これは心配な傾向です。。先日の日本小児科学会の発表でも主に子どものコロナの合併症である多系統炎症性症候群の日本人の子供重症例が報告されており、予断の許さない状況です。まず大人が感染を防ぐ継続した努力と、ワクチンの普及を迅速に進めることが極めて重要です。 news.yahoo.co.jp/articles/5d3f2…
だからこそ現場で子供のコロナ診療をしている我々は、子供達も新型コロナの猛威からワクチンで守りたいと願っているのです。しかし厳格な治験を経ずに投与することは絶対に許されないため、アメリカでは国をあげて全力でかつ安全最優先で極めて慎重に臨床試験を行っています。
子どもは新型コロナで大人に比べて重症化「しにくい」ことを重症化「しない」と勘違いしている方がいますが、感染拡大を許した国では子ども達にも猛威をふるい、命を落とす子もいます。ブラジルでは1300人。我々の子供病院でも救えなかった子もいます、子供の命の現場にいない方にも伝わってほしい。 twitter.com/bbcnewsjapan/s…
繰り返しますが最終的な対象が下が6ヶ月までなんですけど、今は慎重に上の年齢から順々にモデルナ接種してて、現時点で2歳とかまだ接種してないんですね。この情報を知らなかった海外のデマ発信者が低年齢も接種してるはずだと思い込んで意図的に作ったストーリーなんでしょうね。以上で対応は終了です twitter.com/universalsoftw…
普段忙しくてコメントを見ることは殆どないですし、フィルターがかかり怪しいコメントは見えないのですが、偶然これは目に入り関係者なら一発で分かるウソだからびっくり。でも一般の方には見分けが難しいですよね。ツイッターは便利に情報を得やすいけど、その質と正確さの担保がされないと危ないです
このツイートについたコメントが余りに嘘なので注意。モデルナの子供の治験は6ヶ月から11歳でやる予定ですが、順々に年齢を下げていくため、まだ2歳など小さい乳幼児はまだ始まってもいません。なのに治験に参加した2歳児が死亡と嘘を書くなんて、悪意が丸見えです。皆さん本当にデマには気をつけて。 twitter.com/satoshikamidan…
モデルナ(mRNAワクチン)では3月22日までのデータ(6450万人接種後)を精査したところ、現時点では血栓症とワクチンの関連は認めていないとの発表。CDCの2月時点でのデータでも関連性の懸念はありませんでした。どちらにせよ、引き続き慎重に安全性モニタリングを続けていくことが極めて重要です。 twitter.com/moderna_tx/sta…
私自身、子供の感染症科医として重症コロナの子ども達を現場で治療にあたっていました。がんで抗がん剤治療中の子が罹って重症になるケースも多くありました。また、多系統炎症性症候群という心臓の機能障害などを起こす新しい病気をコロナは子ども達に起こし、アメリカで3000人以上の子供が苦しんでる
子どもはリスクが低いから大丈夫?それはあくまで大人や高齢者と比べての話で、すでにアメリカでは360人の子供たちがコロナで亡くなっており、これはインフルエンザによる子どもの年間死亡の倍以上です。子どもだってコロナになんて罹りたくないし、怖いって思ってる子もいるのです。
いま12歳未満の子供たちへのコロナワクチン(mRNA)の臨床試験の準備を進めていますが、多くの方がボランティアの事前登録をしてくださっていると聞き、本当にありがたく思っています。子供たちも守るワクチンへの関心の高さとmRNAワクチンへの信頼の高さゆえだと感じます。いち小児科医、頑張ります。
ファイザー社の発表に加えて、モデルナワクチンも6ヶ月後も抗体が持続することが分かりました!本研究グループの一員として極めて重要な研究に携わることができ光栄です。NEJMのSupplにフルメンバーを載せて頂いてます。次は一年後でも持続するか、引き続き研究を続けます🔬 nejm.org/doi/full/10.10…
CDCでの最新の更新では、mRNAワクチンを打てない項目から、ポリソルベートアレルギーは除外されました。よって、アメリカではこのアレルギーを持っている方も注意しつつですが打てるようになりました。そもそも念のための方針でしたし、状況は日々更新されていきます。cdc.gov/vaccines/covid…
ただし、ほむほむ先生@ped_allergyも記事でご指摘されているように、アメリカのボストンからのアナフィラキシーの報告(doi:10.1001/jama.2021.3976, 母数は少ないし1病院のみ)はこの国際基準に照らし合わせてみてもCDCの報告より多いため、引継ぎ注視する必要はあります。news.yahoo.co.jp/byline/horimuk…
この点は、副反応検討部会でも一部の委員から、もう少し精査(国際基準定義に照合してから)してから正しいデータを公表しなければ、「数字だけが一人歩きしていく」と懸念されておりました。本当にそのとおりだと感じます。
例えば、CDCの初期の報告では、こうした軽いアレルギー疑いの報告もすべて含めると175例であり、そこから国際基準(ブライトン分類)で精査してアナフィラキシーに該当する症例が21例であったと報告しています。やはり、ここまで報告してはじめて正確な情報であり意味をなすものだと思います。
厚労省の会議傍聴していますが、やはりアナフィラキシーのワクチン用の国際定義(ブライトン分類)に従うと、日本の初期報告は約3分の1に減ります(17例中の6例が真に該当)。つまり国際的にはアナフィラキシーに該当しない症例が2/3も含んで日本は報告しており、世界の数と単純比較はできないのです。
新型コロナワクチン後のくも膜下出血の事例についてヤフー記事を書きました。先日、厚生労働省の予防接種チームとも会議を行い、米国CDCでのくも膜下出血のデータについて議論しました。現時点でワクチンとの関連を疑うアラームはなく、ひとまず安心してよいと思います。news.yahoo.co.jp/byline/kamidan…
ワクチン接種後にクモ膜下出血による死亡例が報告されており、因果関係は調査中です。 知識の備えとして去年からずっと啓発してきた有害事象と副反応の違いを今一度、過去の個人ブログから転載・更新した記事をもとに振り返っていただけたらと思います。 news.yahoo.co.jp/byline/kamidan…
米国の予防接種会議に参加しましたが、妊婦への新型コロナワクチンについての最新のデータが発表されましたので解説しています。現時点で明るいデータです✨私の関わってる部署ではさらなる疫学調査・研究が計画されています。安全性モニタリングは予防接種政策の要です。 news.yahoo.co.jp/byline/kamidan…
J&Jワクチンの特記すべき点は変異ウイルスが流行(95%近い)している南アフリカでも試験を行なっていて、重症例を81%も防ぐことができており死亡例もゼロであったこと。 「コロナに罹っても重症になって死ななけさえすれば、きっと明日がある」 私はそう思い、それが防げるワクチンならこの上ないです
連日の感染症診療でFDAの会議には参加出来ませんでしたが、ついにJ&Jのワクチンが認可されました。こちらの臨床試験にも関わっていましたが、ボランティアさんが「え!?一回接種でいいの✨?」と嬉しそうにしてたのが印象的でした。重症や死亡を防ぐ効力は十分にあり、よい選択肢になりそうです👌
このたびYahoo Japanよりヤフーニュースの個人オーサーにお誘い頂きました。ヤフーニュースへの記事などを通じて、引き続き予防接種や小児医療についての情報を発信していきたいです。今後ともよろしくお願いいたします。 新型コロナワクチンはなぜ筋肉注射なのか?(紙谷聡) news.yahoo.co.jp/byline/kamidan…
政府が迅速に情報を公開しようとする姿勢は感服致します。しかし、こうした初期報告が調査後に訂正される事例は米国でも山ほどありますので、やはりCDCのようにプロが調査・評価したうえで、一定数まとめて報告する方が、国民は逐一振り回されずに済み、ワクチン情報への信頼へ繋がると思います。 twitter.com/kantei_vaccine…
忽那先生のファイザーワクチンの素晴らしいまとめです。オススメです!ちなみに「たとえ泣くほど痛くても接種します」とありますが、念のためこれは先生なりのジョークで、アメリカで接種した大人で実際に泣いた人は僕は見たことがないのでご安心ください😄 twitter.com/kutsunasatoshi…
みんなで1年間一生懸命に頑張って臨床試験をして安全と効果を確かめたワクチンをこんな風に大切に扱ってくださり、打った方々が感謝してくださるところをみると泣きそうになる。 最後の言葉もじーんときた。 「ワクチンを打つごとに、人に希望を与えながら」 twitter.com/bbcnewsjapan/s…