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親子で幸せになる親力10選
①子供の話を共感的に聞く
②子供のありのままを受け入れて楽しむ
③短所に目を瞑って長所を伸ばす
④子供の好きなことをたっぷりやらせる
⑤叱らなくても済むように合理的な工夫をする
⑥自分のストレス解消とメンタルヘルスに心がける
⑦イライラを子供にぶ
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子供には生まれつきの資質というものがあり、それを叱り続けてもよい芽は出ません。なので、そこには目を瞑り、先に好きなこと・得意なこと、つまり伸ばしやすいところから伸ばした方がよい循環が始まります。大事なのは苦手なことに目を瞑ってあげることです。それでないと、好き・得意も伸び悩みます
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「うちの子だらしがないから、先生からも叱ってください」と学校や塾の先生に頼む親。みんなで「叱るチーム」を作って、家と学校と塾で叱ったら、どんな子でも「自分はダメだ」と思い込みます。人生は思い込みで決まるので、「ほめるチーム」で子供がよい思い込みができるようにしてあげましょう。
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親が「子供の短所を直そう。今のうちにしつけよう」と思っていると、否定的な言葉が増え、子供が反発して悪循環が始まります。「この子と人間同士として付き合おう。親子で毎日笑って楽しく過ごそう。この子のユニークな長所を見つけよう」という気持ちでいれば良い親子関係ができ良い循環が始まります
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子供が悩みや愚痴を言ったとき、親がすぐ励ましたりアドバイスしたりしてしまうと子供は何も話せなくなります。まず共感的に聞いて、たくさん話させましょう。すると、状況がよくわかり、適切な対応も見えてきます。励ましやアドバイスが必要な場合も、たくさん話を聞いた後にしましょう。
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お茶の水女子大学名誉教授・内田伸子氏の調査によると、難関大学合格者の親が子供の幼児期に重視していたのは「思いきり遊ばせる」「遊びでは自発性を大事にする」「好きなことに集中して取り組ませる」など。調査の結論は、「好きな遊びで非認知能力が伸びたことが学力UPに直結した」ということ。
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今の子供は、自分がやりたいことをやれる時間が少な過ぎます。人間は自分がやりたいことをやっているときが一番幸せで、精神衛生にも頭を良くするにもこれ以上のものはありません。親が「やらせたいこと」はもっと減らして、子供が「やりたいこと」をやれる時間を増やしてあげてほしいと思います。
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学校から塾に直行し、やっと塾から帰ってきた子に、親が「次のテストの準備はできてるの?図書館の本は明後日までに返してよ。階段下の荷物はいつ片づけるの?」と速射砲で攻撃。疲れたところにこれではたまりません。今の子供は気持ちが休まる暇もない状態。常に走り続ける日本人。生き方改革が必要。
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過保護とは、子供が自分でできる状態なのに、そして自分でやりたいと思っているのに、親がやってしまうこと。過干渉とは、子供の気持ちを無視して親がやらせたいことをやらせること。どちらも子供のためになりません。自分で気づかないままそうなっている人が多いので、振り返ってみて欲しいと思います
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ますが、裏を返せば、枠内思考になりやすいのが、綺麗好きタイプでもあります。逆に、片づかないタイプの人を、見方を変えて捉えると、『既存の枠を超えた発想ができる人』でもあるのです」。同じことをミネソタ大学のヴォース教授も言っています。「整理整頓が苦手な人は創造力が高い傾向がある」。
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間違ったほめ方をして「ほめすぎの弊害」と思っている人が多い。親に都合よく行動させるためにほめる。わがままを言わせないためにほめる。もっとやらせるためにほめる。親の価値観に合うことだけほめる。結果がよいときだけほめる。誰かと比べてほめる。条件つきでほめる。これらのほめ方は要注意です
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物事をテキパキできる子は、親の指導がよかったからでも本人が特にがんばっているからでもありません。だらしがない子も、本人のせいでも親のせいでもありません。これらは全て生まれつきです。その証拠に同じ兄弟で同じように育てても全く違ってきます。なので、親は子供も自分も責めてはいけません。
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パパがママの話を聞くときは、結論を言うように促したり、否定したりするのはやめましょう。また、励ましやアドバイスをする場合は、いきなりするのではなく、たっぷり共感的に聞いてから、最後の最後にするようにしましょう。次の言葉は禁句です。「要するに何が言いたいの?」「結論は何?」「もっと
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「早くしないと間に合わないよ」より「7時に出るよ」の方が伝わります。「散らかしちゃダメ」より「ゴミを5個拾おう」。「こぼすな」より「ゆっくりでいいよ」。「ぐずぐずしない」より「3分でやろう」。子供には否定的かつ曖昧な言葉より、肯定的かつ明確な言葉の方が伝わります。
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子供の成長にとって自己肯定感ほど大切なものはありません。それは短所も含めて自分が自分であっていいんだと思えること。それは自分のダメな部分も受け入れて許せるということ。人と比べて徒に焦ることなくオリジナルペースで生きられるということ。そして、自分を肯定できる子は他者も肯定できます。
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子供を大切にというなら、育てている親も大切にしてほしいですよね。日本では、政治も行政も世間も、よく「子供は社会の宝」と言いますが、そのわりには子育て家庭や子育て世代を大切にしていません。
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子供は、何か失敗しても、あっけらかんとして無反省のように見えることがあります。そういう姿を見せられると、親や先生はきつい口調で責めてしまいがちです。でも、子供もけっこう自分なりに反省したり落ち込んだりしています。大人のように上手に「反省してます」という素振りができないだけです。
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幸せ体質の子にしてあげよう。「私は大切にされてる。愛されてる。私も皆が大好き」「私は存在していいんだ。ありのままの私でいいんだ」「私はけっこういい感じ。私はがんばれる。達成できる」「私は役立ってる。うれしいな」「毎日楽しい。あれもこれもやってみたい」と思えるようにしてあげよう。
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子供に「何のために勉強するの?」と聞かれると、親も先生も一生懸命考えて答えます。でも、実は本当に子供が言いたいのは「勉強がわからない。つまらない。わかりやすく教えて」「大人の要求が高すぎて無理。助けて」ということ。それに気づかず「○○のため」と答えても、子供のモヤモヤは消えません
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連休を乗り切る方法
▼子供のダラダラには目をつむる
▼家事も育児も完璧を目指さない
▼家事も育児も一人で抱え込まない
▼とにかく無理は禁物
▼子供と適度に離れる
▼自分のお楽しみ時間も確保する
▼自分のメンタルの安定に心がける
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マザー・テレサの言葉「人を思いやるゆとりを失うほどに、自分を忙しくしてはいけません」。私にも経験がありますが、ゆとりがないと自己中心的になり言葉もきつくなりますね。「忙」という字の通り忙しいと心が亡びます。主体的な働き方改革・生活改革・時間改革で本当に大切な時間を取り戻しましょう
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夫婦はお互い「自分の方が大変」と思っています。つまり、「自分はこんなにやっているのに、相手はそれほどやっていない」という気持ちです。でも、実は、相手もこちらの知らないところでけっこう苦労しているのです。なので、取りあえず責めるのはやめて許してあげましょう。それがよい循環の始まり
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親は「何回同じこと言わせるの!」と叱ります。が、同じ人が「今日からダイエットするぞ」「これから毎日腹筋やるぞ」など、自分自身には何回も同じことを言っています。それでも、なかなかできないのが人間。ですから、子供にも何回も言ってあげましょう。どうせなら明るく楽しく言ってあげましょう
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子供は毎日一生懸命生きていて、自分のペースでゆっくり成長しています。でも、ゆっくり過ぎて人間にはそれが見えません。大人である私たちもそうしてきたのです。誰も、他人が望むイメージに沿った成長はできません。なので、どの子も本人なりにがんばっている、ということを認めてあげてほしいです
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親も先生も、子供ができないことや苦手なことに目を瞑れる人であってほしいです。目を瞑れない人は、ガミガミ叱り続けて結局子供を傷つけることになります。目を瞑れる人なら、子供は毎日安らかな気持ちで楽しく幸せに過ごすことができます。子供時代において、これ以上大切なことがあるでしょうか?