No.969 「パフューム ある人殺しの物語」(2006年) ★★★★ まごうことなき変態映画。 究極の香りを求めて殺人者になってしまった香水師の物語なのだが、常人には到底思いつかない戦慄のラスト30分が凄すぎる。あの展開は完全に想像を絶している。香りの魔力を具現化した映像表現も凄い。忘れじの怪作
No.1043 「アタックオブザキラートマト」(1978年) ☆ ある日突然、トマトが人々を襲い始めた...チープ極まりない酷すぎる演出が伝説となったカルト映画。トマトの襲撃シーンはカメラ脇からスタッフがトマトを投げているだけという凄まじさ。「B級映画」を超越して「Z級映画」と名高い歴史的クソ映画!
No.1051 「輪廻」(2005年) ★★★★ 清水崇監督の恐怖映画。この作品は本当にガチで怖い。山奥のホテルで大量殺人が起こる。35年後、その場所で映画が作られることとなったが...8mmフィルムを介して襲いかかる怪現象。優香の演技は本当に狂ってしまったのではと恐ろしくなる凄まじさ。Jホラーの傑作。
【映画トリビア】 三池崇史監督のホラー映画「オーディション」はあまりにも怖すぎたため、ロッテルダム国際映画祭の上映では記録的な人数の途中退出者を出し、終了後一人の女性客が三池監督に「悪魔!」と詰め寄る一幕まであった。
No.1101 「BLACK ROOM」(2001年) ★★★★★ 世にも奇妙な物語、木村拓哉主演の伝説的作品。 圧倒的なシュールさでボケ倒すというコメディを、おそらく日本で初めてメジャーでやった記念碑的傑作。当時は新しすぎて何が起こっているのかと未知の爆笑を体験した。樹木さん志賀さんのボケ夫婦も最高!
No.1106 「クローバーフィールド」(2008年) ★★★★ まさかのPOV×怪獣映画。 想像だにしない大胆な手法で劇場に来た当時の観客の度肝を抜いた一本。逃げ惑うカメラが我々とシンクロし、壮絶な恐怖が描かれる。まさに全編がジェットコースター。パニックホラーの新たな可能性を示した傑作!
No.1111 「パラサイト」(1998年) ★★★★☆ R・ロドリゲス監督による青春SFアクションホラー!驚異的な豪華キャスト、恐怖映画の王道でありながらヒネリのあるストーリーなど、テンポの良い演出で最後まで突っ走る一本。宇宙人に乗っ取られているのは誰だ!?エンタメとして完成された大傑作!
No.1134 「ミザリー」(1990年) ★★★★★ この世の全てのサスペンス&ホラー好きに教えたい最高の恐怖映画。サイコなババアに監禁された作家の運命は...密室2人のガチンコ対決。戦慄のハンマーアタック!最高にコワ面白いスリラーの金字塔。ジェームズ・カーンさん、心よりご冥福をお祈りします。
No.1141 「レクイエムフォードリーム」(2000年) ★★★★★ 覚醒剤に溺れて破滅する人間たちの姿。その極限の恐怖と後味の悪さを味わえる唯一無二のスリラー映画。鬼才、D・アロノフスキーのすさまじい映像演出と、豪華俳優陣の壮絶な怪演が完全融合。薬物の恐ろしさを神業的な手法で表現した超傑作。
No.1147 「パプリカ」(2006年) ★★★★ 日本アニメ史上の裏ベスト的怪作。 侵食される夢、崩壊する精神、平沢進の異次元的な音楽!セリフも展開もこの上なく不可解だが、唯一無二のイマジネーションが観客を驚愕させまくる。世界に影響を与えた天才・今敏監督の紛れもない代表作。
No.1152 「サイコ・ゴアマン」(2020年) ★★★★☆ 地球にやってきた最悪最強の怪物を、手懐けられる宝石を手に入れた女の子。だが彼女の性格がとんでもなくて...というお話。口コミで大ヒットを記録した作品だが、もうべらぼうに面白い! B級作品の良さ全部入り!脳みそにされた男の子の扱いに爆笑。
No.1163 「隣人は静かに笑う」(1998年) ★★★★★ マジでこの世の全てのサスペンス映画好きに教えたいんだが、本作は映画史上最強レベルの驚愕のどんでん返しが起きる大傑作である。その凄さは「セブン」「ソウ」をも凌駕するレベル。全てのスリラー系映画好き、衝撃の結末映画好きに届け!
No.1168 「オーディション」(2000年) ★★★★ 三池崇史という才能が爆発した伝説の恐怖映画。海外では「マジ日本のホラーやべぇ」と極めて高い評価を受けた作品である。 【痛み】しか信じられないサイコ女の標的になった男の運命は...中盤以降の怒涛の恐怖。R18指定も納得のエグさ。まさに禁断の傑作
No.1174 「ウィッカーマン」(1973年) ★★★★ 映画史にその名を刻む怪作。行方不明者を追って孤島にやってきた警官が目にしたのは、島の人々の異常な生態だった...意味不明なミュージカル、卑猥発言を連発する子供、常識が通じない恐ろしさ、衝撃のラスト。狂気の世界観に震えるスーパーカルト映画。
#呪詛」 「#哭悲」 「#女神の継承」 この連続ブレイクの流れ、ホラーファン的に熱すぎる。
【映画トリビア】 1971年「ベニスに死す」で絶世の美少年として一世を風靡した男は、その約50年後の2019年「ミッドサマー」で崖から飛び降り、ハンマーで頭を潰された。
No.1179 「セブン」(1995年) ★★★★☆ D・フィンチャー渾身の一本。 これほど「映画を、観た...」と虚脱できる作品があるだろうか。全ての要素が最高品質。ホラーであり、アートであり、演技対決であり、最凶のどんでん返しスリラーである。忘れられぬラストの絶望感。猟奇サスペンスの金字塔。
#現在の子供たちにも観せるべき映画 「ミスト」 最後の最後まで諦めてはいけない
No.1182 「キャビン」(2011年) ★★★★☆ 奇跡の新感覚ホラー。 前半はベタなスプラッターと謎のラボのシーンバックで「何この映画?」という感じだが、後半のとんでもない展開に腰を抜かす。なんという天才的発想。なんという力技。未体験のクライマックスに興奮がぶち上がる、ネオホラーの大傑作!
No.1185 「女優霊」(1995年) ★★★★ 中田監督によるJホラーの先駆け的作品。映画の撮影中に出没する女幽霊の正体は...とにかくその出没シチュエーションがあり得ないほど怖い。怖すぎる。作品全体を取り巻く、映画撮影所独特のじめったい雰囲気も恐ろしい。感覚的に身の毛がよだつ傑作。
No.1187 「ブレアウィッチプロジェクト」(1999年) ★★★ 製作費800万円。 興行収入300億円。 POVという手法で革命を起こしたホラー映画。木にいっぱい吊るされた謎の人形。ひたすらぐるぐる同じ道を歩いていることに気づく主人公たち。意味不明なラストカット。背筋が凍る瞬間が幾つもある伝説の一本
No.1190 「PERFECT BLUE」(1998年) ★★★★ 「パプリカ」今敏の出世作となったサイコスリラー。アイドルから女優に転身した女の子がヌードを迫られ、プレッシャーと疑心暗鬼から精神崩壊してゆく。アニメという技法を最大限駆使して描かれる妄執と恐怖の表現が凄まじい。シナリオのヒネリも見事な傑作
No.1191 「手紙は覚えている」(2015年) ★★★★ 知る人ぞ知る傑作サスペンス映画。余命短い老人が、アウシュビッツで家族を殺された友人に頼まれ、当時のナチス兵を探し始める。極めてスリリングな作品であり、そのテーマの凄味と完成されたシナリオに絶句。超名優・Cプラマーの芝居が光る