Yuichi Hosoya 細谷雄一(@Yuichi_Hosoya)さんの人気ツイート(リツイート順)

なので今回のロシアの行動を放置すると、国際法や国際的規範に基づいた国際秩序が瓦解すると思う。そうなれば、「法の支配」ではなくて核兵器の数によって国際紛争が解決される時代へ。アメリカ、ロシア、中国がこれまで以上優位に立ち、日本の主張は悉く無視され主権と利益が侵害されるはず。
事前には、戦争の方々に加担することになるのでゼレンスキー大統領の国会演説を認めるべきではない、という批判が強くありました。結果として終わってみれば、むしろ戦争終結のため、あるいは戦争終結後の復興のために日本の力を貸してほしいという、平和と復興のための日本の役割を期待する演説。
この報道が正しいようであれば、私が懸念していたことが当たってしまうことになるのかも。やはり、マリウポリのウクライナ住民を遠方へ移送して、ロシア系住民を入植して、ロシア人の街にしてしまう。2014年のクリミア半島併合の際にこの都市を侵略した際は挫折したので、今回は作り替えるのか。 twitter.com/rockfish31/sta…
仮にこのままロシア軍優勢で戦争が継続し、欧米が軍事介入せずに実質的にウクライナが制圧されていった場合に、これから国際社会はプーチン政権のロシアとどのように「共存」可能なのだろう。不可能であれば、中長期的に国際社会はどうなるのだろう。考えるだけで、陰鬱になる。
現在の対立の本質とは、19世紀の権力政治と勢力圏分割の時代に戻そうとしているプーチンと、2度の世界大戦を経て戦争違法化と、集団安全保障と、国際人道法とが発展した21世紀の世界にいる自由民主主義諸国の間の対立の構図。ウクライナはその象徴。ロシアのウクライナ占領は、19世紀への回帰。
ゼレンスキー大統領の国会演説について。まず、「大統領」と「首相」の違いで、大統領は国家元首であり、政府首脳の首相とは異なり、国民を代表しています。ですので、日本で言えば天皇のお言葉を、外国の内閣が一定の制約をするということはありません。
たまたまTLを眺めていたら、偶然、病院を慰問するゼレンスキー大統領の画像と、戦争がうまくいかず情報部門で内部粛清をしたとするプーチン大統領に関する報道が並んで流れてきた。これを見たとき、ウクライナが勝利すると感じた。国民の生命を大切にする大統領と、恐怖で国民の心を支配する大統領。
言い換えれば、アメリカもロシアも中国も自らの圧倒的な数の核戦力に基づく軍事力で自国の主権や利益を守れるが、そうでない中小国はウクライナの例のように、自国の主権や利益を守れなくなる。そうなれば、世界中が核開発競争になる。そして平和国家の日本の主権と利益は蹂躙され続けるだろう。
ロシアが今日、ウクライナに対する侵略行為を停止すれば、その瞬間にウクライナ国民は、もはや戦争を継続する必要性はありません。戦争を終わらせたいのであれば、今すぐロシアが侵略を停止すればよい。ロシア軍は、ウクライナの主権的領土の中で戦闘を行なっている。それだけです。
マクフォール元駐露大使の興味深いツイート。戦争の原因を語るプーチン大統領の言葉の中には、一切NATO拡大は含まれていない。プーチン大統領自らが、NATO拡大を戦争の原因と語っていない中で、ロシアに「忖度」して、なぜ日本の一部有識者や政党は、NATO拡大をその原因と語るのか? twitter.com/McFaul/status/…
このロシア軍の蛮行という現実を見て、米国がすべての原因だという言説や、ロシアの善意に期待して交渉すべきだという言説や、すべてがウクライナの「ネオナチ」の仕業だという言説が、さすがに色褪せて見えるのでは。戦争はどちらも悪い、という言説も。良識がある人には。
まさにこれにつきます。日本では安全保障論、軍事研究、戦争研究が「悪」として避けられてきました。だが村野さんのようにそれに精通していなければ、現在目の前で行われている戦争の意味も、本質も、今後の展開も理解できないのではないか。それは戦後の日本の平和教育の最大の盲点であったのでは。 twitter.com/show_murano/st…
このようなNHKが用意した問題設定が深刻な問題なのは、あたかもロシアが「和平」を求めて、ウクライナが「戦争」を求めているかのようなロシア政府の印象操作に見事にのっていること。自らの家、街が破壊されて、家族が殺されているウクライナの人が和平を求めていないはずがない。 twitter.com/rockfish31/sta…
「ウクライナが全面降伏しなければ、停戦交渉などあり得ない」(ラブロフ外相)という言葉の通り、ロシアは「全面降伏」を停戦交渉の前提にしてきた。ウクライナに「停戦交渉」せよということは「降伏せよ」と同義。その前提条件をなくすため、生存と独立のための戦いをしている。
国連事務総長がここまで踏み込んで、安保理常任理事国を批判するのはめずらしい。おそらくは、今回のロシアの軍事行動で、国連が拠って立ってきた基盤そのものが根本から崩れ落ちるかもしれないという直感的な恐怖があるのかも知れない。そしてそれが実現した世界は、われわれにとって未知の世界だ。 twitter.com/asahi_kokusai/…
重要なことは、政府の政策が素晴らしかったということよりも、市民や社会のレベルで行動変容に従ったこと。だから、賞賛するのであればその対象は、政府ではなくて、じっと我慢をして感染拡大防止に努めてきた市民であるべき。ただしそれは政府の政策の大きな方向性が誤っていなかったということ。
なんと、ニューヨーク市議会の中で、日本の「三密」を英訳して、アメリカ国内で取り入れようという動きがあるという、興味深いニュース記事。海外のメディアで、日本のコロナ対策についての評価が変わりつつあるという報道です。
これもまた、「ロシアの言い分も考慮するべきだ」という意見が出てくるのでしょうか? twitter.com/shamilsh/statu…
もちろんより重大な問題として、常任理事国が拒否権を持ち、ロシアの妨害で国連安保理決議が採択されないこと。だからこそ、ゼレンスキー大統領は日本での演説で、国連改革の必要を解き、イギリス政府は国連安保理からのロシアの除外を求めている。現状の国際社会は完璧ではないが、法と規範も存在。
とても重要な論点です。こちらのイギリスのメディアでは「ロシアの侵略(Russian invasion)」という言葉がよく出てきますが(もちろんwarも)、日本語で「戦争」となると「どちらも悪い」となりがち。他方「侵略」であれば、「侵略した国も、侵略された国も、どちらも悪い」とはなりにくいですよね。 twitter.com/fukuda326/stat…
とはいえ、もちろん、国際法は「白と黒」で分かれているのではなく、多くのグレーゾーンがある。また、冷戦後の30年間で、アメリカが国際法や国際的な規範を踏み躙るような行動を幾度もこない、アメリカへの不信感や、国際法の信頼性が大きく後退したのも事実だと思う。その隙間をついたのがプーチン。
そして、もしもプーチン大統領が、日米同盟やクアッドがロシアの安全を脅かしているという理由で北海道へ軍事攻撃した場合には、「どちらが悪いともいえない、日本にも原因がある」というようにロシアの主張に理解を示して、「国外に逃げた方が良い」ということになるのでしょうか?
繰り返しになりますが、日本のコロナ対策は「世界最高」とは思いませんが、「世界最低」という根拠は、「アベノマスク」を一世帯に二つ配付したことが理由?どの国も、試行錯誤を繰り返し、いくつかの失敗も経験して、軌道修正しながら感染拡大を抑制している。日本も同様では?
「ロシアもウクライナも両方悪い」は不適切。細谷雄一教授の連続ツイートが「WEBで読める決定版と言える論考」と反響 huffingtonpost.jp/entry/ukraine-… #
ウクライナに早期降伏を勧めた方々は、ロシア占領後に何が起こるのかをもっと現実的に想像してほしい。この程度では到底すまないです。自国民の生命を守るために、抵抗せねばならないこともあります。 twitter.com/fukuda326/stat…