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本当にファンになってくれる人を集客する。プロスポーツにおいて、無料招待券という劇薬がまかれた土壌で芽を育てることは並大抵のことではない。目先の数を追うことで、失う未来が大きすぎる。そして招待券に慣れてしまったお客様は全体の雰囲気と質を下げてしまう傾向にある。
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多くの地域クラブが生まれ、裾野が広がり、日本サッカーにはチーム数が多すぎると言われているこの時代に、試されているのは、どの地域クラブが先にJリーグに到達するのかではなく、どのクラブが地域に熱狂をつくり、サッカークラブを超えた存在として地域に愛されるかだと思っています。
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子供をスタジアムに連れていって思うことは、子供たちは想像以上に試合を見ていない。でもサポーターの繰り出すチャントやコールには乗っている。彼らがスタジアムに作り出す一体感が子供たちにとって、スタジアムに足を運ぶ理由であり、選手同様にホームゲームを作っている存在だと思う。
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週末にJリーグがある。応援するチームがある。勝って喜び、負けて怒り、選手が怪我して哀しみ、スタジアムで皆で楽しむ。自分の感情の全てをぶつけることができるクラブがいる。これだけで人生は本当に豊かになる。好きなことを語れる人生は美しい。苦しいこともあるけど、それ以上に嬉しいことがある
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子供をスタジアムに連れていって思うことは、子供たちは想像以上に試合を見ていない。でもサポーターの繰り出すチャントやコールには乗っている。彼らがスタジアムに作り出す一体感が子供たちにとって、スタジアムに足を運ぶ理由であり、選手同様にホームゲームを作っている存在だと思う。
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「J1優勝するぞ!」とか「J1昇格するぞ!」と声高に叫んだ後、たまたま聞いていたサッカーのサの字も知らない地元のお爺さんに「それはどういう意味があるの?」と聞かれた時に答えられるかどうか。その答えがクラブ理念であり、目指すべき世界観であろう。これを伝えることができれば、迫力が桁違い。
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部下に「営業取ってこい」っていうのは簡単だけど、それって監督がFWに「シーズンで30点取れ!」って言ってるのと同じだなって気づいた。上司が監督と同じだとすると、やっぱり戦略を練って、勝たせ方を考えないといけない。ゴールを決めるのは、選手だけど、監督には監督の役割がある。
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本当にファンになってくれる人を集客する。プロスポーツにおいて、無料招待券という劇薬がまかれた土壌で芽を育てることは並大抵のことではない。目先の数を追うことで、失う未来が大きすぎると感じている。そして招待券に慣れてしまったお客様は全体の雰囲気と質を下げてしまう傾向にある。
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本日の株主総会をもって、社長を退任することになりました。自分にとって決して簡単な瞬間ではありません。
でも気づかせてくれたこともあります。
僕はサッカーが好きで、沖縄が好きで、FC琉球に人生をかけているということ。
ゼロからでも僕の新しい物語が始まります。すべてはFC琉球と共に。
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「周りの環境やチームメイトは一切関係ないです。全部自分にベクトルを向けてください。そうすれば、その気持ちを持って1日1日頑張れば、必ず道は拓けます。そして、周りが助けてくれます。」
この感覚をチームで一番上手い選手が持っていることで、チームの哲学に浸透していく。組織は上が引っ張る。
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昨日、三ツ沢で見た鹿島アントラーズのゴール裏はすごかった。昔、天皇杯で鹿島と筑波大学が試合したときに感じた地鳴りのような応援を思い出した。鹿島のファンはサッカーを見たいだけじゃなく、鹿島アントラーズそのものを見たいんだなと痛感した。
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今日嬉しかったこと。前回の試合でJチケ当日券をクレジットカード決済が出来ずに購入できなかったお爺さん。その日は帰ってもらうほかなかったけど、これが理由で嫌いになって欲しくなくて、クラブの想いとか色んな話をさせてもらった。そしたら、そのお爺さんが今日来てくれていた。嬉しかった。
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個人的な見解としては、招待券に慣れてしまったお客様は全体の雰囲気と質を下げてしまう傾向にあると考えている。「とりあえず来てほしい」という「とりあえず」の発想が実際にお金を払ってチケットを買ってくれる方への裏切りになり、些細な積み重ねがスタジアムの雰囲気にっ繋がっていく。
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やべっちFCとスパサカの終焉を見て、自分たちの育ってきた日本サッカーが変わっていくのを感じる。海外やアジアに目を向けるのは大事かもしれないけど、今こそ「日本人に愛されるJリーグ」を見つめ直さなければならない。