拡大 ・都市攻撃でウクライナ側の士気低下を狙ったが、逆に士気を高める結果に
米国防総省の戦況分析3 【極超音速ミサイル】 ・発射の有無は否定も確認もできない ・もし本当なら、あの距離で建物を破壊するために、なぜ極超音速ミサイルを撃つ必要があったのか疑問だ ・精密誘導兵器の不足か、交渉を有利に進めるためのメッセージか ・軍事的には、極超音速を使う実用性はない
米国防総省の戦況分析1 【現状】 ・戦況に大きな変化なし ・ロシア軍は停滞しているが、勢いを得る機会を探っている ・侵攻開始以来、発射したミサイルは1100発以上 ・黒海北部で十数隻の艦船が活動。オデッサ近郊への砲撃も。ただ上陸作戦が近いという兆候はみられない
続)ISWの戦況リポート ・マリウポリを制圧しても、戦況を劇的に変えるほどの戦力を他の戦線には回せない ・早期のキエフ包囲も断念した模様。現状の陣地を固める動きに入った ・数週間~数カ月の膠着状態に入るだろう。市民への爆撃を続けるが状況は打開できず、泥沼化して犠牲が増える可能性がある
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・この戦争におけるロシア軍の初期の作戦は失敗に終わったと評価する ・キエフやハリコフなど主要都市を制圧し、政権交代を図るのは極めて困難に。長期的に中断し、新たな作戦に向けて立て直すほかない ・まだ小規模な増援を投入し続けているが、失敗するだろう… twitter.com/TheStudyofWar/…
こうした描写が淡々と続く。 記事は包囲作戦について、市街戦を避けてロシア軍の犠牲を減らす一方、飢餓と暴力によって住民を壊滅させるものだと解説する。プーチンはこの戦術を、チェチェンのグロズヌイやシリアのアレッポを廃墟にすることで洗練させてきた、と。
"6歳に満たない女の子が砲撃を受け、血まみれで搬送されてきた。…医師は彼女に酸素を送り込みながら、記者のカメラを真っ直ぐ見て言った。「これをプーチンに見せてやれ」と。医師たちは、彼女を救うことはできなかった"
"電気も水もほぼなく、住民たちは雪を溶かして飲んでいる。わずかな電気と水のある場所なら生き延びられるかと思ったのか、新生児を病院に置いていく両親もいる。人々は家具の切れ端を燃やし、凍える寒さの中で手を温め、わずかな食料を調理している"
"子どもたちの遺体は、郊外にある集団墓地に積み上げられていた。…作業員たちは遺体をできるだけ早く放り投げる。外に出ている時間が短ければ短いほど、彼らが命を落とす可能性が減るためだ"
ロシア軍に包囲されたマリウポリに、国際メディアとして唯一残ったAP通信の2人の記者によるルポルタージュ。おそらくこの戦争を通じて、最も壮絶な記事ではないだろうか。ぜひ一読を。 apnews.com/article/russia…
続)マッケンジー司令官は、米軍とロシア軍の違いも指摘した。それは中間管理職、つまり「下士官クラスの能力」だという。現場でリーダーが自主的に作戦を遂行し、兵士の寝食も確保する。その能力が米軍の長所であり、ロシア軍には欠けている。それが小部隊の有効性に大きく影響する、と。
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・ロシア軍で士気低下が深刻化。派兵を避けるために自傷行為が増加との報告も ・補給の問題も続き、誘導兵器が不足 ・ウクライナ軍はミコライウで反撃に成功 ・南部のロシア軍は勢力が分散し、近日中のオデッサ侵攻は難しい ・マリウポリでは包囲が徐々に狭まる twitter.com/TheStudyofWar/…
米中央軍のマッケンジー司令官が退任前会見でアフガン撤退を語る。兵士の士気の重要性は、ウクライナ侵攻にも通じるテーマ。 「アフガン軍にはタリバンと戦う意志が生まれなかった。私はそれをまだ消化しきれていない。組織にどう闘争心を植え付けるか。今後も考え続けたい」 defense.gov/News/Transcrip…
ロシア軍「足止め状態続く」、ウクライナ軍が激しい抵抗 米国防総省:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ3M… #ウクライナ情勢
ウクライナ政府のSNS活用の裏に、過去の教訓があったという証言。 「14年のころ、我々は情報発信の面でロシア側にやられっぱなしだった。あのときから我々も相当勉強した」と保安庁幹部。…当時のウクライナは発信力が弱く、ロシア側の言い分を否定するだけの対応が主だった。 asahi.com/articles/ASQ3L…
米国防総省の戦況分析3 【その他】 ・制空権争いは継続 ・ロシア軍のミサイル発射は計1080発を超えた ・海軍の動きはなし ・ロシア軍は依然として戦力の90%を維持
米国防総省の戦況分析2 【南部・西部情勢】 ・ミコライウ:ロシア軍は北東郊外にとどまる ・マリウポリ:孤立が続く。北・東方向から激しく爆撃。ウクライナ軍は都市部を防衛 ・リビウ:空港付近にミサイル攻撃。ミサイルの種類、発射地点や被害状況などは確認中
米国防総省の戦況分析1 【キエフ、北東部情勢】 ・ロシア軍は各地で足止めされている ・キエフ北・北西方向からは前進なし(15キロ地点) ・キエフ東方向からも30キロ地点にとどまり、激しい抵抗に遭う ・チェルニヒウ:包囲され、ウクライナ軍による防衛続く ・ハリコフ:ロシア地上軍の前進みられず
ロシア軍のミサイル発射、計1千発超に 都市部への遠距離攻撃加速か:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ3L… #ウクライナ情勢
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・全体ではロシア軍の目立った進軍はなく、キエフ北西部ではウクライナ軍も反撃 ・ロシア軍はハリコフ周辺で大きな犠牲を出す ・マリウポリでは包囲網を狭め、住宅地に攻撃を強めている【詳細マップ追加】 ・ロシア軍は精密誘導の巡航ミサイルを使い果たした可能性も twitter.com/TheStudyofWar/…
米国防総省の戦況分析4 【開戦3週間】 ・ロシア軍は補給の問題を乗り越えようとしているが、まだ苦している ・事前計画に問題があったことに加え、想定外の抵抗を受けていることが理由 ・ロシア軍は人員の補充を含む増援も検討している ・3週間経ち、多正面で停滞する状況はロシアにとって想定外
米国防総省の戦況分析3 【軍事支援】 ・遠距離攻撃に対しては、米国が支援を決めたドローンも有効となる。できる限り早く届ける ・射程距離の長い防空システムをウクライナに提供する可能性について、同盟国と協議している。個別の合意はまだない
米国防総省の戦況分析2 【長距離攻撃】 ・侵攻開始以来のミサイル発射は1000発以上に ・キエフ周辺では後方から砲撃部隊が前線に移動。首都攻略に向けて砲撃を強めるとみられる ・無誘導爆弾に頼る傾向が強まる。精密誘導弾が不足しているのか、節約しているのかは不明