米国防総省の戦況分析6 【ロシア軍のミサイル】 ・精密誘導弾の在庫は減っているが、深刻ではない ・最も少ないのは空中発射巡航ミサイルだが、まだ50%以上ある ・巡航ミサイルの発射・命中失敗を複数確認 ・精密誘導弾の失敗率は20~60% ・無誘導弾の使用は在庫問題より、手段を選んでいないため
米国防総省の戦況分析5 【航空戦】 ・航空優勢をめぐる争い続く ・空爆はキエフ、チェルニヒウ、ドンバスの3カ所に集中している ・ロシア空軍の出撃回数は増えて1日300回ほどに
米国防総省の戦況分析4 【南部情勢】 ・マリウポリでは激戦が続く ・ヘルソンはロシアが制圧したが、反撃の動き。奪還されれば、オデッサ侵攻が困難に ・ミコライウは防衛を固め、ロシア軍は市外に ・オデッサ上陸の兆候なし。黒海には22隻のロシア軍艦(15隻は水上戦闘艦、残りの多くは揚陸艦)
米国防総省の戦況分析2 【キエフ情勢】 ・地上部隊の前進なし。空爆や長距離攻撃が続く ・地上戦闘の意志はなく、守備を固めている ・西部マカリフはウクライナが支配下に ・北部チェルニヒウでは徐々にウクライナ軍が反撃 ・北西方面のブチャとイルピンで、ロシア軍を追い出すための激しい戦闘
米国防総省の戦況分析3 【ロシア艦船沈没】 ・ベルジャンスクでは停泊して補給作業にあたっていたロシアの戦車揚陸艦(LST)をウクライナ軍が攻撃、破壊した ・マリウポリ攻略が進まず、補給作業をしていたとみられる ・攻撃手法については作戦保全のため言えず ・乗船人数や犠牲者数は不明
米国防総省の戦況分析1 【ドンバス情勢】 ・ロシア国防省高官は「ドンバスを優先させる」と表明した ・これが戦略目標の変更とみるかは明言できない ・交渉材料にするため、多くの戦果を確保する狙いか ・東部のウクライナ軍を孤立させる狙いも ・ウクライナ側はドンバスを諦めず、激しく戦っている
ロシア軍幹部のセルゲイ・ルドスコイ氏は今後は「東部ドンバス地方の解放に集中する」と表明。「作戦の第1段階はほぼ達成した」として、これによりウクライナ軍は大幅に戦力を落としたと説明している。 苦戦を受けた、事実上の下方修正だとみられる。 wsj.com/livecoverage/r…
ロシアがウクライナ侵攻を始めて1カ月。現状を視覚的にわかるインフォグラフィックスにまとめています。 asahi.com/articles/ASQ3R… via @asahi_designbu
米政府の試算では、ロシア中央銀行の準備資産の20%にあたる1千億~1400億ドル(12兆~17兆円)相当は金が占める。ロシアによる軍資金の調達を阻むため、G7はロシアが金を換金する取引の制限に向けて調整することで合意した。
異例の連続サミットが終了。何が決まったのか。ウクライナの要望に応えきれない部分はどこか。主なポイントをまとめました。 asahi.com/articles/ASQ3T…
ゼレンスキー大統領、EU向けのスピーチでは全27加盟国に1カ国ずつ言及。 リトアニアなど協力的な国々から始まり、ドイツは後回し。オランダあたりから言葉を濁し、ハンガリーにはオルバン首相を名指しして支援を迫る。 最後はドイツに向けて「重要な瞬間に共にいてくれると信じています」。
2月23日以降のロシア軍の侵攻をタイムラプスで。3月に入って停滞し始め、ウクライナ軍の反撃を示す青いエリアも少し見えるように。 出典: 戦争研究所(ISW)
続)米国の国家安全保障戦略の大きな失敗であり、私もそれに加担しています。…ロシアの脅威を見逃していました。米国の戦略的文化は、ロシアを格下げし、中国を国家安全保障上の脅威として格上げすることでした。…これは「戦略的近視」と言って、目の前にある脅威が見えていない状態を意味します。
続)08年にはジョージアを侵攻。だが米国は、何の反応も見せなかった。14年にはクリミア半島を併合、やはり米国の反応は非常に弱かった。…だからプーチン氏は「このまま全部やってしまおう」と思ったわけです。プーチン氏は非合理だと言われますが、私は非常に合理的な流れだと思っています。
続)ロシアは衰退しつつある国でした。問題は、衰退しつつあるとはいえ、目標に向けて残されたわずかな手段を行使すれば、米国やNATOの安全保障を揺るがすことになるということ。この教訓をいま、我々は学んでいます。
続)「第3次世界大戦になるから、指一本動かせない」と思考停止に陥ってはいけません。実際には世界大戦のリスクと現状との間に、可能な選択肢が山ほどあるのです。リスクを最小限にしつつ、ウクライナが敗北するリスクも抑える方法を考えるべきです。
米政府高官としてオバマ政権時代の戦略立案に関わってきたバリー・パベル氏にインタビューしました。 「問題は、米国もNATOもエスカレートのリスクを懸念するあまり、プーチン氏に勝利を許すリスクを誰も考えていないことです」 asahi.com/articles/ASQ3S…
戦争研究所(ISW)の戦況リポート ・マリウポリではロシア軍が市内まで侵攻。地元当局は作戦調整のため市外に撤退 ・ウクライナ政府は、侵攻は「長期化段階に入った」と認定 ・ウクライナ軍はベルジャンスクに停泊するロシア揚陸艦1隻を沈没させ、もう1隻も損傷または沈没させた模様 twitter.com/thestudyofwar/…
続)”戦争が拡大、長期化すれば多くの犠牲が出ることは間違いありません。第2次大戦中の沖縄戦のようになるかもしれない。では、ロシアによるあからさまな侵略に屈してよいのかといえば、そんなはずもない。これは究極の選択で、私自身も正直そういう立場にならないと分かりません”
続)”ジャベリンによる戦車破壊の戦果や攻撃の画像、動画を公開することで、ウクライナが優勢に戦っている状況を示せています。ウクライナ国民を鼓舞させるだけでなく、善戦するウクライナに対してさらなる支援が得られるような流れをつくっているとも言えます”
続)”射程圏内まで近づこうとすれば、当然犠牲も増えます。ウクライナ側が発表していないだけで、射程圏内にたどり着けずに亡くなった兵士も多くいるはずです。「ジャベリンを担いで戦場に出ればうまくいく」という単純な話ではないのです”
続)“ウクライナ軍は小型のドローンを飛ばして偵察した上で、砲撃を加えているとみられます。ロシア軍の将軍に5人目の死者が出ましたが、これだけ将官に犠牲が出るということは戦線の奥までドローンが入り、司令部を見つけ出してロケット砲などで吹き飛ばすような攻撃をしている可能性があります”
弊紙でも久しぶりに人氏の解説。やはり読み応えがあります。 “ジャベリンは1発2千万円ほど…。ロシアは、戦車そのものが高価なうえに、それを動かす戦車兵を育て上げるには相当なコストと時間が必要。戦場のコストパフォーマンスでは、ジャベリンが圧倒的に有利な状況です” asahi.com/articles/ASQ3S…
今日もゼレンスキー氏の存在感が際立った。オンラインで会議をはしごし、工夫を凝らしたスピーチを披露。 NATOサミットでは「みなさんが持っている戦闘機の1%、戦車の1%を」と要求。 G7サミットでは「Group of Seven(G7)はGreat Seven of Peacekeepersになれる」と鼓舞。 asahi.com/articles/ASQ3T…